誰もかれも、NVIDIAがメモリサイズを増やしたSUPERモデルチェンジまでは行かなくても、少なくともRTX 3080Tiを発表することを期待していました。
それは、AMDのRX 6900 XTグラフィックカードの999ドルの価格に対抗するされているNVIDIAの対抗製品として浮上しました。
GamersNexusは、RTX 3080 Tiの無期限延期と、RTX 30シリーズのラインナップのSUPER派生製品について、NVIDIAパートナーのコメントを報じています。
NVIDIAは、限られたチップ生産をより多くの製品ラインに分散させるのではなく、需要を満たすために既存のラインアップを安定的に供給することを決めたと言われています(スマートな言い方ですが)。
その結果、NVIDIAは現在よりもさらに多くのSKUを在庫切れにすることになるのは間違いありません。
NVIDIAの製品ラインアップに関する市場の現状を考えると、これは最も賢明な決断のように思えます。TechPowerUpは、この情報をNVIDIAパートナー自身に確認している。
解説:
RTX3080Ti、SUPERは無期限延期か?
さらに衝撃的な噂が飛び込んできました。
20GBでCUDAコア有効率がRTX3090と同じのRTX3080Tiが無期限延期になったとのこと。
理由はやはり現在のモデルを安定供給するためと伝えられています。
大本のソースはGamer’s Nexusですが、techpowerupの方でも確認をとっているとのこと。
既にRTX3080を買ったユーザーの気持ちや現在在庫切れの札が並ぶ店頭の状況を考えると適切な処置だったと思います。
しかし、techpwoerupのコメント欄には辛辣なコメントが並んでいます。
「RTX3080は発売されるべきではなかった」とさえ書かれています。
理由はやはり、これからの4Kゲーミングにおいて10GBと言うVRAMは少なすぎるというものです。
AMDのちょっとした動向にパニックになるnvidia
こうした二転三転する状況の原因は、dGPUのマーケットを支配する王者であるにも関わらず、大きく差を付けられた二番手であるAMDのちょっとした製品動向にもパニックになって対応するnVidiaの対応があると思います。
日本市場ではGeforceとRadeonの人気に大きな差があると私は考えていますが、こうしたnVidiaの対応は王者らしからぬものとして私の目には映ります。
ボクシングのかなり強いチャンピオンが常に挑戦者に怯えるようなコメントを出していたらどんなふうに映るかと言うことですね。
結局最終的にはTi/SUPERともに無しと言うことになりそうですが、nVidiaにはもう少しドンと構えてほしいものです。
techpowerupのコメントに合ったように「RTX3080は発売されるべきではなかった」と言うのには私も同意します。