テストした25の人気ゲームでは、インテルに3%のアドバンテージがあるようだ。
10月16日まで非公開とされたインテルのプレゼンテーションスライドとされるものが流出した。
このスライドは、Intel Core i9-14900K Raptor Lake Refreshデスクトップ・プロセッサーの相対的なゲーム性能を示しているようだ。
このスライドは、HXLがTwitter/Xで共有したもので、インテルの新しいフラッグシップCPUと予想されるものと、AMDの強力なRyzen 9 7950X3Dが比較されている。
リーク情報にはつきものだが、独立したテストが行われるまでは、このニュースも大目に見てほしい。
中国語のスライドに示された数字が正しければ、インテルはCore i9-14900Kで勝者を手にし、レッドチームからゲーミングパフォーマンスCPUの栄冠を奪い取ったことになる。
とはいえ、インテルが選んだ25のPCゲームでは、その差はかなり小さい。
すべてのパーセンテージを足して25で割ったところ、インテルの新たな希望は、現在手に入る強力なAMD 3D V-Cache強化チップよりも平均3%速いだけだということが判明した。
公式の1080pハイパフォーマンス比較表とされるグラフの異常値に興味がある人は、以下のゲームがAMDの方が顕著に優れていることに注目するだろう:
Dota2、Fortnite、Cyberpunk 2077。
一方、IntelのCore i9-14900Kは以下のゲームで2桁の差をつけている:
CS:GO、Ashes of the Singularity、Total War: WARHAMMER、Starfield、Metro Exodusである。
繰り返しになるが、これらの結果が本物であれば、インテルが自社の新型プロセッサーを有利に見せるために選んだものであることを覚えておいてほしい。
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このリークデータによれば、リストにある他の17のゲームについては、14900Kでプレイしようが7950X3Dでプレイしようがほとんど関係ない。
1桁のパーセンテージ差しかないため、2つのシステムを隣り合わせで動作させていたとしても、ゲーム性能の違いを感じるのはおそらく難しいだろう。
この空白地帯には、『レッド・デッド・リデンプション』、『フォルツァ・ホライゾン5』、『ACヴァルハラ』、『ファークライ6』、『CoD: MW2』、『GTA V』、『ヒットマン3』といった有名タイトルが含まれている。
インテルのスライドは、両システムが可能な限り同じコンポーネントを使用し、同じ土俵でのパフォーマンスを表していると考えなければならない。
RAMのタイプ/容量、SSD、GPU(そしてOSやドライバーなどのソフトウェア)といったパーツは、意味のある比較のためにはまったく同じであるべきだ。
他に比較のために知りたいのは、14900Kの価格と消費電力だ。
現在の情報によれば、最初のインテル第14世代Core Raptor Lake Refreshプロセッサーの正式発表まであと1週間だ。
ここ数日で、すでにいくつかのベンチマークが流出し、リテールパッケージが明らかになり、リテール価格がリークされた。
ソース:Tom’s Hardweare – Intel Core i9-14900K Beats AMD Ryzen 7950X3D in Leaked ‘Official’ Slide
解説:
Core i9-14900KはRyzen 9 7950X3D以上のゲーム性能があるとIntelは主張
Intelの出したとされるスライドによると25のゲームの内、3のゲームでAMDが優勢、5つのゲームでIntelが二桁%の差をつけており、17のゲーむで1桁%の差をつけているとのこと。
Intelの出した資料によると確かにIntel CPUの方が優れているように見えますが元記事にも書いてある通り、比較するゲームを選んだのはIntleであり、自社に不利なゲームをいくつか外した可能性は否定できないのかなと思います。
それほど僅差の差であり、長く使えるAM5の方がコスパが良いのでは?と言う疑念が出てくるほどの結果になっていると思います。
好評を博しているホグワーツレガシーやVRAMをバカ食いするスターウォーズ:ジェダイ・サバイバーの名前が無いのは気になるところです。
スライドを見ると確かにIntelの方が優勢ですが、逆に言えばIntelが自社が有利に見えるように選んだゲームで比較してもこれしか差がないとも言えます。
もっとも、Intelも今後の製品でL4キャッシュを搭載すると言われており、そうなると3D V-Cache搭載製品のアドバンテージは徐々に失われているのかなと思います。
最近Intelのロードマップを見るとちょっと意味が解らないほど製品の世代更新を急いでいるように見えますが、他社製品の良いところをどんどん取り入れていくのもIntelの怖いところです。
現状でも明らかに演算性能はIntelの方が優れていると思いますがX3D製品の登場でみんな「ゲーム性能」しか評価してないということがはっきりしました。(苦笑。
ゲーミングPCなんだから当たり前なのですが、あまりお金をかけられないという時代背景もあるのか、演算性能で言えば明らかに上のRaptorLakeの人気が今一つなのはちょっと驚きでした。
日本はともかく、特に米国のamzonのランキングを見るとIntel製品の売り上げはイマイチです。
AMDのプラットフォームは長く使えるので、トータルコストで見るとあまり高くつかないというのも大きいのかなと思います。
Zen5が出てもマザーボードは更新する必要が無いというのは大きいと思います。
一方でArrowLakeはソケットが変更になりますので確実に買い替えが必要になります。
AsrockのSteel Legendを例にして考えてみます。
B760とB650を比較すると記事執筆時点ではB760の方が1万円強くらい安いですが、来年は必ず買い替える必要があることを考えるとちょっと考えてしまいます。
AM4が5年以上使えていることを考えると、AM5も2022年から5年間、2027年までは使えると考えると少しくらい奮発してもいいかなと考える人もいるのではないでしょうか。
こういうのは一気に売り上げるような爆発的な効果は無いと思いますが、地味に効いてくると思います。
※ B650″E”のSteel Legendはかなり価格が高めですから、他の安価なモデルを選べば同じ価格で買えないことも無いです。
最近マザーボードもかなり価格が高くなっていますからね・・・。