AMDは本日、製品変更アドバイザリを更新し、そのStoreMIソフトウェアはダウンロードできなくなりました。
「AMDは、StoreMIテクノロジーの現在のバージョンを廃止することを決定しました。2020年3月31日をもって、AMDはこのテクノロジーをAMD.comからダウンロードできるようにしなくなります。
2020年3月31日より前に現在のバージョンのStoreMIテクノロジーをダウンロードしたエンドユーザーは、それ以降も引き続き使用できます(つまり、非アクティブ化されません)が、AMDはテクニカルサポートまたはエンドユーザーサポートを提供しなくなります。
代わりに、AMDは、内部開発リソースを、再設計された機能セットと2Q20の計画されたリリースウィンドウを備えた代替ソリューションに集中させます。」-AMD製品変更アドバイザリのWebサイトは述べています。
AMDのStoreMIテクノロジーは、最大256 GBのSSDメモリを低速のHDDと組み合わせて「SSDのような速度とHDDのような容量」を提供するオプションをユーザーに提供し、第2世代のRyzenプロセッサから現在の第3世代のRyzen 3000シリーズCPUまでサポートされていました。
AMDが第2四半期にリリースされる代替ソリューションに取り組んでいることを考えると、新しいソリューションはより優れた使いやすいソリューションになると予想されるため、詳細がわかり次第、報告します。
ソース:techpowerup – AMD Cancels StoreMI Technology, Replacement Coming Soon
解説:
AMDがStoreMIの提供を終了、ただし現在使用中のユーザーは引き続き使える模様
SSDとHDDを組み合わせて、体感上、SSDの速度のようなHDDとして使用できるStoreMIが提供されていましたが、その提供を中止するようです。
元々はFuzeDriveという単体製品の無料版として提供されていたものですが、より新しい製品に変更するようですね。
SSDとHDDを組み合わせて使うというのはSSDが大容量化するまでのつなぎ的な技術で、Intelはすでに同様の技術であるIRSTの提供をやめ、類似のOptaneMemoryに切り替えています。
私もStoreMIは使ってますし、ストレージ部門を持たないAMDがどのような製品に変更するのかは気になるところで、続報が出たらお知らせします。