AMD RX 6700 XTとNVIDIA RTX 3070に対抗するIntel ARC Alchemistデスクトップグラフィックスカード、価格は100USドルから最大500USドルまで

Intel ARC Alchemistグラフィックスカードの性能と価格の位置づけを示すスライドが流出し、競合となるNVIDIAとAMDのGPUが示されました。

Intel ARC Alchemistはすべて、100ドルから500ドルの米国市場範囲でNVIDIAGeForceとAMDRadeon GPUに取り組む準備ができています（Intel ARC Alchemistは、100ドルから500ドルの米国市場範囲でNVIDIAGeForceとAMDRadeon GPUに取り組む予定です）

このリークされたスライドは、Baidu Forums（via Videocardz）に掲載されたもので、Intelは小売店のパートナーと共有しています。

このスライドには、2022年に提案されるARC Alchemist「DG2」のラインナップと、それに対抗する競合製品が記載されています。

このスライドによると、ラインナップには少なくとも4つのSKUが含まれますが、それ以上になる可能性もあります。

また、このスライドは少し古いもののようで、つい最近Intelがグラフィックスラインアップに導入したARCブランドについて言及していないため、内部計画はその後変更されているかもしれません。

※　画像をクリックすると、別Window・タブで拡大します。

インテルのハイエンドARCゲーミンググラフィックスカードのラインナップ（300〜500USドル

ここでは、上位機種である「Enthusiast」（400～499ドル）と「Performance+」（300～399ドル）のグラフィックカードについて説明します。

これらのIntel ARC Alchemist GPUは、Alchemist 512 EUチップの内部コードネームと思われる「SOC1」を搭載します。

このチップのTDPは175Wから225Wの範囲です。Enthusiastパートでは、NVIDIA GeForce RTX 3070とAMD Radeon RX 6700 XTに取り組みます。

なお、インテルは第1世代のARCのラインアップに「Enthusiast+」の競合製品を投入する予定はなく、それは次世代に向けてのものとなる。

つまり、「GeForce RTX 3080」や「Radeon RX 6800 XT」など、NVIDIAとAMDのトップグラフィックカードは、今後も争いの余地がないということです。

Intel ARC Alchemist 対 NVIDIA GA104 & AMD Navi 22 GPU

インテルのエントリーレベルARCゲーミンググラフィックスカードのラインナップ（100〜200米ドル)

低価格帯では、AMDとNVIDIAの2社が300ドル以下のデスクトップ向けグラフィックスカードをまだ発売していないことを考えると、インテルがAMDとNVIDIAに猛反発する可能性がある分野だ。

メインストリームセグメントでは、「SOC2」としてAlchemist 128 EU GPUが搭載され、TDPは75W以上となります。このチップを搭載したARCのグラフィックスカードは、「メインストリーム+」（150〜199ドル）および「メインストリーム」（100〜149ドル）のセグメントで紹介されます。

AMDもNVIDIAも、エントリーレベルのセグメントに投入できるチップを持っていますが、まずはノートPCやラップトップに押し出されています。

もし2022年第1四半期までに発売されれば、エントリーレベルのARC GPUは、AMDのNavi 24（RX 6500シリーズ）やNVIDIAのGA107 GPU（RTX 3050シリーズ）に対抗することになりますが、現在主流のカードがどこにあるかを考えると、米国での価格が200ドルを超えてしまうかもしれません。

インテルが競合他社、特にAMDが苦手とするNVIDIAに対して優位に立てる可能性があるのは、スーパーサンプリング技術におけるAIの支援です。

IntelはすでにXeSS技術の印象的なデモを披露しており、予想される数値に基づけば、IntelのGPUはXMXアーキテクチャによるNVIDIAのTensor Coreの実装（DLSS）を上回る可能性がある。

また、インテル社のGPUには、小さいながらも有用なゲームキャッシュが搭載され、256ビットのバスインターフェースで最大16GB（GDDR6）の大容量VRAMが搭載される見込みです。

これは、NVIDIAのRTX 3070およびRTX 3070 Tiの2倍のメモリとなるため、それに対抗するためのリフレッシュを用意する必要があるかもしれない。

インテルXe-HPG Alchemist GPUベースのディスクリート・グラフィックス・カードのエンジニアリング・サンプルが、いくつかの噂されている性能や価格の数字とともに数ヶ月前にリークされたのを見たことがありますが、それについてはこちらをご覧ください。

Xe-HPG Alchemistは、NVIDIAのAmpereおよびAMDのRDNA 2 GPUと競合する製品です。

Xe-HPG ARC GPUは、モバイルプラットフォームにも搭載され、Alder Lake-PノートPCに搭載される予定です。

Intel Xe-HPG DG2 GPUベースのディスクリートゲーミンググラフィックスカードの仕様：

ソース：wccftech – Intel ARC Alchemist Desktop Graphics Cards To Compete With AMD RX 6700 XT & NVIDIA RTX 3070, Pricing Starts at $100 US & Up To $500 US

解説：

Intel ARC Alchemistは100ドルから500ドルの価格帯に収まる

とありますが、残念ながら、そうはならないと思います。

この価格で出たら即蒸発、二次出荷からは今のRTX3070やRX6700XTと同程度の価格になるでしょう。

世界中でマイニング用としてGPUが引っ張っていかれている現在、ゲーム用としてどのくらい売れるのかは疑問です。

しかし、ゲーム用であれ、マイニング用であれ、売れることは確実で余ることはあり得ないです。

それは断言できるレベルでしょう。

単に売るのが目的ならば、時期は最良だと思います。

XeSSは普及しないかもしれません。

nVidiaも多少の対策はしていますが、マイニングソフトのアップデートにより、段々効果が薄くなっており、あまり効果があったとは言えなくなってきています。

nVidiaは来年以降もGPU不足が続くとしており、RTX2060がまたしても減益に復帰するなどと言われています。

Intel ARC Alchemistも残念ながらマイニングの餌食になると思います。