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Intel Alder Lake-S 8 + 8 Core&Alder Lake-P 6 + 8 Core10nmデスクトップおよびモバイルCPUダイの視覚化

更新日:

Rocket Lakeが正式に発売されたことで、インテルの次世代CPUプラットフォーム「Alder Lake」がデスクトップとモバイルの両方に登場することになり、注目が集まっています。

TwitterユーザーのInstLatX64氏が、Alder Lake-SおよびAlder Lake-PのCPUダイのモックアップ(ブロック図)を作成しました。

Intel 10nm Alder Lake CPUダイがモックアップブロック図で視覚化、Alder Lake-S 8 +8およびAlderLake-P 8 + 6 SKU

製作されたブロック図には、Alder Lake-SとAlder Lake-Pのパーツが含まれている。

Alder Lake-SのCPUはデスクトッププラットフォームを、Alder Lake-Pはモバイルプラットフォームをターゲットにしている。Intel社のAlder Lake CPUの最上位SKUは、8+8ダイ構成で、16スレッドのGolden Coveコアを8個、8スレッドのGracemontコアを8個搭載します。

これにより、合計16コア24スレッドのCPUを搭載することになります。

以下は、インテルの2021年のアーキテクチャー・ラインナップから期待される最新情報です。

Intel・Golden Cove(Core)・アーキテクチャー。

  • シングルスレッドパフォーマンス(IPC)の向上
  • 人工知能(AI)性能の向上
  • ネットワーク/5Gパフォーマンスの向上
  • セキュリティ機能の強化

Intel・Gracemont(Atom)アーキテクチャー

  • シングルスレッド性能(IPC)の向上
  • 周波数(クロックスピード)の向上
  • ベクトル性能の向上

Alder Lake-SのCPU 8+8 CPU SKUを見ると、8つのGolden Coveコアには32KB(L1I)と48KB(L1D)のキャッシュが搭載されるようだ(1コアあたり)。

また、L2キャッシュは各コア1280KBで合計10MB、L3キャッシュは各コア3072KBで合計24MBとなります。

Gracemontコアに目を移すと、各コアには64KB(L1I)と32KB(L1D)のキャッシュが搭載されています。

L2キャッシュとL3キャッシュは、それぞれ4つのGracemontコアで構成される2つのスライスに分割されます。

L2キャッシュは2048KB(L2合計4MB)、L3キャッシュは3072KB(L3合計6MB)となります。

これにより、トップSKUには合計30MBのL3キャッシュと14MBのL2キャッシュが搭載されます。以下は、インテルのAlder Lake CPUのキャッシュサブシステムの正確な内訳です。

Golden Cove・コア

  • 32KB(L1I)/コア
  • 48KB (L1D) 1コアあたり
  • 1280 KB (L2) 各コア
  • 3072 KB (L3) 各コア

Gracemont・コア

  • 64KB(L1I)/コア
  • 32KB(L1D)×1コア
  • 2048 KB (L2) x 4 コア
  • 3072 KB (L3) x 4 コア

Intel Alder Lake 第12世代 big.SMALL CPUコンフィグ:

CPU Big Cores
「Cove」
アーキテクチャー
Small Cores
「Atom」
アーキテクチャー
GPU ティア
8+8+1 8 8 GT1
8+6+1 8 6 GT1
8+4+1 8 4 GT1
8+2+1 8 2 GT1
8+0+1 8 0 GT1
6+8+2 6 8 GT2
6+8+1 6 8 GT1
6+6+2 6 6 GT2
6+6+1 6 6 GT1
6+4+2 6 4 GT2
6+4+1 6 4 GT1
6+2+1 6 2 GT1
6+0+1 6 0 GT1
4+8+2 4 8 GT2
4+0+1 4 0 GT1
2+8+2.5 2 8 GT2.5
2+8+2 2 8 GT2
2+4+2 2 4 GT2
2+0+2 2 0 GT2
2+0+1 2 0 GT1
1+4+1.5 1 4 GT1.5
1+4+1 1 4 GT1

