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GPU旧世代と現世代の性能比較

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今回はGPU旧モデルと現役モデルの性能を比較してみたいと思います。

今回比較をしてみようと思ったきっかけは、例えばOverwatchの場合

 

動作スペックは上の様になっています。

必要スペックのGPUはGeforceGTX460で推奨スペックのGPUはGeforceGTX660とありますが、これらのGPUが現世代に直すとどのくらいの性能になるのかわかりにくいと思ったからです。

メーカーとしてはできるだけ多くの環境で動作することをアピールして売り上げにつなげたいところなのでしょうが、ゲーミングPCを新調しようという方にとっては分かりにくいと思いますので、世代を超えてどのくらいの性能があるのかを比較できれば選択する大きな助けになるのではないでしょうか。

※ 表の-15,000の場合、15,000から15,999であることを表します。

 

DiretX11(FireStrikeスコア)での旧世代・現世代モデル比較表

 

※ GT710はGT720の改良版でGTX900世代とほぼ同時期に発売されたのでGTX900世代に入れています。

 

DiretX11(FireStrikeスコア)でのRadeon旧世代・現世代・Geforce現世代比較表

 

※RX500とRX400はクロックが違うだけで同じ世代なので同じ段に入れています。また、Radeon HD6450=HD7450=R5 230で中はすべて同じで名前だけが変更になったものです(いわゆるリネーム品)。よって性能はすべて同じとなります。

この表を見ると旧世代のGPUにはあまり価値がないことがわかるのではないかと思います。

特に2世代前より古いGPUはほとんどが現世代の1万円台のGPUであるGeforceGTX1050Ti以下の性能であるというのは衝撃的な結果なのではないかと思います。

また、性能だけでなく、ワットパフォーマンスも大幅に下回っていますので、旧世代のハイエンド・ミドルクラスを中古で買うくらいならば新世代のローエンドモデルの新品を買ったほうが良いということになります。

例えばGT1030はRadeon HD5970、Geforce GTX480とほぼ同じ性能ですが、消費電力は圧倒的にGT1030の方が小さく、GPUカードのサイズも小さいため仮に同じ価格だったとしてもGT1030を選んだほうが電源的にもエアフローとしてもよいということになります。

言わずもがなですが、これよりも古い世代のGPUはたとえハイエンドモデルだったとしてもGT1030以下の性能ということになります。

 

 

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