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ハッキンググループがNVIDIA GPUのドライバとファームウェアのデータ流出を予告、すでにGA102/104のLHRアルゴリズムバイパスを販売中

更新日:

nVidiaハッキングのその後

続報:NVIDIAは、同社のシステムが侵害されたことを確認したが、今後の事業が中断されることは無い、ハッカーたちは、NVIDIAがドライバをオープンソースにしなければ、さらにデータを漏洩すると要求しています。

nVidiaに攻撃を仕掛けたハッキンググループLAPSUS$は、nVidiaのサーバーに1週間アクセスし、1TBのデータを流出させたと言っています。

数日前にnVidiaのサーバーにランサムウェア攻撃を仕掛けたハッキンググループは、現在までにnVidiaのサーバーに1週間アクセスし、多くのシステム管理者権限を奪取したと報告しています。

加えて、同グループはnVidiaの努力にもかかわらず、ドライバ、回路図、ファームウェアなどが含まれるデータにアクセスできたと主張しています。

このようなデータを利用して、GA102/GA104用のLHR V2回避方法が公開中と言われています。

ハッキンググループは昨年Ampere、RTX3000シリーズに実装されたマイニングハッシュレートリミッターの根本の仕組みを発見したと言われてます。

ハッキンググループはnVidiaに何らかの脅迫を行っていた可能性があるが、いかなる形でも交渉は無かったことは明白で、これはこのハッキンググループが(身代金の代わりに)データを一般公開する可能性がある。

テレグラムメッセンジャー(iOS向けのメッセンジャーアプリ)でのメッセージを見ると、もうすでに公開されている可能性が高いようだ。

※ 画像をクリックすると、別Window・タブで拡大します。

 

(左側の翻訳)

LAPSUS$  2021/2/28

我々はnVidiaをハックした。

このハッキング内容は現在公開されており、以下のように発表している。

我々は、1週間ほどNVIDIAのシステムに侵入していたが、すぐに多くのシステムの管理者権限を奪取しました。

1TBのデータ入手した。

回路図、ドライバ、ファームウェアなど、最も重要なものを手に入れました。

我々はまだnVidiaからのコンタクトを待っているところだ。

また、完全なLHR v2(GA102-GA104)も販売しています-> nVidiaが交渉に応じ、すぐに削除されることを願っています。

nVidiaから連絡がない場合、私たちはしかるべき措置を講じます。

注意:我々は国家が支援するものではなく、また政治的な意図も一切ありません。…

話は変わるが、nVidiaは様々な試みをを繰り返したが、失敗に終わり、我々は未だすべてのデータを持っています。

ドキュメント、プライベートツール、SDKもあり、ファルコンに関するすべての情報があります。nVidia製品の価値はわかっていますので、連絡を求めます。

 

(右側の上部翻訳)

/integdev_gpu_drv.rar

近日中に別の部分が公開されます

(AM2:10編集)

 

(右側の中段翻訳)

こんにちは

私たちは、マイニングとゲームコミュニティを支援することを決定しました。

nVidiaにすべてのRTX3000シリーズファームウェアのアップデートを促して、すべてのLHR制限を削除してもらいます。

そうでない場合、hwフォルダーを公開します。

彼らがLHRを削除すると、hwフォルダー(大きなフォルダー)のことは忘れるでしょう

LHRがマイニングとゲームに影響を与えることはどちらも知っています。 ありがとう

(AM3:49編集)

 

(右側の下部翻訳)

LAPSUS$

>LAPSUS$

>nVidiaリークpart1 今日はpa…をリークします

nVidiaは公開停止の連絡をしませんでした。 トレント又はその他の手段で公開します。

(AM7:00編集)

LAPSUS$が入手したとされるNVIDIAの盗用データについて

LAPSUS$はすでに盗んだデータの最初の部分を公開しており、伝聞によると、パッケージに含まれている部分的なデータは主張と一致しているようです。

もちろん、あえて説明する必要はないと思いますが、このデータをダウンロードすることをお勧めしません。

NVIDIAは、サーバーがハッキングされたことをまだ公にはしていませんが、事件を調査中であることを確認しています。

ハッキンググループが投稿したメッセージによると、NVIDIAは同グループをハッキングし直して盗まれたデータを暗号化しようとしたが、彼らの知らないうちに、すでにコピーして保存されていたという。

ソース:Videocardz.com – Hacking group threatens to leak NVIDIA GPU driver and firmware data, already selling GA102/104 LHR algorithm bypass

 

 

 

解説:

nVidiaがランサムウェアをハッキングし返したというニュースの続報です。

残念ですが、既にこのハッキンググループはデータをコピーしており、一部が公開されてしまっているとのこと。

ハッキンググループがnvidiaにどのような意図で要求を行ってたのかは判然としませんが、恐らくは金銭なのだと思います。

nVidiaはこの要求に対して返事をしなかったようです。

というわけで、ここ数日、映画のような展開になっていた一連の事態の顛末はデータが公開されてしまったということになりそうです。

nVidiaからの声明は「調査中」のみですので、一応、犯人グループらしきものからの声明と言うことになります。

必ずあっているというものではありませんので、信頼性については各自で判断してください。

 

 

続報:NVIDIAは、同社のシステムが侵害されたことを確認したが、今後の事業が中断されることは無い、ハッカーたちは、NVIDIAがドライバをオープンソースにしなければ、さらにデータを漏洩すると要求しています。

 

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