Intelは、Panther Lakeおよび18Aの進捗状況について最新情報を提供し、歩留まり率および生産遅延問題の噂に反論し、すべてが順調であると述べた。
Intelの次期Panther Lake SoCは順調、18Aプロセスは2025H1までに外部にテープアウトする準備が整う
Intelとそのファウンドリー部門を取り巻く噂は、この1週間で18AおよびPanther Lakeモバイル・ラインナップをめぐる大きな進展が見られたことから、フル回転している。
つい数日前、我々はPanther Lakeの生産が第4四半期半ばまで延期され、コンシューマー向け製品は来年までに市場に投入されることを報告した。
しかし、先日のモルガン・スタンレーのカンファレンスで、Intelの投資家対応担当コーポレート・バイス・プレジデント、ジョン・ピッツァーは、PTLは順調であり、遅延の噂は事実ではないと明かした。
さらに、Panther Lakeの歩留まり率は、同じ時点のMeteor Lakeよりも良いと言われており、これは同社が量産に向けて切り替えることに多くの問題がないことを示している。
そうだね。私は毎朝、Xやソーシャルメディアで流れてくるIntel18Aに関する噂を調べようとしているんだ。はっきりさせておきたい。Panther Lakeは今年後半に発売される予定です。その発売日に変更はありません。
われわれは、その進捗状況について非常に満足している。実際、現在のPanther Lakeの歩留まりを見ると、実はメテオ・レイクと同じような時点でわずかに上回っています。
PTLがIntelにとって大きな意味を持つのは、18Aプロセスを採用した初の自社製品になるからであり、半導体の性能がIntelファウンドリーの将来を左右することを考えると、業界はPanther Lakeとそれに対する消費者の関心に注目している。
PTLの発売時期についてピッツァー氏は、ラインナップは下半期までに発売される予定であると主張した。
しかし、量産ピークが来るのは2026年と予想されており、これはLunar LakeやMeteor Lakeの時と同様である。
Panther Lakeについては、今年の下半期に立ち上げると申し上げましたが、そのボリュームに達するのは本当に来年になってからです。
Panther Lakeをめぐる不確実性が去った今、ピッツァー氏は18Aプロセスの進捗状況についても触れ、特にチーム・ブルーが達成したSRAM密度の数値によって、同プロセスはTSMCのN2クラス製品と競合することになると述べた。
さらに、顧客サンプルは下期に出荷される見込みであり、これはIntelが間もなく量産を開始するのに十分な歩留まり率を達成したことを意味する。
Intelが18AとPanther Lakeの状況を明らかにしたことで、すべてが予定通りに進んでいると言っていいだろう。
IFSにとって、次のプロセスの立ち上げに釘を刺すことは不可欠であり、Intelが現在見ている政治的影響力を考えれば、チーム・ブルーが将来の製品リリースを台無しにする可能性は低い。
解説:
Intelファウンドリに関する続報です。
Intelによると、歩留り20-30%の噂は間違いで、同時期の歩留りはMeteorLakeの時よりも良いとのこと。
PantherLakeは予定通り2025年H2に量産されるようですが、量産のピークが来るのは2026年とされています。
かなり微妙な表現ですね。
元の記事を見ると、Intel18Aが2025H2に「立ち上げ」されるとされており、PantherLakeの製品が出荷されるとは書いてありません。
量産のピークが来るのは2026年ということですが、果たして、2025H2にきちんと製品が出荷されるのかどうかです。
私は上の記事を見て、2025H2に製品が出荷されると解釈しましたが、それでよいのですかね。
イマイチ不安にさせる記事です。
顧客サンプルは下期
ここだけを見ると、モバイルのみのPantherLakeは2025H2にサンプル出荷ならば、CESで製品を発表してから出荷(実機発売)という風に読めますね。
これが予定通りということなのでしょうか?
以前の噂では年内に出荷されるという解釈だったのですが・・・・。
他のサイトさんも確認してみましたが、やはり2025H2に製品を発売する予定とあります。
上の2025H2に顧客にサンプル出荷なら絶対に間に合いませんよねえ。
リークが中心なのでいまいち正確性に欠けますから、これをもって予定と遅れているとは言い切れないですが、この記事を見る限り、2025H2に製品は出荷できそうにないと思うのですが、どうでしょう?
結局、Intel18Aの立ち上げは2026年にずれ込んだと解釈できると思います。
こういうあいまいな表現もミスリードの一種ではないですかねえ。
何か釈然としない記事です。
私の印象では2025H2にPantherLake出荷ができそうにないので、2025H2に顧客にサンプル出荷とミスリードして、Intel18Aの立ち上げ遅延をあたかも予定通りであるかのようにミスリードしているように見えます。
いずれにしても年内に製品が出荷されなければ遅れたという解釈でよいのではないでしょうか?
実際、TSMC2nmもコスト高のため2025年のApple採用がありませんでしたので、量産は実質2026年からとなるのではないかと思います。
遅延だとしてもそれほど致命的ではないと思います。
MeteorLakeの時よりも良いかどうかではなく、結果として製品がスケジュール通りに発売されるのかどうかということですね。
こういうところがIntelファウンドリの報道に納得がいかないところです。