CorsairなどのSSDメーカーは、PCIe gen 3.0を使用している既存のドライブと比較して、最初のM.2 PCIe gen 4.0 NVMe SSDの一部を高い価格で販売するようです。
Computexの開催に合わせて同社は、今後発表されるAMD “Valhalla”デスクトッププラットフォーム上でPCI-Express 4.0 x4バス(64 Gbps)を利用するMP600シリーズのハイエンドM.2 SSDを 順次読み取り速度4950 MB / sで発売するでしょう。
7月7日にAMD Ryzen3000 “Matisse”プロセッサとAMD X570チップセットのマザーボードと並んで彼らの市場での入手可能性に先んじて、Cowcotlandはヨーロッパで1 TBと2 TBモデルの価格を記録しました。
CorsairなどのSSDメーカーは、PCIe gen 3.0を使用している既存のドライブと比較して、最初のM.2 PCIe gen 4.0 NVMe SSDの一部を高い価格で販売するようです。
フランスでの発表によると、MP600の1TB版は249€(1GBあたり0.24€)で、2TB版は449€(1 GBあたり0.22€)です。
これらの価格を視野に入れるために、Corsairの現在の主力SSDであるMP510の960 GBのバリエーションは160€、そして1920 GBのバリエーションは320€です。
一方、Intel 660p 1TB PCIe3.0x4 M 2 NVMeドライブはNeweggで99.99ドルで販売されているが、一般的にプレミアムSSDとしては数えられていない。
その2TB版は、同じサイトで192ドルで販売されています。
これまでに発売されたほぼすべてのクライアントセグメントPCIe Gen 4.0 SSDは、新製品であるPhison PS5016-E16コントローラを搭載しています。
ソース:techpowerup – Corsair MP600 PCIe Gen 4 M.2 SSD Pricing Out
解説:
NVMe Gen4 SSDであるMP600の価格が発表されました。
NVMe Gen4 SSDでは最初の価格発表になりますので、今後NVMe Gen4 SSDがどのくらいの価格で発売されるのかの一応の目安になるんじゃないかと思います。
MP600シリーズ価格
1TB・・・249ユーロ
2TB・・・449ユーロ
です。
ユーロ表記だと高いのか安いのかさっぱりわかりませんので、現行製品であるMP510の価格もユーロと()内に日本のamazonの価格で書いておきます。
MP510価格
960GB・・・160ユーロ(17,580円)
1920GB・・・320ユーロ(40,112円)
960GB(≠1TB)と1920GB(≠2TB)の日本円価格をそれぞれユーロで割って、MP600の参考価格を出してみましょう。
MP510の価格を利用して参考に出してみたMP600の日本円価格
1TB・・・27,359円
2TB・・・56,282円
上のようになります。
CorsairなどのSSDメーカーは、PCIe gen 3.0を使用している既存のドライブと比較して、最初のM.2 PCIe gen 4.0 NVMe SSDの一部を高い価格で販売するようです。
と記事中にある通り、発売当初はかなり高い価格で販売されることになるようです。
というか、PCI Express3.0のNMVe SSD価格と比較すると絶望的な高価格ということになります。
1TBの価格を見るとPCI Express3.0のNMVe SSDならほぼ倍の容量である2TB版が買える価格となり、2TB版はあまりに高すぎる価格という感じです。
管理人的にはNVMe Gen4 SSDは無理かなという感じです。
普段AMGとかベントレーとか乗り回してキートンのスーツでビシっとキメているあなた、おひとついかがでしょうか?
冗談は抜きにして真面目に解説すると、WDやサムスンなどの超大手がNVMe Gen4 SSDに積極的ではないのは一定以下のボリュームに留まるため、販売するうまみがないからなのでしょう。
逆にCorsairみたいな大手メーカーが販売に積極的なのは、競争原理が働かず、プレミアム製品として一定の価格で販売できるからなのだと思います。
当面はこのような位置づけで販売される製品ですので、購入予定の方は覚悟しておきましょう。
「最速」の称号を手に入れるための「入場料」はかなり高くつきそうです。