AMDがRadeon Super ResolutionまたはRSRと呼ばれる新しい解像度スケーリング技術に取り組んでいると報じられたとVideocardzが伝えています。
AMD Radeon Super Resolutio「RSR」技術が開発中、ドライバを介してほぼ全てのゲームで有効化可能
公開されている情報を見る限り、AMDのRadeon Super Resolution「RSR」技術は、数ヶ月前に紹介されたNVIDIAのImage Scalingソリューションに対するレッドチームの答えのようだ。
この技術は、FSR 1.0アルゴリズムに基づいており、開発者の追加サポートなしで、ほとんどすべてのゲームで動作すると言われています。
DLSSやFSRの場合、ゲーム内で動作させるためには、その技術がゲームエンジンのパイプラインの一部である必要があります。
NVIDIAのImage Scalingは、この制約を克服し、ドライバレベルのサポートを通じて、ほぼすべてのタイトルでスケーリングサポートを可能にします。
同様に、AMDのRadeon Super Resolutionも、Radeon Softwareドライバ・スイートを通じて有効化される予定です。
ただ、AMD Radeon Super Resolutionは、排他なフルスクリーンモードをサポートするゲームでしか動作しませんが、最近のほとんどのタイトルがそうなので、これは大きな問題ではありません。
その他、ドライバレベルのサポートと同様に、ゲームUIのスケーリングにいくつかの問題があるかもしれません。
AMD Radeon Super Resolution「RSR」技術は、RDNA 1とRDNA 2の両方のGPUアーキテクチャで動作するが、NVIDIAやIntel GPUのサポートについては言及されていない。
一方、NVIDIAのImage Scaling技術は、ロスレス・スケーリングによりAMDとIntelの両方のGPUで使用できるため、GPUのサポートはまだ不明だが、優位に立てる可能性がある。こ
の技術は間もなく導入されると言われており、来週開催されるAMDのCES 2022バーチャルキーノートで、間もなくこの技術について聞くことができるかもしれない。
解説:
AMD、今度はFSRをゲーム側のサポートを不要にする。
Radeon Super Resolusionと言う名前でドライバから全部の全画面ゲームでオンに出来るようになるようです。
当然、ゲーム側のメニューからもオンに出来ると思うのですが、わざわざ実装する必要が無いのは開発側から見たらありがたいことだと思います。
実はFSR相当の技術は以前からnVidiaのコントロールパネルでオンにできたのですが、nVidiaは特にそれが価値あるものであるとPRしてきませんでした。
AMDはFSRと言う名前を付けて大々的にアピールしたことによって、DLSSと似たような技術として付加価値を付けましたが、こういったマーケティングはAMDはうまいと思います。
オープンソース戦略もこの上もなくはまっていたのではないかと思います。
今後、x86だけでなく、ARMにも広く採用されるようなちょっと面白いかなと私は思っています。