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AIを搭載した言語ツール「ChatGPT」の人気上昇により、NVIDIA GPUは活況を呈するAIビジネスにとって文字通りの金となったのである。
NVIDIAのAI GPUはChatGPUや他のAIツールの登場により大成功を収め、今月は株価が高騰している
ChatGPTをはじめとする言語・画像・動画生成ツールは、AI処理能力に大きく依存しており、そこにNVIDIAの大きな強みがある。
同社は超高速ゲーム用GPUで知られているかもしれませんが、AIもまた同社の強みであり、近年、より大きな成功を収めている分野でもあります。
NVIDIA は、Intel や AMD といった競合他社に対して、AI の分野で大きな優位性を持っていることは間違いないでしょう。
NVIDIAは現在、Hopper H100とAmpere A100アーキテクチャで、地球上で最速のAI GPUを持っていることは間違いないでしょう。
両チップは軍事援助に使用される可能性があるため、ロシアと中国市場からは禁止されていますが、同社は今でも中国市場で改訂版のバリエーションを提供しています。
これらのツールだけでなく、NVIDIAもGPUで優位に立つデータセンター、クラウド、自動車セグメントでも、より高速なAIパワーへの大きな需要があります。
同社はわずか1カ月で40%以上の大幅な成長を遂げ、現在の株価は45%以上(今月)の驚異的な伸びを示しています。
OpenAIの言語ツール「ChatGPT」の台頭により、ウォール街のトレーダーたちは、今月34%以上上昇したNvidiaのようなチップメーカーにますます賭けている。
その結果、1993年に同社を共同設立したジェンセン・フアンCEOの資産は3分の1以上膨らみ、189億ドル(約1兆円)となった。
ブルームバーグのビリオネア指数によると、51億ドルの増加は、今年これまで米国のビリオネアの中で最も大きな割合で彼の純資産を増加させることになった。
59歳の台湾からの移住者は、メタのマーク・ザッカーバーグやテスラのイーロン・マスクなど、大損をした他の技術界の大物の中にいたため、あまり記憶に残らない1年だった。
ヤフーファイナンスより
Bloombergの報道によると、NVIDIAのCEOであるJensen Huang氏は、今年、51億ドルの資産を増やし、他の米国の億万長者の中で単独で最も多く、「最大の増加率」を記録しました。
Jensen Huangは現在、米国のビリオネアリストの80位にランクインしています。
しかし、それはNVIDIAの利益の終わりではありません。Citiのアナリストは、ChatGPTが成長を続け、それがさらに2023年を通してNVIDIA GPUの売上を増やす可能性があると示唆しています。
売上高は30億ドルから110億ドルの間と推定されています。バンク・オブ・アメリカとウェルズ・ファーゴの他のアナリストも、AI/ChatGPTビジネスを取り巻く人気からNVIDIAが利益を得ることになるだろうと述べています。
全体として、現在回復段階にあるPC市場において、成長の余地があり、プラスの収益を計上することができるため、今後の四半期におけるNVIDIAにとって良い兆しとなります。
解説:
ChatGPTの登場でnvidiaの株価が40%上昇
ChatGPTが何かわからない方はこちらから確認してください。
既に話題沸騰のChatGPTですが、その登場によって、nVidiaの株価が40%も上昇したそうです。
AMD、Intelなどの他社は業績悪化に苦しんでいますが、まさに現在進行形で未来に渡っても栄光が約束されているMLやAIの分野でトップを走るnVidiaらしい話です。
nVidiaの価格政策に関しては思うところがあっていろいろ批判的なことも書いていますが、この分野においてはnVidaは間違いなく世界ナンバーワンであり、その功績は計り知れません。
今回の株価にもその功績が反映されています。
Intelが単体GPUに進出したのも今後のPC世界の中心はGPUになると見越してのことでしょう。
CPUはシングルスレッド性能を高めることによって進歩してきましたが、シングルスレッド性能を上げようとすると既にシリコン当たりの効率はかなり落ちており、同じ回路を大量に並列動作させて性能を稼ぐGPUの方が性能の伸びが良くなってきています。
そのため、AIやMLと言ったGPUが有効に活用できる分野が伸びており、Intelも将来的にはGPUが演算性能の向上を引っ張っていく存在になるとしています。
AMDもこの分野ではnVidaには敵わない状態だと思います。
AI、ML分野におけるGPUの活用にも段々ライセンスの内容がしょっぱくなっているnVidiaですが、GeforceでAIお絵描きで遊ぶくらいはお目こぼしを続けてほしいところです。