DRAM総生産量の70%以上を占めるサムスンとSKハイニックスは、現在進行中の「メモリブーム」への戦略として、収益性を重視していくと表明している。
DRAMの供給制約は2028年以降も続く見込み。急激な生産増加は「供給過剰」につながる可能性がある。
メモリ不足は複数の業界にとって深刻な懸念事項だが、特に最も大きな影響を受けているのは消費者だ。
ここ数週間でRAMの価格は急騰し、今ではほぼ「手の届かない」水準に達している。この供給制約は主に、DRAMの需要が過去最高に達していることに起因している。
韓国メディアHankyungの報道によると、サムスンやSKハイニックスを含む大手DRAMサプライヤーは、「メモリ・スーパーサイクル」に関する見解を発表し、今後数四半期にわたり供給不足が続くと予想している。
設備を急速に拡張するのではなく、長期的な収益性を維持する戦略を追求します。顧客の需要と価格のバランスをとった設備投資(CAPEX)戦略を通じて、供給過剰リスクを最小限に抑えます。
– Samsung
DRAMの生産規模拡大には、時間だけでなく、複数のリソースが必要です。
SamsungとSK Hynixは、COVID-19時代以降、厳しいDRAMサイクルを経験しており、現在、生産ラインが逼迫しています。これは、数年前に需要不足に対処するために実施されたDRAM生産の大幅な削減によるものです。
そして今、Samsungが指摘しているように、DRAM企業が生産能力の増強に多額の投資を行えば、AIブームが収束した際に、最終的には「供給過剰」の状況につながる可能性があります。
サプライヤーはDRAMの供給不足が2028年まで続く可能性があると予測しており、メーカーは価格上昇を顧客への見積もりにより迅速に反映させるために「短期」契約を締結しています。
そのため、サムスンやSKハイニックスのような企業にとって「長期」収益性が重要な要素となっています。
このレポートによると、消費者はDRAMの状況が少なくとも今後1~2四半期は改善するとは予想されておらず、RAMやGPUなどの製品は供給制約下に置かれ続けることを念頭に置く必要があります。
解説:
2028年以降もDRAM不足は続くが大手のメモリサプライヤーは増産に懐疑的。
哀しいお知らせ。
【独占】2026年生産能力完売!CSP、メモリ「2年長期契約」戦争を前倒しで開始https://t.co/qnDDlJggJN
— Lisaちゃん@PC自作 (@KotoriKanase) November 30, 2025
一応わたくしもDigiTimesの記事からx.comのポストで今回のDRAM不足の見通しを解説していますのでよかったら見てください。
2028年以降も続くというのはCSPがメモリの買い付けに走っており、2028年分まで完売しているからです。
2028年以降はおそらくまだ予定が立っていないのではないかと思います。
今回のDRAM不足はOpenAIが(メモリチップではなく) ウェハーの40%を買い占めたからといわれています。
理由は後続の企業の妨害のためとされていますから、これが本当なら非常に迷惑な話です。
一応OepnAIは非営利団体なのですが、こんなに社会貢献にコミットしてない非営利の団体があるのかとびっくりさせられますね。
これがメモリ不足からのスポット市場でのパニック買いを引き起こしています。
いくらこのように状況になったからといって簡単にはパニックにならないのでは?と疑問に思う方もいると思いますが、トランプ関税によって先行きの不透明感が増して、取引量が委縮していたこともパニックに拍車をかけたようです。
要するにOpenAIのウェハー買い占め+トランプ関税のダブルパンチで普段は起きない供給制限が起きてしまったということになります。
私はOepnAIが買い占めたウェハー分を放出したらパックには収まるのではないかなあと感じるのですが・・・・。
メモリの総量ではこんなに足りてないってことはないと思うんですけどねえ。
まあ、これは個人の感想なので根拠はないですが・・・・
私のこの実感が外れてないならどこかの時点でメモリを放出して落ち着くように感じます。