最近、NVIDIAのGeForce RTX 3000シリーズなどのグラフィックカードの価格が軒並み下がり始めています。
値下げといっても天文学的な数字が出るわけではなく、ユーザーはまともなグラフィックカードを手に入れるためにかなりの金額を支払わなければならないことに変わりありません。
ASUSはウェブサイトPC Gamerに、同社が “積極的に “グラフィックスカードの価格を引き下げる予定であることを確認しました。
ASUS、NVIDIA GeForce RTX 3000シリーズグラフィックカードを含む全GPUを今春サイト全体で値下げへ
以前に値下げが行われたとき、そのグラフィックカードは一般的に、今日のゲーマーにとって十分ではない、あまり人気のないカードでした。
問題のカードの1つは、AMD Radeon RX 6500 XTだ。
残念なことに、ASUSの担当者はゲームサイトに、”ASUSはすべてのSKUで価格を下げている “と語った。
ASUSは、全ラインを通じてGPUの価格を引き下げた最初の企業であることを公式に発表しました。
この新情報はゲーマーに適しており、ユーザーもカードを購入したくなるように、競合他社に追随するよう働きかけている。
ASUSは公式プレスリリースで、消費者が今後数ヶ月の間にNVIDIA GeForce RTX 3000シリーズグラフィックスカードの価格を下げることを発表した。
リリース自体はそれほど多くはないが、ASUSは、中国からの輸入品に対する米国の関税が終了したことを理由に、現在の値下げ計画の理由を広げている。
値下げによって市場がどのような影響を受けるかについて、サプライチェーンの専門家であるThomas Goldsby博士は、次のように語っています。
あるサプライヤーは、(新しいカードが市場に出てきて)賞味期限が限られた商品を大量に供給していることに神経質になり、過剰在庫を一掃する動きを見せるだろう。
そうなれば、同業他社もそれに追随せざるを得なくなります。そして、再び均衡に戻るのです。
あるサプライヤーは、(新しいカードが市場に出てきて)賞味期限が限られた商品を大量に供給していることに神経質になり、過剰在庫を一掃する動きを見せるだろう。
そうなれば、同業他社もそれに追随せざるを得なくなります。そして、再び均衡に戻るのです。
解説:
「神の見えざる手」はどのように働くのか?
GPU市場において、「神の見えざる手」がどのように働くのかが解説されていましたので取り上げてみました。
もうすぐLovelaceが出ますが、Ampereの在庫を多数抱えているとき、やはり在庫処分のために売りを急ぐということになります。
以前、在庫を多数抱えたところが爆死する可能性が高いと書きましたが、急速にGPUの価格が落ちている状況でLovelaceの話が出れば、在庫分だけ爆弾を抱えるということになります。
私はPCパーツは転売には向かないと繰り返してきましたが、これが理由になります。
モデルチェンジの周期が速く、2年に一度のフルモデルチェンジで旧モデルの価値は半減します。
こういうサイクルの早い製品は転売には向きません。
PCパーツはナマモノですから、腐る前にサクっと売り切らないと在庫爆弾を抱えて爆死することになります。