インテル Core i9-12900K の QS がブラックマーケットで入手可能に
Yuuki_AnSによると、中国のブラックマーケットでIntel Alder Lake-Sプロセッサの資格サンプルが入手可能になったとのことです。
このリーク情報によると、中国のブラックマーケットでは、Core i9-12900Kのサンプルが約6900~7500元(1064~1157米ドル)で販売されているとのことです。
私たちは、クオリフィケーションサンプルが確かに販売されていることを確認しましたが、このサンプルはまだ数量が限られており、サンプルの出所が明らかになるリスクが大きくなっています。
このため、販売者やリーク者は、Alder Lake-Sプロセッサの写真を公開することに未だに消極的です。
Core i9-12900K QS販売開始、ソース:YuuKi_AnS
ブラックマーケットやeBayのようなサービスで、エンジニアリングサンプルや認定サンプルが出回ることはよくあることです。
これらの製品は、クロックスピードが違っていたり、機能が無効になっていたりと、小売のサンプルとは少し異なる仕様で提供されることが多いのですが、設計上は最終製品と同じであることが多いのです。
現時点では、Alder Lake-Sプロセッサを入手するには、認定サンプルを購入するか、インテルとエンバーゴ契約を結ぶしか方法がありません。
シリーズもLGA1700プラットフォームもまだリリースされていないため、購入希望者は次世代のマザーボードを入手する必要があり、i9-12900Kのサンプルを見つけることよりも難しいかもしれません。
Core i9-12900Kプロセッサーの仕様はすでに知られています。
このSKUは、8つの高性能なGolden Coveコアと8つの高効率なGracemont miniコアを搭載しています。合計で16コアを搭載していますが、GracemontはHyperThreadingに対応していないため、12900Kには24スレッドしか搭載されていません。
Intel Alder Lake-Sエンジニアリングサンプル、ソース:VideoCardz
クロックについては、リーク情報によると、i9-12900K QSのブーストクロックは、ビッグコアで最大5.3GHz、スモールコアで最大3.7GHzであることが明らかになっています。
電力制限はPL1値で125W、PL2値で228Wとなっています。Intel Alder Lake-Sデスクトップシリーズは、現在、今年の第4四半期にデビューすると予想されていますが、Intelは、来年の登場が噂されているモバイルSシリーズやvProモデルも準備しています。
インテル第12世代Coreシリーズ(Alder Lake-S)
コア数/ スレッド数 |
コアタイプ | 1-2 Core ブースト |
全コア ブースト |
TDP | |
i9-12900K | 8C+8c/24T | P-Core (Big) | 5.3 GHz | 5.0 GHz | 125W |
E-Core (Small) | 3.9 GHz | 3.7 GHz | |||
i7-12700K | 8C+4c/20T | P-Core (Big) | 5.0 GHz | 4.7 GHz | 125W |
E-Core (Small) | 3.8 GHz | 3.6 GHz | |||
i5-12600K | 6C+4c/16T | P-Core (Big) | 4.9 GHz | 4.5 GHz | 125W |
intel Core i9-12900k QS Sample
Selling price: 6900-7500(CNY)
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(There should be a lot of price cuts in September.) pic.twitter.com/77z48itPuH— 结城安穗-YuuKi_AnS (@yuuki_ans) July 18, 2021
解説:
Alder Lake-S 12900Kの認定サンプルが1,000ドルを超える高値で裏取引されているという話です。
LGA1700マザーボードも出回っていませんから、そちらも独自に入手する必要性があるようです。
こういう話が出てくると、登場前夜かなと言う感じがします。
11月の発売に向けて、着々と準備が進んでいるようです。