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AMD Radeon RX 7600の最終仕様がリーク、TDP165W&ブーストクロック2625MHz。

更新日:

いずれみんな年を取りますので自分の世代から割を食わされるのはイヤだ思うものなのですよ。

AMD Radeon RX 7600、旧モデルよりも消費電力が増加へ

HD Tecnologiaは、Radeon RX 7600グラフィックスカードの公式スペックをリークしました。

RDNA3アーキテクチャを採用したRadeon RX 7600は、前モデルよりも電力要件が高くなるようです。

RX 7600のTBP(Typical Board Power)は165Wで、最低でも550Wの電源が必要です。

これは、RDNA2アーキテクチャを採用したRX 6600 GPUと比較して、33Wの増加です。

AMDは、この変更を説明するチャートを(彼らのレビュアーズ・ガイドに)提供しています:

今回リークされたのは、基板のパワースペックだけではありません。

発売まであと数日というところで、クロックやメモリ構成などのフルスペックも確認されている。

AMDはすでにモバイルシリーズのNavi 33のスペックを明らかにしているので、このデータのすべてが新しいものではないことに注意する必要があるが、少なくとも今回はデスクトップのバリエーションに関する確認がなされたことになる。

このカードは、ゲームクロック2250MHz、ブーストクロック2625MHzで出荷される予定です。

これはGPU-Zのリーク情報とほぼ同じスペックだが、リファレンスモデルではブーストクロックが低くなっているようだ。

このカードは、Navi 33 GPUの32 Compute Unitと2048 Stream Processorのフル構成を備えていることが確認されている。

リークされたスペックシートによると、このカードはRX 6600と比較してより高速なメモリを搭載するという。

RX 7600は18GbpsのGDDR6モジュールを出荷することになっており、最大帯域幅は288GB/sとなる。

AMDはInfinity Cacheを考慮した実効帯域幅が477GB/sというデータも出しているが、RX 6600の413GB/sと比べるとそれほど高くない。

メモリは高速化されていても、メモリバスは128bitに制限されている。

RX 6600と同様に、RDNA3後継機もインターフェイスは8レーンに制限される。

我々の情報によると、Radeon RX 7600は5月25日に正式発売される。AMDは価格についてまだ確認していない。

AMD Radeon RX 7000の仕様について

Radeon RX 7600 RX 6650 XT RX 6600 XT RX 6600
アーキテクチャー RDNA3 (TSMC N6) RDNA2 (TSMC N7) RDNA2 (TSMC N7) RDNA2 (TSMC N7)
GPU Navi 33 XL Navi 23 KXT Navi 23 XT Navi 23 XL
GPUクラスター数  32 CUs  32 CUs  32 CUs  28 CUs
FP32コア数 2048 2048 2048 1792
ベースクロック  1720 MHz  2055 MHz  1968 MHz  1626 MHz
ゲームクロック  2250 MHz  2410 MHz  2359 MHz  2044 MHz
ブーストクロック  2625 MHz  2635 MHz  2589 MHz  2491 MHz
メモリ容量
・種類
 8GB G6  8GB G6  8GB G6  8GB G6
メモリバス幅  128-bit  128-bit  128-bit  128-bit
メモリ速度  18 Gbps  17.5 Gbps  16.0 Gbps  14.0 Gbps
メモリ帯域幅  288 GB/s  280 GB/s  256 GB/s  224 GB/s
消費電力
(GPU全体)
 165W  180W  160W  132W
補助電源コネクタ 8-pin x1 8-pin x1 8-pin x1 8-pin x1
PCIe
インターフェイス
Gen4 x8 Gen4 x8 Gen4 x8 Gen4 x8
希望小売価格 不明 $399 $379 $329
発売日 2023/05/25 2022/05/10 2021/08/11 2021/10/13

ソース:Videocardz.com – AMD Radeon RX 7600 final specifications leaked, 165W TDP & 2625 MHz boost clock

 

 

 

解説:

RX7600無印の正式な仕様が判明

RX6650XTとあまり変わらない理由がわかりましたね。

どうもこいつはTSMC6nmで製造されているようです。

だったらあまり変わらないのも納得です。

性能よりもコストを優先したということなのでしょう。

特に仕様が近いRX6650XT/6600XTとはかなり近接した性能になっています。

アーキテクチャーが変わって多少は性能が上がっていますが、RX6650XTとは5%前後しか変わりません

それでも無印がXT付モデル以上の性能になるのはやはり進化したところなのでしょう。

GPUは同じ回路を並列動作させて性能を稼ぐ仕組みになっていますので、アーキテクチャーの刷新よりもクロックの増加と回路の数が増えることの方が恩恵があります。

RX7600とRX6650XTを比べるとSP数とクロックがほとんど変わりませんので、アーキテクチャーによる性能の向上は一桁%にとどまるということになります。

TimeSpy比だとRX6650XTを100とするとRX7600無印は105となります。

この5%がゲーム性能における純粋なアーキテクチャーの進歩と言うことになります。

※ ただし、RX7600無印の方が下位グレードですのでコスパは大きく変わる可能性があります。

 

 

 

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