Intel Alder Lake-P シリーズ SKU

Intel Alder Lake Pシリーズは、U15、U28、H45を搭載しています。U15、U28、H45の定格電力はそれぞれ15W(12/20W)、28W(20W)、45W(35W)となっています。

U15シリーズは、最大2つのビッグコアと最大8つのスモールコアを搭載します。

U28シリーズは、最大6個のビッグコアと最大8個のスモールコアを搭載します。

H45シリーズは、最大6つのビッグコアと最大8つのスモールコアを搭載します。

Uシリーズは、Tiger Lakeプロセッサーを搭載したメインストリームおよびパフォーマンスノートパソコンに搭載される予定です。

Uシリーズは、Tiger Lakeプロセッサーを搭載したメインストリームおよびパフォーマンスノートPCに搭載される予定です。

Hシリーズは、ポータブルゲーミングノートPCに搭載されているTiger Lake-H35の直接の代替品となるようです。

また、Geekbenchでは、未発表のAlder Lake Pシリーズのプロセッサーも確認されています。

Intel Alder Lake-Mシリーズ SKU

intel Alder Lake Mシリーズには、M5シリーズとU9シリーズがあり、それぞれの定格電力は5W(最大7W)と9W(最大15W)となっています。

M5シリーズは、1つのビッグコアと最大4つのスモールコア、最大64個のグラフィックス実行ユニットを搭載しています。

U9シリーズは、最大で2つのビッグコアと8つのスモールコア、最大で96個のグラフィックス実行ユニットを提供します。

スライドでは、これらがタブレットや超薄型ノートPCに採用されることが示されています。

Intel Alder LakeのCPUラインナップは、今年後半に登場する予定で、Rocket Lakeと比較してIPCが20%向上し、AMDのZen 4 CPUアーキテクチャに対して競争力を持つことになります。

第12世代のデスクトップとモバイルの両プラットフォームに搭載される、アーキテクチャ、IO、プラットフォームの強化については、こちらをご覧ください。

ソース:wccftech – Intel Alder Lake-S 8+8 Core & Alder Lake-P 6+8 Core 10nm Desktop & Mobile CPU Dies Visualized

 

 

解説:

Alder Lakeのコアコンフィグが明らかになる

Rocket Lakeが発売されて間もないですが、Alder Lakeのリーク情報が出てきました。

Alder Lakeは9月発売予定ということで、短命なRocket Lakeを象徴するようなリークだと思います。

知っての通り、ハイブリッドテクノロジーのコアは高効率コアのGacemontと高性能コアのGolden Coveに分かれています。

ゲームのプグラムを動かすのはGolden CoveでないとFPSが出ないと思われます。

ゲーミングPC向けには高性能コア8コアが一番グレードが高くなると思います。

Alder lakeは同じ12コアでも複数の組み合わせが存在し、スペック表などで省略されて書かれた場合、何が搭載されているのかわからないなど、混乱が起きそうな要素満載です。

また、Gracemontが搭載されることによるメリットも不明です。

ゲーミングPCでエネルギー効率を気にする人はあまりいないと思うのですが、GracemontとGolden Coveへのタスクの振り分けを含めて、どのようにするのか全くの未知の世界です。

現時点ではWindowsが性能の異なるコアへのタスクの細かな振り分けの実績などは無く、どのような形になるのか不明です。

ARM陣営のAppleの高性能MACもハイブリッドではなく、単一のコアになりそうな気配があり、バッテリーを搭載しないモデルに敢えてハイブリッドを採用するメリットがイマイチ見えてきません。

正直、ブラウザも年々重くなっており、ブラウザにGracemontを割り当てて、「Alderlakeはベンチマークの数字だけは良いが普段使いではもっさりしている」とPentium4の時のような悪口を言われなければよいなと思います。

「8+8のAlderlakeは8はまともだが、残りの8はゴミ」とか言われそうですね。

そうならないようにタスクの振り分けをきちんとしないとまずいのかなと思います。

 

 

 

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