PS5のダイショットは、ハイエンドチップセットのクローズアップ(赤外線撮影を含む)を得意とするTwitterユーザーの@FritzchensFritz氏が約1時間前に投稿したものです。
PS5のダイショットから明らかになっているのは、キャッシュがどのように分離されているかということで、PlayStation 5にはInfinity Cacheが搭載されていないということです。
AMDは、RDNA 2を搭載したRadeon RX 6000 GPUにInfinity Cacheを導入しました。
これは128MBの「全く新しいキャッシュレベル」で、低消費電力かつ低レイテンシーで高帯域幅のパフォーマンスを可能にすることを目的としており、帯域幅の乗算器として機能し、256ビット16GB GDDR6メモリの有効帯域幅の最大3.25倍を実現しています。
キャッシュはグラフィックスコア全体で見られ、時間的な再利用を可能にし、データへのほぼ瞬時のアクセスを可能にします。
以下、PlayStation 5の公式スペックをご紹介します。
ソニーの次世代ハードウェアは、プレイステーションのプラットフォームとしては過去最高の発売となりましたが、アナリスト会社であるAmpere Analysisは、これまでのところプレイステーション4と同等の性能であると考えています。
PlayStation 5 スペック | |
CPU (Zen 2) | 8 Cores @ 3.5GHz (可変クロック) |
GPU (カスタムRDNA 2) |
10.28 TFLOPs, 36 Compute Units @ 2.23GHz (可変クロック) ハードウェア レイトレーシング サポート |
システムメモリ インターフェイス |
16GB GDDR6/256-bit |
メモリ帯域幅 | 448GB/s |
内蔵ストレージ | カスタム 825GB SSD |
I/O スループット | 5.5GB/s (Raw), 8-9GB/s (クラーケン による圧縮後) |
拡張ストレージ | NVMe SSD Slot M.1 or M.2サポート |
外部ストレージ | USB HDD サポート (PS4ゲーム向け) |
Optical Drive (optional) |
4K UHD Blu-ray Drive (最大100GB disc) |
Audio | カスタム’Tempest’ 3D オーディオエンジン 100のシミュレーション ソースをサポート |
ソース:wccftech – First PS5 Die Shot Posted Online; Here’s the Console’s SoC
解説:
PS5のSoCのダイショットが公開される
PS5のダイショットが公開されました。
今まではっきりしていなかった部分が明確になったようです。
また、PS5にはインフィニティ・キャッシュが搭載されていないことが明らかになったようですね。
GPU部分は36CU2304SPで、ほぼRX6700(予定)と同等と思われます。
同じSP数のRX5700無印が7.9TFLOPSなので、クロック差を考えると公式の10.28TFLOPSは妥当な数字なのかなと思います。
アフターAmpere後のGPU界においてはSP数が2304と言うのは良くてミドルクラス(中間クラス)の性能なので、4Kや8K対応はゲーム機独自の技術を使うようですが、やはりアップスキャンコンバート前提と言うことになります。
ダイ上には40CUありますが、4CUは生産効率を上げる冗長性のために確保されているようです。