ギガバイトのAORUS Z690マザーボードのラインナップがEECでリークされ、少なくとも27枚のボードが含まれています。
このラインナップはMomomo_US氏( Videocardzより)によって発見されたもので、Alder LakeデスクトップCPU向けにDDR5とDDR4の両方のフレーバーが用意されています。
27枚のギガバイトAORUS Z690マザーボードがリークされ、EECにリストアップされている、DDR5とDDR4の両バージョンを搭載する
今回のリーク情報によると、GigabyteはZ690シリーズのラインナップとして、少なくとも27枚のマザーボードを開発中とのことです。
これには、次世代の「Z690 AORUS」、「Z690 AERO」、「Z690 Gaming」、「Z690 UD」シリーズが含まれます。
マザーボードは以下の通りです:
- Z690 AORUS XTREME WB
- Z690 AORUS XTREME
- Z690 AORUS MASTER
- Z690 AORUS TACHYON
- Z690 AORUS ELITE
- Z690 AORUS ELITE STEALTH
- Z690 AORUS PRO
- Z690 AORUS ULTRA
- Z690 AORUS ELITE AX
- Z690I AORUS ULTRA
- Z690 AERO G
- Z690 AERO D
- Z690 GAMING X
- Z690 UD
- Z690M DS3H
- Z690 UD AX
- Z690 UD AC
- Z690 AORUS ELITE DDR4
- Z690M A ELITE DDR4
- Z690 AORUS PRO DDR4
- Z690 A ELITE AX DDR4
- Z690M A ELITE AX DDR4
- Z690I A ULTRA DDR4
- Z690 AERO G DDR4
- Z690 GAMING X DDR4
- Z690 UD DDR4
- Z690 UD AX DDR4
ギガバイトのAORUS Z690マザーボードは、エンスージアスト、プレミアム、ハイエンドの各セグメントをターゲットにした製品で、トップレベルの製品です。
ラインナップには、AORUS Xtreme、AORUS Xtreme WB、AORUS Master、AORUS Tachyon(オーバークロッカー向け)などがあります。
そして、Z690のラインナップは、AORUS ELITE、PRO、Ultraシリーズといった製品で、よりメインストリームのカテゴリーに向かいます。
AEROのラインナップにはAERO GとAERO Dがあり、Gamingのラインナップには「X」というバリエーションがあります。ギガバイトの標準的なラインナップには、3つのZ690 UDバリエーションと単一のmATXオプションがあります。
AORUS Z690 Elite、Pro、Ultraマザーボード、AERO G、Gaming X、UDシリーズもDDR4のみの仕様となります。
上位機種では、DDR4の選択肢が全くないため、プレミアムマザーボードではDDR5メモリのみとなりますのでご注意ください。
IntelのAlder Lake-SのCPUラインナップは、DDR4とDDR5の両方のメモリに対応していることがわかっています。
後者はそれほど安価ではないので、よりメインストリームやエントリーレベルのモデルにDDR4のサポートを含めるのは賢明なことかもしれません。
また、数日前にASUSのZ690マザーボードのラインナップがリークされましたので、こちらをご覧ください。
マザーボードメーカーは2021年10月末までにZ690の新製品を発表し、2021年11月に第12世代デスクトップCPUと一緒に発売されると予想されています。
解説:
EECのリストからGigabyteのマザーボード名がリーク
ASUSもそうでしたが、Z690と言えども下位のマザーは軒並みDDR4になるようです。
Alderlake世代では、DDR5の最高性能モデルしか対応しないようです。
この対応を見ると、IntelはDDR5の普及をあまり急いでいないように見えます。
来年Zen4はDDR5オンリーになる可能性が高く、ここで普及しないとなかなか厳しい結果になるかもしれません。
それを含めたIntelの戦略なのかもしれませんね。
今まではユーザーからの不評を買っても新しい技術に移行することを優先してきたIntelですが、複数世代に渡るマザーボードの互換性や、DDR5と言う橋を先に渡ろうとしないAMDの態度を見て、ムッとしているのかもしれません。
ある程度のシェアを取ったならば、AMDもDDR5を普及させる負担をすべきだというIntelからのメッセージなのかもしれません。
RaptorLake世代はどうなるかわかりませんが、少なくともAlderLake世代でDDR5が大きく普及することは無いと思います。
あまりに消極的過ぎるIntelの販売政策に驚きを隠せません。DDR3からDDR4の時とはえらい違いです。
数が出ないので高止まりしますし、RaptorLakeまでDDR4/5両方のマザーが出るとしたら、AMDの販売上、かなりのハンデを負うことになります。
IntelがAMDの如き小物にここまですることはありませんでしたが、Intelを本気にさせるくらいRyzenが優秀な製品だったのかもしれません。