Global Foundriesは2022年にIPO(新規株式公開)を通じて会社の少数の株式を売却することを計画しており、会社のCEOであるトム・コールフィールドはウォール・ストリート・ジャーナルに語った。
Global Foundriesは他の半導体企業に買収されることを期待されているという認識がありましたが、同じ行動方針は、企業を公開する前兆として役立つ可能性があり、結局Global Foundriesは後者に向かっています。
TimesUnionは、7 nmの開発を中止し、一部の資産を廃止するという決定により、将来の技術の開発が遅くなったが、会社の収益性が改善したため、IPOに耐えられるとコメントしています。
コールフィールドは株式売却の規模についてコメントしなかったが、情報筋は、過去10年間に210億ドル以上を投資したGlobal Foundriesの元投資家であるアブダビ政府の負担を軽減することを目的としている可能性があるとコメントしている 年。
GlobalFoundriesは、AMDが2009年にアブダビ政府からシード資金を得て半導体事業を独立させたときに設立されました。
10年以上にわたり、同社はニューヨーク州にファブを建設し、IBMからの技術買収に加えて、バーモント州とシンガポール全域でファブを買収しました。
ソース:techpowreup – GlobalFoundries to Go Public in 2022
解説:
その後GFはどうなったのか?
特許戦術に出たGFがその後どうなったのかという話です。
GFは2022年にIPOを行い、株式を売却する予定とのことです。
7nm競争から脱落し、AMDとの契約が実質的に無くなったと言ってもよい状態になったGFですが、その後、落ちぶれた半導体企業が良くやる特許戦術の一環でTSMCを訴えています。
7nm製造の資産を廃止したことにより、会社の収益性が改善したため、IPOをしても問題ないという認識だそうですが、実質的な身売りのように見えるのは私の気のせいでしょうか(笑
半導体の製造事業というのはものすごいドッグレースであり、最先端技術についていけなければその時点で終わりとなります。
中国のように国策でファウンドリを支えていない限りは生産単でなければ厳し結果が待っていると言ってもよいでしょう。
中国の半導体製造大手、SMICの最先端プロセスは現在14nmで、やはりこれも周回遅れと言ってもよいでしょう。
GFはすでにSMICに追いつかれしまっているということになります。
GFはAMDが売却した後、中東のファンド(元記事によるとアブダビ政府のファンド)に買われたということですが、このファンドの負担を減らすという意味もあるようですね。
今後GFがどうなっていくのかはわかりませんが、最先端プロセスについていけなければあまり明るい未来は待っていないと思います。