AMDおよびNVIDIAグラフィックスカードの価格が通常に戻り、GPUの供給と可用性が継続的に改善される

2021年の第3四半期に入り、AMDとNVIDIAのグラフィックカードの価格が回復の兆しを見せています。3DCenterの最新レポートによると、ヨーロッパの様々な小売店で見られるように、最悪の事態は終わり、GPUの供給は正常に戻りつつあるようです。

GPU市場が回復の兆しを見せる中、AMDとNVIDIAのグラフィックスカードの価格が通常に戻り、供給状況も改善されている

先月、グラフィックスカードの価格が希望小売価格の3倍という非常に高い水準に達したことがあった。

GPUの不足が主な原因でしたが、暗号通貨とゲームの需要の両方が、世界中のAMDとNVIDIAのグラフィックカードの価格を非常に高くしました。

NVIDIA社のGeForceグラフィックスカードは希望小売価格の3倍以上、AMD社のグラフィックスカードは希望小売価格の2倍以上の価格でピークを迎えましたが、最新の報告では、継続的な改善が見られますが、これらのカードが正式な希望小売価格に戻るまでにはまだ長い道のりがあります。

https://twitter.com/3DCenter_org/status/1406914800219693057?ref_src=twsrc%5Etfw

翻訳

DEATのグラフィックカードの価格 2021年6月20日

AMD：大きな変化はありません。

nVidia: 入手性が大きく向上。価格は再び低下し、希望小売価格に対するベストプライスの平均+133%(5月末)から現在は+91%。

まだまだ先は長い。

3DCenterの報告によると、NVIDIAのGPUは、AMDのGPUよりも大量に入手できるにもかかわらず、暗号通貨の需要のためにほとんどの場所で完売していましたが、GPU採掘者にとって最も収益性の高い2つの暗号アルゴリズムであるビットコインとイーサリアムの両方を崩壊させた最近のクラッシュ以来、状況が変わりました。

これに加えて、NVIDIAのLHRシリーズが発売されたことにより、同じ小売業者がNVIDIAのGeForce RTX 30シリーズゲーミンググラフィックスカードの価格を引き下げるようになりました。

LHRではないNVIDIA GeForceの在庫はまだ豊富にあり、これらの小売業者は暗号通貨の採掘者からの需要があるため、今後も高い料金を請求するでしょう。

また、小売業者間の価格競争が続いており、それがNvidiaのゲーミングGPUラインナップの大規模な価格再調整を促しています。

わずか1ヶ月前のピーク時に比べれば大幅に回復していますが、これが長期的に続くかどうかはまだわかりません。

※　画像をクリックすると別Window・タブで拡大します。

AMD陣営のRadeon RX 6000シリーズは、様々な問題を抱えており、価格もほとんど変わっていませんが、その中でも、特に供給面では回復の兆しが見られます。

AMD Radeon RX 6000シリーズは、NVIDIAのGeForce RTX 30シリーズよりもはるかに少ない数量しか供給されていませんでしたが、今後数ヶ月の間に、よりメインストリームの製品を提供し、上位のGPUからの負担を軽減することで、状況が変わるかもしれません。

AMD Radeon GPUラインナップの価格は以下でご覧いただけます。

グラフィックスカードが登場して以来、多くのゲーマーが新しいグラフィックスカードを待ち望んでいただけに、そろそろ良いニュースを聞きたいものです。

ソース：wccftech – AMD & NVIDIA Graphics Card Prices Returning To Normal As GPU Supply & Availability Continues To Improve

解説：

EUでGPUの価格に正常化の兆しあり

GPU価格の高騰が続く中、ようやく価格が下降傾向になったことが報告されています。

とはいってもこれはEUでの話です。

日本ではツイートで紹介しましたが、一部パーツショップ、ツクモさんで一部のモデルに販売制限をかけており、同一品の購入禁止、過去半年間にGPU製品を購入した履歴がある人の購入禁止、転売目的の購入禁止などかなり厳し目の制限がかけられています。

こちらは結構有効に作用しているようで、かなりのモデルで在庫がきちんと残っていました。

他の店舗(ネットショップ)でも購入が可能な状態が見受けられ、より多くのユーザーの手にいきわたらせるにはやはり転売屋対策をするのが効果があるようです。

EUでも価格が下降傾向にあるということで、世界的な品不足の解消に動いており、喜ばしいことです。

Geforce RTX 3000　シリーズが発売されてから約10か月ほどたちますが、3-5月の状況は本当に異常でした。

今後はこのようなことにならないことを祈るばかりです。

上昇傾向は年内は続く?

現在は世界的な半導体不足と言われていますので、需要と供給のバランスが完全に取れるには来年にならないと難しいのかなと私は思っています。

上昇傾向は若干弱くなっていくでしょうが、正常に戻るのは来年以降と言うことになろうかと思います。

とは言え、来年になれば半導体の供給も回復するでしょうから、今後は大きく価格が上がることもなくなると思います。

RTX3090/3080/Tiなどの高額な上位の製品は一度行き渡るとあまり数が出ないのですぐに回復する傾向にあります。

事実、RTX3090はあちこちで在庫を見かけるようになってきました。

GPUを新調したい方は根気強く待ちましょう。