AMD が Ryzen 7000 CPU 用の AM5 プラットフォームを発表したとき、同社はマザーボードの価格を 125 米ドルからと約束しましたが、数ヶ月前に発売したにもかかわらず、この価格帯で入手できる AM5 マザーボードはこれまでありませんでした。
ASRock B650M-HDV マザーボードは AMD が約束した AM5 製品を 125 米ドルで販売されます。
ASRockは、AM5マザーボードのメーカーとしては初めて、AMDが約束した「開始価格」である125米ドルで製品を発売することになったようです。
AMD の CVP 兼 Ryzen チャネルビジネス GM である David McAfee が指摘するように、このマザーボードは現在 Newegg で 124.99 米ドルで販売されており、これは ASRock の AM5 ラインナップだけでなく AM5 マザーボード全体のラインアップでも最低価格となります。
https://twitter.com/McAfeeDavid_AMD/status/1633822532540178440?ref_src=twsrc%5Etfw
ASRock B650M-HDV/M.2 は、基本的な Micro-ATX フォームファクターを特徴とするエントリレベルのマザーボードで、AM5 ソケットに、ヒートシンクで冷却される 8+2+1 フェーズ VRM を搭載しています。
電源は8ピンコネクタ1つで、マザーボードには、EXPOメモリを含む最大6400Mbps+(OC)速度に対応するDDR5 DIMMスロットが2つだけ搭載されています。
最新のAGESA 1.0.0.7 BIOSファームウェアがリリースされ、2つのDIMMスロットを持つマザーボードで24GBと48GBのメモリをサポートし、最大96GBの容量を可能にするまで、これは最大64GBまでの容量しか許さないでしょう。
接続性に関しては、ASRock B650M-HDV/M.2 マザーボードには、2 つの PCIe 4.0 x16 スロット、1 つの PCIe 4.0 x1 スロット、および 1 つの PCIe Gen 5.0 x4 M.2 スロットがあります。M.2スロットはヒートシンクを備えており、Gen 4×4プロトコルを実行するスロットがもう1つあります。
AMD B650 PCHはアルミニウム製ヒートシンクの下に収納され、ストレージ・オプションには4つのSATA IIIポートがあります。ドラゴン2.5GbE LANポート、USB 3.2 Gen1ポート7個、USB 3.2 Gen2ポート1個、BIOSフラッシュバックスイッチを搭載しています。
また、WIFIカード(別売)で構成できるM.2 WiFiスロットも用意されています。
このマザーボードには、プリインストールされたI/Oシールドが付属し、ALC897オーディオコーデックをサポートしているため、全体として、まともな選択肢となります。
AMDは、最近のRyzen 7000 CPUバンドルやゲームプロモなど、お得なキャンペーンを実施しており、NeweggがASRockの製品で行ったように、より多くのマザーボードベンダーがエントリレベルのマザーボードの価格を調整することを望みます。
解説:
日本のamazonでの現在の最安値は下のマザーボードです。
通常価格27,364円です。
こちらはアメリカのamazonで199ドルですから、1ドルあたり138円となり、$125のマザーボード、ASRock B650M-HDVは17,250円となります。
セールでも20,000円を切ることは無かったB650にあっては確かに安いなと思います。
日本に出回るのはいつ頃なのかちょっとわかりませんが、ASRock B650M-HDVが発売されればエントリー層の一部がAM5に移行する可能性は高いと思います。
今はエントリー層はAM4にとどまっており、一部はマザーボードの価格が安いIntelプラットフォームに流れてしまっていると思いますので、ぜひとも早めに安価なマザーボードを発売してエントリー層を取り込む必要があるのではないかと思います。
DDR5もかなりメモリの価格が下がっているうえに、DDR4とDDR5では埋められないほどの速度差があります。
DDR3とDDR4世代よりかなり差が大きいですから、価格が下がったら早急に以降するのが良いと思います。