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シンガポールでは、MSI Radeon RX 6400 AERO ITXの方がRX 6500XT MECHよりも発売時小売価格が高くなっています。

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RX 6500XTより希望小売価格が高いカスタムRX 6400XT

前回、シンガポールで既に発売されているMSI RX 6400カスタムグラフィックスカードの続報です。

MSI RX 6400 AERO ITX、ソース:NVXシステムインテグレータ

 

小売店によって記載された349 SGDという報告価格は、実際、この国の希望小売価格であり、小売店によって確認されたRX 6500 XTよりも実際に高い価格である。

NVXシステムインテグレーターは、この市場で入手可能なすべてのMSI GPUの公式SRP(希望小売価格)のリストを提供してくれた。

このリストを見るのは確かに面白いですが、最近のGPU価格の変化の速さを考えると、すぐに変わらないとは言い切れません。

RX 6400の紹介価格も変わるかもしれませんが、小売店が割高で販売したわけではないことが確認されました。

さらに、この小売業者は、MSIが3月からカスタムRX 6400カードを供給しており、それらのカードはすでにこの国で販売されていることを我々に確認した。

これは、RX 6400がまだDIY市場向けに正式に発売されていない(発売日は4月20日とされている)ため、ちょっと興味をそそられるところである。

しかし、AMD Radeonグラフィックスドライバは、すでにこのSKUのOEM版をサポートしているので、カスタムモデルにも使えるかもしれない。

MSI Radeon RX 6000シリーズ シンガポールでの価格、ソース:VideoCardz

 

また、NVIDIA RTX 3000シリーズの一覧表もいただきました。残念ながら、MSIのSRPリストには、最近リリースされたRTX 3090 Ti SKUは含まれておらず、AMDの高速メモリを搭載した次期RX 6x50XTシリーズにも言及されていない。

しかし一応、MSIのRTX 3090 Tiはすでに小売店によって3,499~3,599SGD程度でリストアップされているのだ。

MSIがすぐに正式な価格とSKUリストを更新することを期待しなければならないが、間違いないだろう。

ソース:Videocardz.com – In Singapore, MSI Radeon RX 6400 AERO ITX has a higher introductory retail price than RX 6500XT MECH

 

 

 

解説:

何故か不人気なRX6500XT

64bitバス、PCI-Express4.0対応X4、16MBインフィニティキャッシュなどによって、元来持っているチップの性能が発揮出来ず、海外の自作系Youtuberからも酷評され、超絶不人気になってしまったRX6500XTですが、その不遇っぷりを証明するかのようにシンガポールでなんとRX6400のほうが希望小売価格が高いという事態に見舞われたようです。

もしも、64bitバスが128bitバスで、なおかつPCI-Express4.0対応X8であるか、インフィニティキャッシュ32MBかどちらかならば、メモリ速度やバスの速度が足を引っ張って性能が出せないという事態にはならなかったと思います。

事実、この辺をキッチリと計算しているnVidiaは最下位のモデルでもバスの幅をX8にしています。

こういうツメの甘さがAMDらしいと言えばらしいです。

それが関係しているかしていないかわかりませんが、MSIのRX6400はRX6500XTよりも高い価格で売られることになるようです。

これはメーカー希望小売価格のようですので、出荷されている時点で差が付いているものと思われます。

※いわゆる仕切値と言う奴もRX6400の方が高い可能性が高いです。

なぜこんなことになったのか?ですが、はっきり言ってわかりません。

そんなにRX6500XTがみんな嫌いになってしまったのか?と思わないでもないですが、私には一つだけ心当たりがあります。

それは、RX6400に補助電源端子が付いているが、無しでも動作するモードがあるのではないか?と言うことです。

75W枠の中で動作するモードと出来るだけOCして、補助電源端子ありで動作するモード2つあるのではないかと考えています。

これだと、商品性は圧倒的にRX6500XTより高いわけですが、実際にどうなのかはMSIさんの公式ページにスペックが明かされるまでわからないということになります。

この記事を書いている現在、日本語のページよりも情報が速いことが多いグローバルサイトでもRX6400の記述は確認できませんでした。

と言うわけでAMDさん。こちらのページを見ていたら、RX7500XTに相当するモデルを企画しているならば、

  • 64bitバス→128bitバス
  • PCI-Express4.0X4→PCI-Express4.0(5.0)X8
  • インフィニティキャッシュ16MB→32MB

どちらかにしないとチップが持っているポテンシャルを生かせずにまた叩かれると思います。

チップ-メモリ、GPU-CPUこれらの帯域が不足して性能が出せないというのは一番嫌われるパターンですし、かくいう私もこのようなパターンは大嫌いです。

恐らく、AMD的にはRX5500XTと同程度の性能を確保できれば合格としていたのだと思いますし、実際には同程度の性能はあると思うのですが、ユーザーは旧モデルより高性能であることを期待しているわけですからね。

※ テストによってはやや劣るかもしれません。

気の毒になるくらい超絶不人気なRX6500XTですが、その不人気伝説の一ページにまた新たな文字が刻まれてしまいました。

 

 

 

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