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AMD Sienna Cichlid GPUがLinuxドライバパッチに登場、これはBig Naviか?

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Linuxのパッチに新しいAMD GPUが追加されました。

AMD Sienna Cichlid別名Navi 21

これがBig Naviなのか、Small Naviなのか、それとも全くのNaviなのか。

まあ、それはNaviファミリーの一部なので、待望のエンスージアストGPUか、それとも……何か別のものなのでしょう。

更新されたドライバファイルには、次のような新しい行が書かれています。

Navi21はすでにGFX1030というコードネームで確認されています。

比較のために、Navi 10 は GFX1010 であり、Navi 14 は 1012 です。

今回のコード更新は、さらにNavi 21またはNavi 22(GFX1031のコードネームを持つとされる)を見ていることを示唆している可能性があります。

つまり、Navi 2XベースのGPUの新しいコードネームを見ている可能性が高いということです。

これが本当にNavi 21である可能性があるというもう一つの「証拠」は@komachi_ensaka氏からのもので、彼は「40」のバリアントが以前のリークにあったものと同じだと考えている。

このコードネームは、Navi 21の代替(または新しい)名称のようだ。

 

Phoronixによると、新しいパッチでは、これがビデオエンコーディングのVCN 3.0機能を備えたNaviベースのGPUであることが確認されており、ディスプレイ前面のDCN3アップデートも行われているという。

しかし、より重要なのは、このアップデートが8月のLinux 5.9カーネルマージウィンドウに間に合わないことで、Sienna Cichlidは8月以降に発売される可能性が高いことを意味している。

AMDのAlex Deucher氏。

Sienna CichlidはAMDのGPU。

今回のパッチセットでは、電源管理、ディスプレイ、kfd、割り込み、gfx、マルチメディアなどのサポートが追加されています。

新しいレジスタヘッダは本当に大きいので、リストには送っていません。レジスタヘッダを含む新しいパッチは以下の git ブランチ […] で見ることができます。

ソース:Videocardz.com – AMD Sienna Cichlid GPU appears in Linux driver patches, is this Big Navi?

 

解説:

Big NaviとみられるGPUの記述がLinuxのドライバに発見されたとのこと。

こちらはSIENNA_CICHLIDという名称が散見されているようです。

このSIENNA_CICHLIDの意味は

・SIENNAはシーナ、シエナと読み、人名もしくは茶色の一種です。

・CICHLIDはシクリッドと読み、カワスズメ(スズキ科の熱帯魚)のことです。

SIENNA CICHLIDで検索するとこのBig Naviの関連記事がヒットしますが、それ以外ですと明るいオレンジの熱帯魚の画像がちらほらと見えます。

そういう感じのイメージなのでしょうね。

正直、語感からは全く想像が出来ません。

ただ、イメージから想像すると、今までのNaviを覆すような鮮烈で明るい印象を受けました。

そうしたものを意図しているのだと思います。

ゲーム性能が振るわなかったVegaは7nmに移植されてHBM2メモリに1TB/sのメモリ帯域幅があってもRTX2080Tiには及ばず、RTX2080と同程度でした。

Navi20系列はもともとゲーム機のGPUとして作られたものであり、性能も期待できるのではないかと思います。

Navi21がフルシリコンで5120SPならば最大でRTX3080Tiと同程度の性能を発揮すると考えてよいのではないかと思います。

 

 

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