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Arm、Raspberry Piの少数株を取得

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ArmがPiのスライスを欲しがっている

Arm Holdings plcは本日、Raspberry Piの新モデルRaspberry Pi 5と過去のRaspberry Pi製品を手がけるRaspberry Pi Ltd.に少数株主として戦略的投資を行ったことを発表した。

Armの少数株式は、ArmとRaspberry Piの長期的なパートナーシップを拡大するもので、Raspberry PiおよびRaspberry Pi Pico SoCのすべてにArmのCPUが搭載されている。

このパートナーシップは、Raspberry Piが販売されるずっと前、2008年に始まった。

2023年まで早送りすると、Raspberry Piのおかげでコーディング、科学、電子工学の第一歩を踏み出した学習者の世代がいます。

「ArmとRaspberry Piは、誰でも、どこでも、新しいIoTソリューションを学び、体験し、創造できるように、イノベーションへの障壁を低くすることで、すべての人がコンピューティングにアクセスできるようにするというビジョンを共有しています。」と、Armのモノのインターネット事業部門SVP兼GMであるポール・ウィリアムソンは述べています。

「エッジおよびエンドポイントでのAIアプリケーションの急速な成長により、Arm上で構築されたRaspberry Piのようなプラットフォームは、開発者がより迅速かつ容易にイノベーションを起こすことを可能にすることで、高性能IoTデバイスの世界的な普及を促進するために不可欠です。今回の戦略的投資は、開発者コミュニティに対する当社の継続的なコミットメントと、ラズベリーパイとのパートナーシップをさらに証明するものです。」

「アーム社のテクノロジーは、我々が開発するプラットフォームにとって常に中心的な存在であり、今回の投資は、我々の長年のパートナーシップにおける重要なマイルストーンとなります。」とRaspberry PiのCEOであるEben Upton氏は述べています。

「私たちは、学生や熱狂的なファンから、商用IoTシステムを大規模に展開するプロの開発者まで、あらゆる人の参入障壁を取り除き続けています。」

シングルボードコンピューターのラズベリー・パイシリーズは、700MHzで動作するシングルコアArm CPUを搭載した2012年発売の初期ボード以来、パワーを増している。

最近のRaspberry Pi 5は、2.4GHzで動作するArm Cortex-A76 64ビットCPUを搭載しており、Raspberry Pi 4の約2~3倍の性能を発揮している。

ArmがRaspberry Pi Ltdに少数株主として出資していることも、将来のRaspberry PiにArm製CPUを搭載し続けるという確固としたコミットメントを示している。

9ドルから数百ドルのデバイスに搭載されるRISC-V CPUの台頭により、当分の間、RISC-VベースのRaspberry Piを目にすることはないだろう。

ソース:Tom’s Hardware – Arm Acquires Minority Stake in Raspberry Pi

 

 

 

解説:

Armがシングルボードコンピューターを開発・販売しているRaspberry Pi社の株を少数取得したとのこと。

Raspberry Piは世界中のホビイストにシングルボードコンピューターと言うものを普及させた立役者と言ってもよいと思います。

自作erの世界ではATX/MicroATX/Mini-ITXなどから派生する規格品を使ってWindowsが実行できるPCを組み立てることがイコール自作とされています。

自作は有用な特殊なスキルだと誤解している人が沢山いますが、このような狭い定義が「自作PC」ならばあまり役に立たないスキルなのかなと思います。

シングルボードコンピューターを買ってきて、自分でOS入れて使うのも立派なPC自作だと私は思います。

Raspberry PiはATXから派生する規格品ではないだけでパーツを集めて普通にPCとして使うのがかなり簡単な部類に入ると私は思います。

Raspberry Piは5で非常に性能が高くなったので、今かなり注目を集めていると思います。

日本では技適申請中で発売日未定となっています。

Raspberry Pi5はIntel N100の2/3程度のシングルスレッド性能がありますので、割と高性能と言うことになります。

少なくとも、遅くて評判が悪かったGeminilake/Reflesh以前のAtom系CPUよりはかなり快適に動作すると思います。

Windowsを入れるはかなり大変ですが、Linuxなら簡単なので、Windows教信者以外ならブラウジング程度ならば十分に使えます。

8GBメモリオンボードで4C4TのARM CPUとUSBポートPCIe2.0×1レーンの出力端子が付いて12,000円ほどになると言われています。

円安の時は8000円くらいだったのですが、昨今の円高でかなり価格が上がってしまいました。

N100より昔のAtom系よりはかなり高性能なので、ギガスクール構想向けのPCなどを買うよりはラズパイ5の方がナンボかマシです。

ゲーム向けとしてはエミュレーターなどがより快適に動くようになると思います。

ラズパイ5ならPS2エミュレーターまで実行できるかもしれません。

もちろんですが、ソフトはきちんと持っていないとダメですよ?

 

 

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