Intel初の6GHz CPU、Core i9-13900KSの最新ベンチマークがGeekbench 5ベンチマークデータベース内にリークされ、13900Kに10%の差をつけていることが明らかになった。
Intel Core i9-13900KS 6GHzのCPUは、最新のベンチマークリークでシングルで5%、マルチスレッドで10%高速になった
Intel Core i9-13900KSは、Raptor LakeのフラッグシップCPUとなり、24コア32スレッド、8Pコア16Eコアの構成となる。
13900KSのCPUは、最大6GHzの「Thermal Velocity Boost」周波数を搭載し、箱から出してこの周波数を達成した最初のチップとなります。
また、「Turbo Boost Max」の周波数は最大5.8GHzで、Pコアは標準のターボ周波数で最大5.4GHz、Eコアは最大4.3GHzで動作するようになっています。
- Core i9-13900KS 8+16 (24/32) – 3.2 / 6.0 GHz – 66 MBキャッシュ、150W (PL1) / 253W (PL2)+
- Core i9-12900KS 8+8(16/24) – 3.4 / 5.5 GHz – 30 MBキャッシュ、125W(PL1)/ 241W(PL2)
68MBのキャッシュを搭載し、PL1定格は150W、エクストリームパワープロファイルモード使用時は253Wまで、さらにそれを超える性能を発揮するCPUとなる。2023年初頭の販売開始時には799ドル程度になる見込みだが、数量限定での販売となる予定だ。
世界初の6GHz、CPU「インテル Core i9-13900KS」がGeekbench 5でベンチマークされ、13900Kより最大10%高速化された。
(ソース:Benchmark.jp) Benchleaks0
シングルコア性能では、2319ポイントとi9-13900Kに5%の差をつけ、マルチスレッド性能を比較すると、さらに最大10%の性能アップが期待できるCPUだ。
Core i9-12900KSに対して、Core i9-13900KSはシングルコアで10%、マルチスレッドで40%の性能アップを実現することになる。
Core i9-13900KSは、Core i9-13900Kよりも100ドルから200ドルほど高価で、消費電力もかなり高くなります。
しかし、そのため、このチップはほとんどが限定生産となり、数量も標準のCore i9-13900KのCPUと同じにはならないだろう。
解説:
プレミアムグレードのRaptorlake Core i9-13900KSのベンチマークがリークしました。
元記事のベンチマークはGeekBench5なのでAVX512の結果が含まれています。
そのため、妙にZen4勢の結果が良いですが、AVX512が必要ないという方は多少は割り引いて考える必要があります。
元記事のベンチマークは衝撃的なデビューを飾ったAlderlakeがひと昔前の性能と言う感じになっており、2022年に発売された新製品のポテンシャルの高さがうかがえる結果になっています。
発売時圧倒的な性能を誇ったZen3はグラフの一番下の方に追いやられてしまっています。
この表を見ると時代の流れの速さを感じずにはいられません。
惜しむらくは円安で価格が上がり、RaptorもZen4もあまり売れ行きが芳しくないことです。