AMDは、米国の規制に準拠し、NVIDIAに代わるワークステーションGPU「Radeon PRO」で中国AI市場に注力する計画だ。
AMDはワークステーション向けGPUで中国AI市場への参入を計画、NVIDIAの状況を利用する
中国のAI市場は現在、米国の規制に対する懸念の高まりと、それに代わる有能な国内企業の台頭により、非常に不透明な状況にある。
特にNVIDIAは、先日の決算説明会で、一貫した規制により、チーム・グリーンが事業凍結を発表せざるを得ない可能性があることが明らかにされたため、中国とのビジネスに関して何をすべきか全く定かではない。
これを踏まえ、AMDは中国市場向けのAIチップを準備中で、同地域への影響力を高める一助となりそうだ。
DigiTimesによると、AMDはRDNA4ベースのRadeon AI PRO R9700ワークステーションGPUを中国の顧客に提供する予定であり、NVIDIAの次期AIチップ 「Blackwell 」もGDDR7ソリューションを市場に提供するとの見方を示している。
つまり、チーム・グリーンとAMDは、このセグメントに提供する性能に関しては同等であり、両社は同様の仕様のAIオプションを発表することになるが、NVIDIAはその強力なソフトウェア・エコシステムで間違いなく優位に立つことになる。
チームレッドは、より良い価格、可用性、さらには安定した供給を提供することで、中国向けワークステーションレベルGPUへの関心を高めることができるかもしれないが、NVIDIAと比較すると、AMDは中国市場に対する影響力がはるかに小さい。
しかし、中国における欧米のAIチップの選択肢は、ファーウェイのような国内の代替製品に大きく遅れをとっており、AMD/NVIDIAのような企業が中国のテック・ジャイアントに売り込むことが難しくなっている。
米国の規制がある以上、中国に有能な選択肢を売るという選択肢はもはやないだろうからだ。
また、ファーウェイのような国内競争の影響力が増しているため、NVIDIA/AMDは基本的に困難な状況に陥っている。
解説:
AMDはRadeon AI PRO R9700のカットダウン版を中国市場に投入する
メモリ32GBのRadeon AI PRO R9700はワークステーション向けのAIアクセラレーターですが、そのカットダウン版を中国市場に投入するようです。
ノーマルRadeonの32GB版が出るかもしれないという情報はこのRadeon AI PRO R9700ことってことでFAです。
ノーマルRadeonに32GB版が出ないのは残念ですが、仕方ないですね。
中国は国産のAcend 910Cは当初は歩留り20%程度でかなり厳しいと思いましたし、言われていましたが、現在では40%、将来的には60%を目指すとのことです。
それでもアメリカの厳しい規制により、当初の中国向けのH800も規制され、新たに中国向けとして設計されたH20はH100の1/6程度の性能であり、H100の60%程度の性能があるAcend 910Cにはかなわないでしょう。
Radeon AI PRO R9700もH20と同程度のハンデを負っているのでしょうから、中国市場で覇権を打ち立てるのは難しいと言わざるを得ません。
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