HPは、All-In-One Desktop PC向けに、AMD Ryzen 7000 CPUシリーズなどの未発表および次世代のハードウェアを再びリストアップしました。
HP、オールインワン・デスクトップPC向けにAMD Ryzen 7000 CPUを確認、2022年初頭に発売へ
以前、HPは、ハイエンドの34インチAIOデスクトップPC向けに、NVIDIAのGeForce RTX 30 SUPERシリーズのグラフィックスカードをリストアップしていた。
今回、同社は24インチと27インチのAIO PCのラインナップを、AMD Ryzen 7000とインテル第12世代Alder Lakeの両方のCPUフレーバーで発売することを確認しました。
これは、AMD社がRyzen 6000 CPUの名称を一切使用せず、Ryzen 7000のブランド名で2つのステップを進めることを意味しています。
上記の通り、「HP 24 & 27-inch AIO Desktop PC」は、CPUにインテル第12世代Alder LakeまたはAMD Ryzen 7000を採用し、最大1TBのPCIe SSDと2TBのHDD、フルHDディスプレイ、カメラ、デュアルスピーカーを搭載しています。
カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色で、OSにはWindows 11を採用しています。
HP 24および27インチのAIOデスクトップPCに搭載されるAMD Ryzen 7000シリーズは、「Raphael」の発売が約1年後に迫っていることから、Zen 4チップではなくRembrandt CPUになるかもしれません。
AMDが次世代Ryzen CPUとAPUの両方のラインナップにRyzen 7000シリーズを採用した場合、AMD Ryzen 7000G APU「Rembrandt」とRyzen 7000「Vermeer 3DX」チップが含まれることになります。
これらのオールインワンPCにデスクトップ用チップが搭載されることは考えにくく、次世代Rembrandt APUのようなモバイルチップが採用される可能性が高いと思われます。
Rembrandtは、新しいCPU「Zen 3+」とGPU「RDNA 2」の2つの技術を搭載しています。
Rembrandt APUは、N7プロセスを最適化したTSMC 6nmプロセスノードで製造されると言われています。
また、PCIe Gen4やLPDDR5/DDR5メモリのサポートなど、Ryzen APUの特徴は多岐にわたります。
Rembrandt APUは、最大でDDR5-5200のメモリをサポートし、20本のPCIe Gen4レーン、2つのUSB 4(40 Gbps)ポートを搭載します。
ロードマップによれば、Rembrandt APUはFP7プラットフォームに対応します。
AMDは、2022年のCESにおいてRembrandt APUのラインナップ(Ryzen 7000H、Ryzen 7000U)を発表する予定であり、今年後半に発表され、来年初頭にソリューションが登場すると予想されているインテルのAlder Lake-PおよびAlder Lake-Mチップに対抗することになります。
AMDのRyzen 7000 CPUおよびAPUラインアップに関する情報が入り次第、随時お伝えしていきます。
ソース:wccftech – AMD Ryzen 7000 CPU Powered HP All-In-One Desktop PCs Confirmed, Launching in 2022
解説:
Ryzen 6000GシリーズAPUはRyzen 7000Gシリーズになるかもしれない
昔からAMD製品を積極的に採用してきたHPのデスクトップモデルにRyzen7000の名前が予定として登場しているようです。
元記事ではRembrandtの次のAPUが搭載される可能性は低いとし、RembrandtがRyzen7000Gシリーズとして登場するのではないかとしています。
今一つの可能性としては、RaphaelはGPU付きですから、そのまま搭載される可能性もあるのかなと思います。
ただし、RaphaelはDDR5になるはずで、かなり高コストになることが予想され、OEMからは避けられる可能性が高いのかなと思います。
それを考えるとやはりRyzen 6000Gシリーズが7000Gとして搭載される可能性が高いかなと思います。
今まで自作市場で圧倒的な強さを誇ってきたAMDですが、ここにきて俄かにOEMへのシフトが鮮明になってきました。
シェアを取るためには仕方ないのかもしれませんが、自作ファンとしては寂しい限りです。