アップルは、インテル製チップの使用から自社製カスタム・シリコンへの移行段階を順調に進めている。
アップルがMacBook Proの新モデルに搭載した新しいM1 Maxチップで大きく前進した一方で、インテルは自社の最新チップはアップルのものより速いと主張しています。
しかし、すべては独立したテストとベンチマークが明らかにすることに帰結します。
とはいえ、最新のベンチマーク結果では、IntelのAlder Laker Core i9チップがAppleのM1 Maxチップに勝っていることが明らかになっています。
Intelの主張は事実ですが、ある種の欠点もあります。
スクロールダウンして、その詳細をお読みください。
Intelの第12世代Alder Lake Core i9チップは16インチMacBook ProのM1 Maxを上回るが、より多くの電力を消費する
最新のベンチマークテストは、MSI GE76 Raider Laptopで実施されました。
Macworldが指摘するように、Alder Lake Core i9チップの初期のベンチマーク結果では、新しい16インチMacBook Proに搭載されているM1 Maxチップよりも強力であることが確認されています。
Geekbench 5の結果では、Alder Lake Core i9-12900HKを搭載したMSI GE76 Raiderの平均マルチコアスコアが12,707となったようです。
一方、M1 Maxチップの特徴は、マルチコアスコアが12,244であることだ。
比較すると、Core-i9プロセッサーはM1 Maxチップよりも4%高速です。
Geekbenchは、MacやiPhoneに搭載されているAppleのすべてのチップをテストするために使用している、一般的で総合的な使用方法のベンチマークです。Geekbench 5のマルチコアCPUテストでは、Alder Lake Core i9はAppleのプロセッサに対して5パーセントのリードを持っています。シングルコアテストでは、Alder Lakeの向上は3.5パーセントでした。基本的には引き分けです。Alder Lakeがわずかにリードしていますが、多くの場合、その差に気づくことはないでしょう。
MSI GE76 Raiderは、CPUのみのCinebench R23ベンチマークを実行している間、壁から電力を引き出していることに注意してください。
PCWorldの測定によると、Core i9プロセッサは常に100ワット台にとどまっていますが、また140ワットまで跳ね上がることもあったとのことです。
しかし、AnandTechは、MacBook Proモデルに搭載されているAppleのM1 Maxチップは、これと比較して、わずか40ワットしか使用していないことを明らかにしました。
グラフィックの面では、Alder Lake Core i9チップとNVIDIAの高価なRTX3080 Ti GPUを組み合わせると、その差は歴然としています。
M1 Maxの54,774というスコアに対して、143,594というOpenCLスコアを獲得しています。
しかし、オンボードGPUを考慮すると、Intelのスコアは21,097に低下する。
MSI GE76は消費電力が大きいため、PCWorldの調べでは、オフラインのビデオ再生で6時間近く持つとのことです。
これに対し、Appleは、16インチMacBook Proのオフラインビデオ再生が最大21時間持続すると宣伝しています。
さらに、両機種が採用しているディスプレイ技術に大きな違いがあることも考慮しなければなりません。
デザイン面では、GE76は17インチディスプレイを搭載したずんぐりしたマシンで、重量は6.5ポンド(約3kg)近くあります。
新しい16インチMacBook Proは4.8ポンド(約2.1kg)です。
皆さん、これだけです。あなたの貴重なご意見を下のコメント欄でお聞かせください。
解説:
Intel 第12世代Core i9がApple M1 MAXに性能で勝った?
らしいです。
Geekbenchのマルチで5%、シングルで3.5%勝ったそうです。
あ、Cinebench R23ではかなり勝ってるみたいですよ。
一時期のRyzenと同じでCinebench無双ですね。(苦笑
元記事の引用元は「ほとんどはその差に気が付くことは無い」と締めくくっています。
しかし、消費電力はM1 MAXが40Wに対して、Intel 第12世代Core i9は100W、高いときには140Wと2倍以上の差があったようです。
Intel信者の方はこれ、うれしいのですかね?
そもそも論として、省電力勝負ではx86ではARMにかなわないと思うのですが、M1 MAXの登場で性能でもかなり怪しい状態になってきました。
Qualcommも同様のプロセッサを開発しているということです。
https://twitter.com/saschasegan/status/1460619274792448002?ref_src=twsrc%5Etfw
QualcommがNUVIAを買収したのはこのためと言われています。
Qualcommの新型CPUは2023年には登場すると言われており、登場すればデスクトップ版のAndroidが再び脚光を浴びるかもしれませんね。
Qualcommの第一世代のノートPC向けCPUが成功したら、次の世代も製造されると思います。
最近はGoogleもSoCを独自に開発していますので、Qualcommの新型が成功すれば後に続くかもしれません。
既に承知のことと思いますが、今はスマホのゲームの方が圧倒的に開発され、世に出ています。
スマホのゲームは課金が前提のゲームですから、その在り方には賛否があると思います。
しかし、圧倒的多数派であることは確かです。
また、モバイルと言えるNintendo Switchもソフトの販売面では大成功しています。
ゲームの売り上げランキングではほとんど独占しそうな勢いです。
ゲーム機の世界を見てみると、PS5は本体の販売面でも苦戦し、ソフトも売れず、開発費は激増してもうペイ出来ないところまで来ており、ビジネスモデル的には限界ではないかと言われている反面、PS3程度の性能しかないと言われているSwitchは絶好調でハードの性能が低い分、開発費も安く済み、ソフトも売れるという何とも皮肉な状況になっています。
奇しくもゲーム機もARM vs x86でARMが有利に展開しているということになります。
AlderLakeで多少盛り返しても大きな流れは変わらないと私は感じています。
まあ、製造プロセスとしては一世代遅れのIntel7でTSMC5nmで製造されたM1 Maxと同程度の性能が出せるのは確かに素晴らしいことなのかもしれませんが・・・・。
Intelの目下の最大の敵はAMDではなく、こちらなのかもしれませんね。