NVIDIA GeForce RTX 4060は、最初にリークされたベンチマークではRTX 3060より最大18％高速である

NVIDIA RTX 4060は来週発売される。

最初のAD107ベースのデスクトップグラフィックスカードが、NVIDIAによって今月発売されるよう前倒しされた。

同社とそのパートナーは現在、世界中のメディアやインフルエンサーにレビューサンプルを出荷しているはずだ。

これは、最初のベンチマーク結果がGeekbenchなどのウェブサイトでランダムに表示され始めることを意味する。

BenchLeaksによると、RTX 4060の最初のテストはすでに行われており、OpenCLとVulkan APIを使った計算テストが含まれている。

このグラフィックスカードは、OpenCLテストで10万5000点、Vulkanテストで9万9000点を記録したとされている。

この結果は、最近発売されたRTX 4060 TiやRadeon RX 7600 GPUなど、人気のあるミドルレンジGPUと比較することができる：

Geekbench 6 コンピュート・ベンチマーク

このデータは公式Geekbenchランキングに基づいていることにご注意ください。

このランキングはすべての結果を平均化したものであるため、発売から時間が経過しているグラフィックカードの方がより正確なデータが得られます。

このデータに基づくと、RTX 4060はRTX 3060より17～18％高速であることがわかる。

これは低い結果のように見えるかもしれないが、Turing RTX 2060からAmpere RTX 3080への世代アップグレードでも同じ性能向上が観察された（平均18％）。

さらに、このGPUはNavi 33 GPUを搭載したRadeon RX 7600よりも4％（Vulkan）～32％（OpenCL）高速です。

もちろん、これは言うまでもないことですが、Geekbenchのデータが常にゲーム・ワークロードに対応するとは限りません。

私たちが見ているのは、テスト時間が比較的短い生の計算ベンチマークです。

※　画像をクリックすると別Window・タブで拡大します。

RTX 4060は、3072個のCUDAコアを持つAD107 GPUと、128ビットメモリに接続された8GBのGDDR6メモリを搭載している。

このグラフィックスカードは、RTX 4060 Tiと同じインターフェイスを使用します：PCI Express 4.0は8レーンに制限されているため、古いGen3プラットフォームではパフォーマンスがボトルネックになる可能性があります。

これらのテストに使用されたプラットフォームは、ハイエンドのASUS Z790 ROG APEXマザーボードにCore i5-13600K CPUとDDR5-6000メモリを組み合わせたものであるため、上記の結果には影響しないはずだ。

NVIDIAは、RTX 4060に299ドル／329ユーロの値札を付けているが、これは12GBメモリと192ビットインターフェースのRTX 3060より30ユーロほど高いだけである。

NVIDIA GeForce RTX 4000シリーズのスペック

解説：

RTX4060はRX7600よりVulkanとOpenCLで4-32%高速

DirectXではないので、ゲームの性能をそのまま反映していてるわけではありませんが、RTX4060はライバルのRX7600よりは高速なようです。

これを見ると演算用途ではRTX4060の方が有利であるとは判断できると思います。

流行のAI/ML関連の性能はどうなのかはまだわかりません。

表の結果を見ると、RTX3060Tiよりはわずかに下になっています。

一世代進化したのに一世代分も性能が進化しないのはなかなか厳しいかなあと個人的には思います。

RTX3060はメモリ12GBでAI/MLの入門機としての立ち位置を確立していました。

また、RTX2060も12GBモデルが設定されていました。

対してRTX4060は今の時代にたったの8GBと心もとない数字になっています。

RTX4060Tiが高解像度での性能がイマイチ振るわなかった中、RTX4060が市場にスンナリ受け入れられるとは思えません。

nVIDIA的には「嫌なら買わなくてよろしい」と言うことなのでしょうが、スペックを見た感じでも購入に二の足を踏んでしまいたくなる内容です。