数百万個のMeteor Lake CPUを来年出荷へ
IntelがMeteor Lakeの計画を発表。
クライアントプロセッサの次世代アップデートは、現在、発売に向けて準備中です。
Intelは、コードネーム「Meteor Lake」と呼ばれる新しいCoreシリーズの発売時期を正確に確認していませんが、今年中に見ることができるかもしれないと予想されています。
インテルは新しいブログ記事で、System on the Chipletの一部であるMeteor Lakeの内蔵ニューラルVPU(Versatile Processing Unit)を称賛しています。
ご存知のように、Meteor LakeはCPU設計に分解アプローチを採用し、プロセッシングユニットやグラフィックスなど、異なるビルディングブロックを混在させることができる。
Meteor LakeのVPUユニットは、AIモデルを効率的に実行できる専用のAIエンジンだとIntelは主張する。
CPUとGPUのAIアクセラレーションの力と相まって、インテルは自社のCPU「Meteor Lake」のAI機能を大々的に宣伝しています。
「AIが加速するスケールでの変革」に言及するほかは、消費者が実際の使用で期待できる機能については説明していない。
このプロセッサーが高度なチャット・アルゴリズム、AIが生成したアートワーク、あるいはビデオのアップスケーリングなどを加速させるのかどうかは、まだわからないことだ。
わかっているのは、Intelの発表は、Windows 11で改善されたWinML/DirectMLアクセラレーションに関するMicrosoftの開示の一部であるということです。
IntelのVPUユニットは、おそらくOSにネイティブに実装されるこれらの新機能を利用することになるでしょう。
今後1年間で、インテルは専用のAIエンジンを搭載したMeteor Lakeを数百万台出荷することを目指します。
– インテル
インテルは来年、数百万個のこのCPUを消費者に出荷する予定です。Intelは来年、このCPUを数百万個出荷する予定だ。
新型Core Ultra 7 1003Hプロセッサーが目撃される
Meteor Lakeといえば、MTL-P(Meteor Lake-P)モバイルプロセッサを搭載した新しいリークがあります。
この珍しい名前のCPUは、PugetBenchベンチマークでテストされています。
同社は次世代クライアントCPUのSKUネーミングを変更することを確認しており、Ultra 7 1003Hはこれらの新しいCPUの1つで、厳密にはもう「14世代コア」ではない。
このモバイルCPUは16GBのDDR5-5600メモリと組み合わされており、これはシリーズの標準メモリとなるはずだ。
さらに、Video CardをArc Graphicsと記載していることから、Meteor LakeがAlchemistの低消費電力・統合版であるXe-LPGアーキテクチャを採用することがうかがえる。
ソース:Videocardz.com – Intel wants to ship millions of Meteor Lake CPUs next year
解説:
MeteorLakrは来年出荷。
もはや第14世代Coreではなく、AI/MLアクセラレーションを売り文句にするようですね。
2024年はCPUにもAI/MLが搭載される年になりそうです。
この辺はPhoenixでいち早くAIEを搭載したAMDが珍しく先行しています。
VPUと内蔵GPUを同時に使用して、同程度のGPUよりもAI/ML処理が1割か2割くらいは速くなってくれればかなり使えるのかなと思います。
しかし、どのような処理に使われるのかまではハッキリしていないようです。
ChatGPTのように巨大なシステム上で動くAI処理には到底使えないでしょうし、Stable Diffusionのような画像生成AIも大容量のメモリと高速なGPUが必須になっています。
一体この程度のAI/MLハードウェアアクセラレーターで何を処理させるつもりなのか正直興味があります。
Intelが自信満々にそう言うからには何かがあると思うのですが、どうなのでしょうか。
私はAMDのAIEやIntelのVPUの名前が出た当初からこの点を疑問に感じています。
実際にどのように使うのかは現物が出てみないとわからないのでしょうね。
折角時流に乗っている機能なのですから、名前だけで死蔵されることが無いように祈っています。