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AMD Ryzen 8000 “RDNA3.5 “の初期サポートが次期Mesa 23.3に統合される

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初期サポート AMD RDNA3+がMesa 23.3にマージ

AMD Navi 3.5アーキテクチャがLinux用オープンソースグラフィックスコアの一部となる。

Linux 環境の RDNA3 アーキテクチャサポートの進展が急速に進んでいる。

Linux用オープンソースグラフィックスエコシステムの重要なコンポーネントであるMesa 23.3は、RDNA3.5またはRDNA3+としても知られるGFX11.5/Navi3.5アーキテクチャをまもなく統合する。

最近のパッチは本日正常にマージされ、この新アーキテクチャの開発における重要なマイルストーンとなった。

Mesaは、OpenGL、Vulkan、その他様々なグラフィックスAPI仕様のオープンソースソフトウェア実装として機能し、Linux上でIntelとAMDのグラフィックスハードウェアをサポートするための重要なコンポーネントである。

両社は、統合グラフィックス、次世代デスクトップおよびモバイルGPU、CPUに強い関心を持ち、エンジニアが今後のリリースに向けて新しいハードウェアの準備に取り組んでいる。

GFX 11.5のアーキテクチャエレメントは、以前のものと一貫しています。

RDNA3の現在のイテレーションは、リフレッシュのための基礎をすでに築きました。

このため、この新しいアーキテクチャの更新の開発には、GFX11.0が広く活用されている、とPhoronixは指摘している。

このアーキテクチャのアップデートは、Navi 3.5アーキテクチャを搭載することが確認されている次期Ryzen 8000 “Strix “APUラインに向けたものだと伝えられている。

AMDは、既存のアーキテクチャと比較してこのリフレッシュがもたらす機能強化に関する具体的な詳細については口をつぐんでいる。

それにもかかわらず、Ryzen 8000 APUはコンピュート・ユニット数が増加し、現行シリーズが12個であるのに対し、16個に達する可能性があると予想されている。

この新しいRyzenシリーズの発表は、来年初頭に行われると予測されており、その発売は、インテルが12月中旬にリリースするCore Ultra 100 “Meteor Lake “と密接に関連する予定となっている。

噂されるAMD Ryzen 8000シリーズ

Hawk Point Strix Point Fire Range Strix Halo/Sarlak Granite Ridge
ターゲット プレミアム
APU
ハイエンド
APU
アルティメット
APU
デスクトップ
CPU
型式 モノリシック モノリシック マルチ・
チップレット
マルチ・
チップレット
マルチ・
チップレット
シリーズ型番 Ryzen 8040 Ryzen 8050 Ryzen 8055 不明 Ryzen 8000
CPUコア数 Zen4 ×8 12C (Zen5×4
+ Zen5c×8)
Zen5 ×16 Zen5 ×16 Zen5 ×16
GPUコア数 12CU
RDNA3
16CU
RDNA3.5
不明 40CU
RDNA3.5
不明
デフォルトTDP ~28-54W ~28-54W ~55-75W ~55-120W ~65-170W

ソース:Videocardz.com – AMD Ryzen 8000 “RDNA3.5” initial support integrates with upcoming Mesa 23.3

 

 

 

 

解説:

LinuxのMesaドライバにZen5 APUの記述が登場

発売に向けて着々と準備が進め手られているようですね。

単体GPUを発売したIntelですが、内蔵グラフィックに関してはまだAMDに一日の長があるようです。

Intelの内蔵グラフィックス強化モデルはハイエンドモデルとなり価格が高いのもネックになっている部分だと思います。

一方でAMDのAPU、Phoenixは携帯ゲーミングPCの心臓部としてなくてはならないものであり、次世代のStrix Pointも同様でしょう。

Strix Pointはコア数が1.5倍、また高性能コアと高効率コアの2種類のコアが搭載されるAMD版ハイブリッド搭載する唯一のモデルとなると言われています。

AMDのAPUは搭載しただけでもう用途と言うのはほぼ決まってしまうものです。

次世代のStrixPointはPhoenixよりさらに高性能化していますのでゲーム性能もそれに比例して高くなっていることでしょう。

次世代のZen5ではAPUとCPUのコア数がイーブンになります。

StrixHaloと呼ばれる超上位の製品がその原因ですが、こちらのモデルはいろいろな噂が飛び交っています。

  • Zen5Cのみが搭載される
  • LPDDR5Xにしか対応しない

などと言う噂があります。

特にメモリに関してはStrixPointがLPDDR5Xのみに対応と言う噂もあり、DDR5の対応は判断が付かない状況になっています。

DDR5対応している方がデスクトップでも発売されるのでしょう。

今のところStrixHaloのほうがLPDDR5Xのみの対応(つまりDDR5には対応しないモバイル専用品)ではないかと私は考えています。

理由は、外付けのGPUが使えるデスクトップ環境(AM5)に採用する意義が薄いからです。

StrixHaloには私は過大な期待を寄せていたのですが、価格としてはかなり高価になりそうですし、私の思惑とは別の形で市場に登場することになりそうな予感がします。

 

 

 

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