象徴的なGPUメーカーのひとつである3dfx Interactiveが、20年ぶりにカムバックするようです。同社が運営していると思われる新しいTwitterアカウントが、同社が復帰し、来週重大な発表を行うとツイートしています。
3dfx Interactiveが20年ぶりにGPU市場に戻ってくる?来週重大な発表があると予告
Voodooシリーズは、3dfx Interactiveが設計・製造したグラフィックカードで、誰もが所有したり聞いたりしたことがあるだろう。
3dfx Interactiveは、かつてはNVIDIAをはじめとする他のGPUメーカーの主要なライバルでしたが、精彩を欠いた製品を発表した後、最終的には破産申請を行い、2002年にNVIDIAが同社の資産の大半を7,000万ドルで買収しました。
この新しいアカウントは、3dfx Interactiveが20年ぶりに復活し、最初の大きな発表を来週の木曜日(8月5日)に行うことを示唆しているようです。
3dfx Interactiveが何を発表するかはわかりませんが、もしこれが本当のニュースであれば、NVIDIA、AMD、Intelとは別に、GPU市場に新たなメジャープレイヤーが誕生することになります。
発表されたティーザー画像は以下の通りです(なお、以下の画像は2014年にDeviantArtで公開されたファンの作品です)。
https://twitter.com/3dfxofficial/status/1421244991297376262?ref_src=twsrc%5Etfw
先日、3dfx Voodoo 5 6000グラフィックスカードを現代的なタッチで再現したMODをご紹介しました。
このグラフィックスカードは、MODderのAnthonyによって設計されたもので、カスタムPCBデザインを採用し、5つのVSA-100 GPUと、それぞれに8MB(166MHz)のSDRAM、合計32メガバイトのメモリを搭載し、各GPUは4ピンの電源インターフェイスで駆動するアクティブヒートシンクソリューションに接続されています。
このカードはPCIインターフェース(PCIeではない)で、ディスプレイ出力用のデュアルVGAポートを備えています。
もちろん、それはファンによる再現であって、現在のGPU市場ではこのようなカードはノスタルジックな理由を除けばあまり意味をなさないので、我々は現代的なものを手に入れようとしているのだ。
繰り返しになりますが、これが一体何なのかは来週まで待ちましょう。
私たちが知っている限りでは、よくできた荒らしのアカウントかもしれません。
解説:
復活の3dfx
その昔3dfxと言うメーカーがあって単体GPUの世界で一世を風靡したのですが、競争に敗れ倒産してしまいました。
PCIバス(PCI Expressではない)にGPUを接続していた時代の話です。
その資産を買収したのはnvidiaなので、3dfxのノウハウを受け継いだのはnvidiaと言えなくもないです。
その、3dfxがなんと20年ぶりにカムバックしてくるという話が出ています。
正直、今20年前のメーカーが復活しても一線級の製品が出せるのかと言う疑問はあります。
また、nVidiaが3dfxの資産を買収していますので、3dfxを受け継いだ製品と言うのは出せないわけですが、どのような製品を販売することになるのか、非常に気になる話です。