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AMD、より薄型のRyzenノートPCにチップレットを搭載する可能性を発表

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AMDはモバイルCPUスタック全体でチップレット・デザインを利用する可能性がある

QuasarZoneの報道によると、AMDは、RyzenデスクトップやEPYCサーバーCPUのように、将来的にRyzenモバイルCPUをモノリシック設計からチップセットベース設計に切り替える可能性があることを確認した。

しかし、この戦略の背後にある唯一の注意点は、AMDが切り替えを行う前に、まずチップレットベースの設計で十分な性能/機能の向上を見つける必要があるということだ。

AMDは、最近韓国で行われたプレスとのQ&Aセッションで、これらの詳細を発表した。

AMDは、チップセット・ベースのアーキテクチャがノートPC市場、特に超薄型/超軽量ノートPC市場にまだ導入されていないのはなぜかという質問に対して、モバイルCPUに対するチップセット・ベースのアプローチについて明らかにした。

「製品を作る際、我々はモノリシック構造とチップレット構造の両方を検討している。デスクトップとラップトップの両方です」とAMDゼネラル・マネージャーのデビッド・マカフィー氏は機械翻訳で語った。

「しかし、ラップトップ側では、電力という大きな障害があるため、チップレットを導入するのは難しい。チップレットを導入する際には、電力的なペナルティが発生するため、それに見合うと判断されるタイミングでの導入となるようだ。これまでのところ、このような要素を考慮すると、ノートパソコン市場では、モノリシック構造の方がチップレットよりも費用対効果が高く、効率的であるという結果が出ている。将来的にリスクを冒してでも動くインセンティブがあれば、チップレットを検討すると思う。」

技術的には、AMDはすでに高性能ゲーム/ワークステーション用ノートパソコン向けに、Ryzen 9 7945HXや3D-VCacheテクノロジーを搭載したRyzen 9 7945HX3DのようなDragon Rangeチップを含む、いくつかのチップレットベースのモバイルCPUを発表している。

しかし、これらのチップは、スリムで洗練されたラップトップ設計ではなく、大きくてかさばるデスクトップ代替をターゲットにしている。

インテルは、チップレットベースの哲学をラップトップ市場に本格的に投入する最初のCPUメーカーとなる。

同社の次期Meteor Lakeアーキテクチャは、チップレット・ベースの設計がもたらすすべての利点を、チップレット・アーキテクチャに通常伴う消費電力のペナルティなしにテーブルにもたらすことを計画している。

インテルは、Meteor Lakeプロセッサーに巧みな電力供給システムを実装し、使用していないチップレット(またはタイル)の電源をインテリジェントにオフにすることで、これを実現している。

インテルの省電力機能は非常に積極的で、チップがアイドル状態のときにコンピュート・ダイ(インテルのCCDに相当)を完全にオフにすることさえできる。

インテルが成功すれば、チップレットベースの設計がラップトップ・ソリューションで機能することを証明することになり、将来AMDがチップレットベースのラップトップ専用設計を独自に開発するきっかけになるかもしれない。

ソース:Tom’s Hardware – AMD Says It Could Bring Chiplets to Thinner Ryzen Laptops

 

 

 

 

解説:

AMDがモバイルにチップレット製品を投入する

これは恐らくStrixHaloのことを言っているのだと思います。

Zen5C+GDC+IODと言う構成になると思いますが、確かにセンセーショナルな製品になると思います。

Intelは先にモバイルにチップレットを持ち込みますが、Intelのラインナップは強力な内蔵GPUをプレミア製品と位置付けています。

AMDと違って広く革命的なモバイル製品を出すこと難しいでしょう。

Intel大好きでNCUをIntelから売却されるような信頼関係を築いているASUSがROG AllyにIntelの旧GT3相当製品ではなく、AMDのRyzen Z1を搭載したことからもそれは明らかだと思います。

このフィロソフィの違いがのちに致命的な差をもたらすと私は思います。

Ryzenデスクトップはかなり価格(希望小売価格)が高止まりしていると思いますが、問題はStrix Haloをどこまで安く出来るかですね。

IODはもちろんのこと、GCDもCCDもあまり小さくはならないでしょうから、それなりにコストがかかると思います。

これをどこまで安く出来るのかが勝負のカギだと思います。

もし安価にできれば、AMDのモバイル製品がゲーミング市場の半分以上をかっさらうなどと言うことが現実に起きるかもしれません。

例えば、16or12コアCPUとRX6700XTがくっついた製品が単品5-10万円で売られたらみんな飛びつくと思います。

※ 仮定の話です。5-10万円で売られるとは限りませんのでお断りしておきます。また、初期の製品は全てモバイル・ノートPCに搭載されると思います。

特に今は生活物資や水道光熱費が高止まりしており、安価なものが好まれる傾向にあります。

FSR3もあるので、コスパと言う点ではかなり効果は絶大でしょう。

万が一フレームジェネレーションがうまく機能しなくてもFSR2とだけ組み合わせてもFullHDならばかなり満足のいく性能でゲームをプレイできると思います。

そう言う意味で私はStrix Haloにはかなり期待しています。

 

果たしてStrixHaloはゲーミングPCのパラダイムシフトを起こすか?

これが来年、2024年の一つの注目点になると思います。

Lenovoのような有力なOEMが大量に発注して安価な搭載製品を販売すれば恐らく、常識をひっくり返すような革命的な製品が出来るのではないでしょうか。

 

 

 

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