最上位のRTX 4090は特に手に入りにくいようだ。
東京の複数のPCハードウェア・ショップを引用したレポートによると、Nvidia GeForce RTX 4000シリーズ・グラフィックス・カード、特にハイエンド・グラフィックス・カードの不足が差し迫っていることが懸念されている。
日本のITmedia PC Userは、東京の有名な秋葉原電気街地区やその他の場所にある複数の電気店を調査し、”GeForce RTX 4090/4080を搭載したカードの在庫が街全体で薄くなっている “という結論を出した。
何もなければ、上記のリンク先のレポートは、需要と供給の不均衡が起きていることを示唆している。
もし、Nvidiaとパートナーによる戦略的な生産決定により、よりハイエンドのRTX 40ファミリーのグラフィックスカードの供給が不足しているようであれば、より大きな懸念材料となるだろう。
エヌビディアがAIブームで好調なのは知っている。
これまでのところ、消費者側での落ち込みは観測されていない。
言い換えれば、AI GPUブームは、暗号ブームのように消費者向けGPUの価格に影響を及ぼしていない。しかし、ビジネスはビジネスであり、もしNvidiaがAI GPUの顧客を優先することでより多くの現金を得ることができるのであれば、当然そうするだろう。
日本の実店舗の小売店からの新しい報告に戻ると、小売店のバックオーダーは、日本円で250,000円台のGPUの方が長いと言われている。
これは現在のUS$1,670に相当する。
ある店主は、この問題は “世界的な供給不足 “だと考えている。
また別の店主は、NvidiaとパートナーがRTX 3000の在庫を処分するために、意図的に供給不足にしているのではないかと推論した。
秋葉原の別のPC販売店は、RTX 4070 Tiだけでなく、フラッグシップモデルのRTX 4090にも高い需要があると述べている。
とはいえ、この店長は「RTX 4080カードを意図的に在庫している」という。
このGPUが見過ごされなくなる時が来るからだ。
米国ではどうなのか?
本稿執筆時点では、AmazonやNeweggなどはGeForce RTX 4090モデルの在庫を十分に持っているようだ。
今日、小売サイトをブラウズすると、最も基本的なリファレンス仕様のモデルから、AiOクーラーを搭載したプレミアムモデルまで、さまざまなブランドのカードがあることがわかる。
日本のITmedia PCユーザーレポートは、ゲームに最適なグラフィックスカードを手に入れることに興味がある人は、在庫とトレンドに注意するようアドバイスしている。
米国在住者にも同じことが言える。
NvidiaのトップエンドGPUに興味があるが、「カートに入れる」バナーをクリックするタイミングを待っているのであれば、常に市場の価格動向と在庫レベルを注意深く観察することだ。
ソース:Tom’s Hardwere – Nvidia RTX 4000 GPU Shortages Hit Tokyo’s Electric Town
解説:
秋葉原でRTX4000シリーズの在庫が枯渇気味とのこと。
ある店主は、この問題は “世界的な供給不足 “だと考えている。
また別の店主は、NvidiaとパートナーがRTX 3000の在庫を処分するために、意図的に供給不足にしているのではないかと推論した。
とありますが、私はRTX3000シリーズが余っているため、Geforceの価格を維持するために生産調整して、余力は全てAI/ML向けのGPUに回していると考えています。
実際H100は利益率900%とも言われており、金を持ってないゲーマーより頭を下げて売ってくれとお願いしてくる利益率900%のAI/MLサーバー向けのGPUを売った方が儲かるのですから、仕方ないのかなと思います。
同じ条件ならだれもゲーム向けGPUなど重視しないでしょう。
RTX4000シリーズがどうしても欲しい方は多少無理をしてでも購入しておいた方がよいでしょう。
ただし、2025年にはBlackwellが出るとされており、既にリーク情報も出ています。
決して安い買い物ではないだけにタイミングはある程度見計らった方がよいでしょう。
今後のGPU製品はどうなる?
今後、RTX5000シリーズ世代が発売された時、Geforceが欲しい方は出来る限り発売日周辺に購入したほうが良いです。
12VHPWRのような不具合が怖い人でも、「いずれ買う」ならば早めに購入しておいた方が良いです。
発売日周辺に手に入れられなかった方は、今回のように在庫が枯渇して手に入れるのに苦労したり、価格が高くなったりする可能性があることは覚えておいた方が良いです。
発売日周辺の争奪戦に勝てなかった人は可能なら予約を入れておきましょう。
今後、為替や燃料価格、半導体材料の供給や価格が不安定になる可能性があり、製品価格が安定しない可能性もあります。
一応希望小売価格と言うものは設定されていますが、為替が乱高下した時は実際のレートに引っ張られますので、目安くらいに考えておいた方がいいです。
そのため、どうしても現物を確実に手に入れたい方は早めに手に入れておいた方がいいです。
価格が下がって損をする可能性ももちろんありますが、現在の通貨安や半導体を含めた材料価格の不安定さを見ていると、手に入れるのが非常に困難になる可能性もあると思います。
ツイートで経済の話もしているので一応、アドバイスしておくと、為替の円安傾向は2024年の後半まで続きます。
※ 表現としては2024H2です。
これは私が予測しているのではなく、アメリカの経済系のWEBメディアや著名なアナリストなどが伝えていますので、恐らくは外さないと思います。
実際にはアメリカの金利が下がり始めるのが2024年後半からと言われています。
金利が上がると投資が抑制されますので全体の需要は低調のまま推移し、ものは余るかもしれません。
それでも日本においては円安の影響であまり安くはならないでしょう。
価格が下がるのを待っている方は2024年の後半まではある程度早めに見切りをつけてさっさと購入したほうが幸せになれるかもしれません。