IntelのGaudi 3 AIチップは、コスト効率と拡張性に優れていると謳われるDellのPowerEdge AIサーバーに搭載されている、かなり「珍しい」機能を受け継いでいます。
DellのPowerEdge XE7740サーバーは、IntelのGaudi 3をメインストリーム市場に投入し、優れたコスト効率を提供します。
IntelのAI事業に関して言えば、同社は競合他社の中で最も遅いと言えるでしょう。
主な理由は、同社がAIビジネスに後発だったこと、そしてさらに重要な点として、NVIDIAやAMDといった企業に全く追いつけなかったことです。
他のGPUメーカーがAIブームに収益を依存していた当時、Intelは低調なアプローチをとっていました。
そのため、Gaudi AIラインナップは、ごく一部の例外を除いて、CSPに広く採用されることはありませんでした。
現在、Dell のプレスリリースで、Gaudi 3 AI チップが Dell の PowerEdge XE7740 サーバーに搭載され、この構成を提供する最初の大手企業の 1 つになったことが明らかになりました。
XE7740サーバーは、8基のPCIeアクセラレーターを搭載し、単一構成で8基のGaudi 3 AIチップをサポートし、1:1ネットワークインターフェースを備えているため、サーバーベースシステム内で柔軟な統合が可能です。
PowerEdge XE7740は、Llama4、Llama3、Deepseek、Phi4、Qwen3、Falcon3など、最新のAIモデルに対応しています。
Dellはパフォーマンスデータの詳細をまだ公開していませんが、同社がIntelのGaudi 3 AIチップを自社システムに採用するメリットについて、以下のように述べています。
コスト効率:XE7740は、魅力的な価格性能比を提供し、より少ないコストでより多くのAI機能を実現します。
スケーラビリティ:モジュラー構成とオプションのアクセラレータブリッジにより、企業はAI機能を段階的に拡張し、規模を適切に調整するための柔軟性を高めることができます。
互換性:電力と冷却の制限が厳しいエンタープライズデータセンター向けに設計されたXE7740は、シームレスな統合を実現し、インフラストラクチャの改修を必要としません。
IntelのGaudi 3が主要CSPに採用されるのは間違いなく喜ばしいことですが、AI分野で競争力のある製品を発売するには、Team Blueがまだ長い道のりを歩む必要があると言っても過言ではありません。
さらに重要なのは、Falcon Shoresがキャンセルされたことで、Intelが発表したように、次の目玉製品はJaguar Shoresになる可能性が高いということです。
そして、この特別なラインナップにより、Jaguar Shoresは初のラックスケールソリューションとなるため、IntelがAMD/NVIDIAとの競争をより積極的に展開することが予想されます。
解説:
IntelのGaudi3が全く売れなかった理由がラックスケールではなかったというものですが、とうとうDellがGaudi3を使ったラックスケールソリューションを販売するようですね。
Gaudiシリーズが出た時は前CEOのゲルシンガー氏がCUDAをさんざん批判しましたが、サーバー向け対抗製品であるGaudiシリーズは爆死、ちょっと惨めな結果になっていました。
もともとIntelはAMDのように自社のサーバー用x86プロセッサを持っているのできちんと活用すればAMDのInstinctシリーズくらいは最低でも売り上げられるはずなのですが、肝心のスケーラビリティをベンダーや顧客に丸投げしてしまったので、まったく売れないという結果になってしまいました。
今後はGaudiを使ったラックスケールのソリューションを投入する予定とのことですので、AMDくらいには売り上げが伸ばせるかもしれません。
とりあえずDellのPowerEdge XE7740サーバーがどのくらい売れるのかでその実力の一端が見れるのではないかと思います。