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Thunderbolt 5、PAM-3変調により80 Gbpsの帯域幅を実現か

更新日:

 

intel Thunderbolt 5は帯域幅が拡大すると予告

イスラエルの研究開発施設を訪問したグレゴリー・ブライアントは、Thunderbolt 5規格の最初の情報を掲載した写真を投稿し、すぐに削除しました。

インテル・クライアント・コンピューティング・グループのEVP兼GMである同氏は、初期の情報を共有するのが少し早すぎたというミスを犯した。

このツイートには4枚の写真が添付されていましたが、そのうちの1枚にはインテルが計画している80Gbpsの接続規格、おそらくThunderbolt 5が写っていました。

その後、この写真は削除され、他の3枚の写真とともにツイートが再投稿されました。幸いなことに、AnandTechはすぐにコピーを取ってくれました。

インテル80G PHYテクノロジー、ソース AnandTech、Gregory Bryant氏による

 

この写真では、インテルのエンジニアが新しい80G PHYテクノロジーを幹部に紹介している。

もし、壁に貼られたポスターがなければ、何が示されているのかを想像するのは容易ではないでしょう。

しかし、ポスターにはThunderbolt 5のことは明示されておらず、Thunderbolt 4の2倍の速度を持つ80G PHY Technologyのことが書かれています。

しかし、インテルの社員はすでに、後継機種がTB4の2倍の速さになる可能性を示唆していますが、それがどのようにして実現できるのかは説明されていませんでした。

今回の写真を見ると、新しい80G PHY規格はPAM-3変調(パルス振幅変調)を採用しており、原理的にはNRZ(Non-return-to-zero)に比べて1.5倍のデータを伝送することができます。

0と1ではなく、3つの振幅段階を許容する。0と1の代わりに、-1、0、1の3段階の振幅が可能になります。

また、重要なのは、Intel Thunderbolt 5がUSB-Cコネクタでも使用できることです。

Thunderbolt規格は、USB規格、特にThunderbolt3とUSB4によく似ています。

これは、IntelがUSB Promoter Groupに技術を提供することで、ライセンスや認証が必要な規格として貢献してきたためです。

インテルはその後、Thunderbolt 4規格をリリースし、最新のインテル第11世代Coreシリーズのデバイスで利用できるようになりました。

ソース:Videocardz.com – Thunderbolt 5 may offer 80 Gbps bandwidth thanks to PAM-3 modulation

 

 

 

解説:

さらに帯域が上がるThunderbolt5

  • Thunderbolt3 40Gbps(PCIe 16Gbps)
  • Thunderbolt4 40Gbps(PCIe 32Gbps)
  • Thunderbolt5 80Gbps

Thunderbolt4=USB4なのですが、Thunderbol5がどのような扱いになるのか不明です。

Thunderbolt4がUSB4になりえたのはIntelがThunderbolt3の仕様を無料で公開したからです。

※ 正確に言うとThunderbolt3の仕様をIntelが公開し、USB4のデータ転送仕様にあせたのがThunderbolt4

Thunderbolt3/4に関してはPCIe接続もできますが、帯域はそれぞれ16/32Gbpsとなっています。

内部PCI Expressで接続した場合、Thunderbolt3はPCIe3.0X2、Thunderbolt4はPCIe3.X4相当となるようです。

この点、Thnderbolt5がどうなるのかの記述はありませんが帯域が倍になっていますので、64Gbpsになっている可能性もあると思います。

ThunderboltはVRをワイヤー一本で接続するのに最適でしたが、同じような構想をブチ上げていたVirtualLinkは既にHPは跡形もなく消滅してしまいましたので、なかなかに現実は厳しいかなと思います。

Thnderbolt5はなかなか帯域が広いので、VRデバイスのワイヤー一本接続に最適かなとは思います。

Quest2は同様の接続をUSB3.0、5Gbpsで実現しており、将来的に解像度があがったらUSB4やThunderbolt5で接続されているかもしれませんね。

VirtualLinkも廃止されて、未来が無いと見切られたPCVRでは利用されないかもしれませんが。

 

 

 

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