NVIDIAのGeForce RTX 4090グラフィックスカードは、再び新しい噂のスペックの詳細が明らかになり、GeForce RTX 3090の2倍の性能になると予想されています。
NVIDIA GeForce RTX 4090は16,128コア、24GBメモリ、21Gbpsスピード、450W TDP&RTX3090の2倍の性能と噂されている。
Kopite7kimi氏により、再び最新スペックがツイートされた。NVIDIA GeForce RTX 4090は、Tiと同じAD102 GPUを搭載しているが、噂によれば、その構成は簡素化されているとのことです。
AD102 ‘Ada Lovelace’ GPUは、既存のGA102 GPUよりも71%増加した144 SMを搭載し、18,432の巨大なCUDAコア数を収容すると予想されています。
GeForce RTX 4090のGPU SKUは16,128個のCUDAコアを搭載すると噂されており、これはRTX 3090よりもコア数が50%増加しているが、RTX 4090 Tiとして後に登場するかもしれないフルファットのAD102構成よりもコア数が14%低くなっていると言います。
今世代では、3090の「Ti」バリエーションがフルファットGA102 GPUを搭載し、非Tiバリエーションは、先に発売されたものの、削った構成で登場したのと同じ状況です。
https://twitter.com/kopite7kimi/status/1526135149246976001?ref_src=twsrc%5Etfw
Ada Lovelace GPUは、SM数の増加に加えて、L2キャッシュのサイズも拡大されているのが特徴です。
AD102GPUでは、最大96MBのL2キャッシュを搭載し、GA102の6MBのL2キャッシュの16倍という驚異的な増加を実現しています。
このキャッシュは、AMDのRDNAカードに搭載されているInfinity Cacheほど大きくはありませんが、NVIDIAのグラフィックスカードにとっては大きな飛躍となります。
NVIDIA GeForce RTX 4090グラフィックスカードは、さらに24GBのGDDR6Xメモリを搭載し、384ビットバスインターフェースを介して21Gbpsでクロックし、1.0TB/s以上の帯域幅を実現する予定です。
また、最新の詳細では、全TDPを450Wにトーンダウンしており、RTX 4090は、600Wのフルファット(カットダウン率0%)が来ると予想されますが、気が狂ったようなクロックにならないかもしれません。
GeForce RTX 3090 Tiで見られたように、450WのTBP(リファレンス)を超え、最大で516W(カスタム)になるモデルも存在します。
Ada Lovelaceベースのカードもそうなりそうです。
そして、そのためにはより強力な冷却が必要になりますが、AIBは十分に対応できそうです。
600WのTBP制限を超えると、従来の空冷クーラーではなく、ハイブリッドスタイルのGPUクーラーが多く使われるようになると思われます。
これは、RTX 3090 TiよりもTBPが33%増加することを意味します。
最新の噂によると、NVIDIAは7月中旬までに次世代GeForce RTX 40シリーズを発表する見込みで、これは2022年第3四半期初頭に新世代のカードが登場することを意味します。
NVIDIA GeForce RTX 40シリーズ グラフィックカードラインアップ(噂):
グラフィック カード |
GPU | PCBモデル ナンバー |
SMユニット 数 / コア数 |
メモリ容量 /バス幅 |
メモリ クロック ・帯域幅 |
TGP | 補助電源 コネクタ |
NVIDIA GeForce RTX 4090 Ti |
AD102-350? | 不明 | 144 / 18432? | 48 GB / 384-bit | 24 Gbps / 1.15 TB/s | ~600W | 16-pin x1 |
NVIDIA GeForce RTX 4090 |
AD102-300? | PG137/139 SKU330 | 126 / 16128? | 24 GB / 384-bit | 21 Gbps / 1.00 TB/s | ~450W | 16-pin x1 |
NVIDIA GeForce RTX 4080 |
AD103-300? | 不明 | >84 / 10752? | 16 GB / 256-bit | 21 Gbps / 672 GB/s | ~350W | 16-pin x1 |
NVIDIA GeForce RTX 4070 |
AD104-400? | PG141-310 SKU341 | >60 / 7680 | 12 GB / 192-bit | 18 Gbps / 432 GB/s | ~300W | 16-pin x1 |
解説:
RTX4090は若干トーンダウン
RTX4090のCUDAコア数は16,128でカットダウン率12.5%と思いのほか大きいです。
ここから450Wになるまでブン回すということになります。
当初600Wだったのですが、Radeon RX7950XTのSP数が減ったことが関係しているのか関係していないのか、TDP450Wとかなり控えめになりました。
ただし、RTX3090TiもTDP450Wですが、AIBによっては516Wのカスタムモデルを出しており、恐らくRTX4090も同様になると思われます。
確かに、450Wにとどめてもらえると空冷のみで対応出来て、逸般人向けにならないので、普通の人は幸せになれるかもしれません。
何れにしてもRTX4090は随分買いやすいモデルになるとは思います。
ぜひとも価格の方も頑張って頂きたいところです。
たとえRTX3090の2倍の性能でも、価格が2倍になったらあまり意味が無いかなと思います。