次世代のIntelプロセッサは、Linuxのパッチを介して長い旅をしている。
Intel Meteor Lake
IntelのエンジニアがMeteor Lake IntelプロセッサシリーズのLinuxカーネルへのパッチ提出をすでに開始していることが明らかになっている。
Meteor LakeはAlder Lakeシリーズの後継機で、Intel Hybrid技術を採用した大小のコアデザインを採用している。
このシリーズは、Ocean CoveとGracemontコアアーキテクチャを特徴とするIntelの7nm SuperFinプロセス技術で製造されると予想されている。
このプロセッサは現在、2022年から2023年の間に製造されると予想されている。
Meteor Lakeの最初のサポートパッチは、Intel e1000e Gigabit Ethernet Linux Driverで登場している。
うまくいけば、これは2022年のIntel CoreシリーズがまだギガビットNICに依存することを意味しない。
2.5Gbitネットワークのサポートは、Intel 400シリーズと500シリーズのチップセットで、ハイエンドのデスクトップマザーボード空間で徐々に勢いを増している。
そのため、Intel Meteor Lakeは、TSMCの5nmアーキテクチャを搭載した2021年後半(EPYC Genoa)頃に登場すると予想されるAMD Zen4アーキテクチャと競合することになる。
5nmベースのAMD Ryzenプロセッサは2022年に発売される可能性があるが、消費者向けZen4製品に関しては、メーカーはまだ約束をしていない。
Intel Meteor LakeはGolden CoveとGracemontコアのハイブリッドを特徴とするAlder Lakeの後継者として期待されている。
Coffee Lake-S | Comet Lake-S | Rocket Lake-S | Alder Lake-S | Meteor Lake-S | |
発売年 | 2018 | 2020 | 2020-2021 | 2021年後半 | 2022-2023 |
製造プロセス | 14nm | 14nm | 14nm | 10nm SuperFin | 7nm SuperFin? |
コアマイクロ アーキテクチャー |
Skylake | Skylake | Cypress Cove | Golden Cove + Gracemont |
Ocean Cove + Gracemont |
グラフィック マイクロ アーキテクチャー |
Gen9 | Gen9.5 | Gen12 | Gen12 不明 | 不明 |
最大コア数 | 最大8 | 最大10 | 最大8 | 最大16(8B+8s) | 不明 |
ソケット | LGA1151 | LGA1200 | LGA1200 | LGA1700 | LGA1700 |
サポートメモリ | DDR4 | DDR4 | DDR4 | DDR5 | DDR5 |
PCIe Gen | PCIe 3.0 | PCIe 3.0 | PCIe 4.0 | PCIe 4.0 | 不明 |
コア世代 | 8th/9th Gen Core-S | 10th Gen Core-S | 11th Gen Core-S (?) | 12th Gen Core-S (?) | 13th Gen Core-S (?) |
チップセット | Intel 300 (eg. Z390) | Intel 400 (eg. Z490) | Intel 500 (Z590) | Intel 600 (例:Z690) (?) |
Intel 700 (例: Z790) (?) |
ソース:Videocardz.com – Intel Meteor Lake appears in Linux patches
解説:
遂にMeteor Lakeの記述がLinuxのドライバに現れたと言うことのようです。
2年後の発売に向けて順調に進んでいるようです。
一応7nmといわれていますが、無事にローンチできるんでしょうか。
10nmはコスト的にはあまり良くなかったようですが、7nmが一発でコストも含めてきちんと出せるものなのかどうかですね。
その後のプロセスに関してもきちんと立ち上げが出来るのかどうか不明です。
Intelの5nm以降は予定すらも立っていませんが、ここでMeteor Lakeを正常に立ち上げ、その後も順調にプロセスを進めることが出来れば、Intelの評価は一変するものと思います。
そう言った情報はまだ出てきていませんので、それが出ない限りは「Intelがファブレスになる」と言う噂を完全に否定することはできないと思います。