NVIDIA、AMD、Intelの3社がエントリーレベルでの競争を準備中
競合するすべてのGPUメーカーから、1種類ではなく3種類のエントリーレベルカードの情報が突然入ってくるというのは、実に興味深いことです。しかし、これはRadeon RX 6500 XT/6400の噂が出てきた直後に起こったことである。
@kopite7kimi氏からの最新のアップデートでは、RTX 3050 non-Tiが8GB GDDR6メモリを搭載することが確認されました。
この情報は、先週の私たちのレポートにはありませんでした。我々が確認できたのは、RTX 3050が確かにGA106-150の製品としてロードマップに掲載されており、2022年の第2四半期頃に発売されるはずだということだけです。
Kopite氏では、メモリのスペックや、先にお伝えしたようにCUDAコアの構成など、より多くの情報を得ているようです。
3072ユニットとなっています。
以上のことから、デスクトップ用のRTX 3050シリーズは、約半年前に発表されたモバイル用シリーズで採用されていたGPU「GA107」から脱却することになります。
しかし、より良いGPUへのアップグレードを決断したのは、NVIDIAの低価格ゲーマーに対する善意ではなく、ほぼ同時期に出現した熾烈な競争によるものです。
https://twitter.com/kopite7kimi/status/1466300308238176256?ref_src=twsrc%5Etfw
これらのバジェットカードはすべて、2022年の前半に発売される予定です。
しかし、発売日は常にスケジュールが変更されているため、定まっていないようです。
噂される2022 エントリーレベルのグラフィックスカード
GeForce RTX 3050 |
Radeon RX 6500 XT |
Intel Arc A380 |
|
GPU | GA106-150 | Navi 24 XT | DG2-128 |
FP32演算コア数 | 3072 (?) | 1024 | 1024 |
メモリ容量 ・種類 |
8GB GDDR6 | 4 GB GDDR6 | 6 GB GDDR6 |
メモリバス幅 | 128-bit | 64-bit | 96-bit |
発売時期 | 2022Q2 | 2022Q1 | 2022Q2 |
※ 追記 Geforce RTX3050は2022年1月27日に発売予定です。発表はCES2022です。
解説:
2022年、第一次GPU大戦はエントリーレベルから
ちょっと衝撃的なニュースです。
IntelがARC A380に6GB搭載するという話が出てすぐにRTX3050に8GBが搭載されるという驚きのニュースが飛び込んできました。
Geforceは大容量キャッシュを搭載していませんので旧来製品どおり、メモリのバス幅が帯域幅にダイレクトに反映され、それが最終的な性能に影響を与えます。
記事中のバス幅の項目を見ると、RTX3050は128bitですが、RX6500XTは64bit、A380は96bitとなっており、三者三葉で非常に印象的です。
RX6500XTはインフィニティキャッシュがありますので、実効帯域幅は仕様よりもかなり上のはずです。
AMDは一番メモリ容量が少ないですが、その分は価格で頑張って欲しいかなと思っています。
RX6500XTのメモリ容量が4GBなのはメモリの搭載量がインフィニティ・キャッシュの容量に依存するからだと思います。
この中で一番、ゲーム用として普及する可能性が高いのはRadeonだと思います。
理由は4GBだとマイニングでは使いにくいからですね。
よって、市場で余るのはRX6500XT/6400でしょう。
私がこの3製品の中で一押しするとしたら、A380ですかね。
ただし75W枠を守ればと言う条件付きです。
RTX3050の仕様を見ると75W枠に収めるのはかなり難しそうに思います。
GT1030やGTX1650無印の代わりとなるようなカードは結構望まれていると思うので、早めに出して欲しいところです。
こういったカードはテスト用に1枚持っているとかなり便利に使えます。