今日もまた、AMD Radeon RX 6950XT ‘RDNA 2 Refresh’ グラフィックカードに関する噂がGreymon55によって投稿されました。
AMD Radeon RX 6950XT ‘RDNA 2 Refresh’ リファレンスグラフィックスカードは2.5GHzを超えるブーストクロックを搭載へ
AMDは、既存の7nm Navi 21 XTXH GPUで、クロック速度にいくつかの素晴らしい改善をもたらし、より高く安定したクロック周波数だけでなく、3GHzを超えるオーバークロック仕様も可能にしました。
後者は、オーバークロッカーがNavi 21 XTXH GPUを搭載したRadeon RX 6900 XTグラフィックスカードをいくつかのベンチマークで上位に押し上げるのに役立ったことが確認されています。
しかし、Navi 21 XTXHは、同じチップのより洗練されたRDNA 2リフレッシュGPUバリエーションに取って代わられようとしているようです。
https://twitter.com/greymon55/status/1490167588252372993?ref_src=twsrc%5Etfw
RDNA 2 Refresh Navi 21 XTXH GPUにいくつかの最適化を施したAMD Radeon RX 6950XTが2.5GHz超のリファレンスブーストクロックを達成できるなら、同じチップのカスタムモデルはさらに高いブーストクロックを提供できると期待できるだろ。
現在のカスタムモデルはリファレンス比で+250~+300MHz程度なので、同じ数値で計算すると2.8~2.9GHz程度になると思われる。
これは、次期ラインナップで噂されている18Gbpsのメモリダイとの組み合わせで、より大きなパフォーマンスアップとなることが予想されます。
しかし、その代償として、消費電力が上がることになります。
AMDはまだ7nmノードを採用しており、この点は変わりません。さらに、より高いクロック速度とメモリ速度が得られるため、より多くの電力を必要とするのです。
Radeon RX 6900 XTリファレンス・モデルのTDPは300Wなので、RX 6950XTグラフィックス・カードでは350Wまたはそれ以上の数字が期待されます。もちろん、これはまだ確定したわけではありませんが、そうなる可能性は非常に高いと思います。
このグラフィックスカードは、第2四半期、早ければ2022年4月に発売されるという噂もあり、私たちは間違いなくもうすぐ見ることが出来るでしょう。
AMD Radeon RX 6000「RDNA 2」デスクトップ・グラフィックス・カード・ラインナップ:
グラフィックス カード名 |
GPU コードネーム |
製造 プロセス |
演算ユニット数 /コア数 |
メモリ容量 /バス幅 |
メモリ クロック |
TGP | 希望 小売価格 |
発売時期 |
Radeon RX 6950 XT |
Navi 21 XTXH? | 7nm | 80 / 5120 | 16 GB / 256-bit | 18 Gbps | 300W? | $999 US? | 2022/4? |
Radeon RX 6900 XT LC |
Navi 21 XTXH | 7nm | 80 / 5120 | 16 GB / 256-bit | 18 Gbps | 330W | $1199 US | 2021/1 |
Radeon RX 6900 XTX |
Navi 21 XTXH | 7nm | 80 / 5120 | 16 GB / 256-bit | 16 Gbps | 300W | $999 US | 2020/10 |
Radeon RX 6900 XT |
Navi 21 XTX | 7nm | 80 / 5120 | 16 GB / 256-bit | 16 Gbps | 300W | $999 US | 2020/10 |
Radeon RX 6850 XT |
Navi 21 XT? | 7nm | 72 / 4608 | 16 GB / 256-bit | 18 Gbps | 300W | $649 US? | 2022? |
Radeon RX 6800 XT |
Navi 21 XT | 7nm | 72 / 4608 | 16 GB / 256-bit | 16 Gbps | 300W | $649 US | 2020/10 |
Radeon RX 6850 |
Navi 21 XL? | 7nm | 60 / 3840 | 16 GB / 256-bit | 18 Gbps | 250W | $579 US? | 2022? |
Radeon RX 6800 |
Navi 21 XL | 7nm | 60 / 3840 | 16 GB / 256-bit | 16 Gbps | 250W | $579 US | 2020/10 |
Radeon RX 6750 XT |
Navi 22 XT | 7nm | 40 / 2560 | 12 GB / 192-bit | 18 Gbps | 230W | $479 US? | 2022? |
Radeon RX 6700 XT |
Navi 22 XT | 7nm | 40 / 2560 | 12 GB / 192-bit | 16 Gbps | 230W | $479 US | 2021/3 |
Radeon RX 6600 XT |
Navi 23 XT | 7nm | 32 / 2048 | 8 GB / 128-bit | 16 Gbps | 160W | $379 US | 2021/7 |
Radeon RX 6600 |
Navi 23 XL | 7nm | 28 / 1792 | 8 GB / 128-bit | 14 Gbps | 132W | $329 US | 2021/10 |
Radeon RX 6500 XT |
Navi 24 XT | 6nm | 16 / 1024 | 4 GB / 64-bit | 16 Gbps | 107W | $199 US | 2022/1 |
Radeon RX 6500 |
Navi 24 XL | 6nm | 12 / 768? | 4 GB / 64-bit | 16 Gbps? | TBD | $149 US? | 2022? |
Radeon RX 6400 |
Navi 24 XL | 6nm | 12 / 768 | 4 GB / 64-bit | 16 Gbps | 53W | $139 US? | 2022/1 |
ソース:wccftech – AMD Radeon RX 6950XT ‘RDNA 2 Refresh’ Graphics Card To Rock Over 2.5 GHz Boost Clock
解説:
RX6950XTはよりハイクロックまで回る?
リファレンスで2.5GHzまで回るようです。
RX6950XTの一番のウリはメモリの高速化ではなく、こちらの部分かもしれません。
RX6900XTのブーストクロックは2.25GHzまで、なんと250MHzもクロックが上がっています。
安定的にハイクロックが出せるようになったのか、それともOCのマージンそのものが高くなったのか?
現在の3DMark Hall of FAMEはRX6900XTですから、OCのマージンそのものが上がったのであれば、また世界記録を更新するかもしれません。
RTX3090Tiとどちらが性能が高いのか?ちょっと見ものです。
予想がつきません。
RTX3090Tiの方はクロックが上がった分、製品に不具合が出ており、RTX3090の時点でかなり限界までプッシュしていたことが伺えます。
RX6950XTは何のトラブルもなくロンチしてほしいところです。
nVidiaがAmpereを発表した当初、10nmの改良に過ぎないSamsung8nmと知ってがっかりしました。
生産性と性能を計りにかけて「なめプ」したということになります。
そしてモデル末期に差し掛かった今、3DMark Hall of Fameで負けるという「なめプ」した大きな代償を払うことになっています。
次のLovelaceはTSMC5nmでAMDに死に物狂いで勝ちに来るでしょう。
自分としてはいくらAMDを見下していてもGA102だけでも全力を出してほしかったですね。