GeForce RTX 5090の後、RTX 5070 Tiは、NVIDIAが指定したよりも少ないROPをもたらすという同様のパターンに従っているようだ。
あるNVIDIA RTX 5070 Tiは、本来のROP数である96ではなく、88であることが確認された。
これは厄介です!NVIDIAは、生産されたRTX 5090/5090DとRTX 5070 Ti GPUの0.5%が、スペックよりも少ないROPとなっていることを確認した。
この数字は検証できないとはいえ、すでに最初から誤解を招くものだ。
このような不具合について顧客に知らせないことは、約束した結果に直接影響するため、許されないことだ。
RTX 5090のROPが少ないという報告が出なくなったと思ったら、今度はGeForce RTX 5070 Tiです。
NVIDIA自身がRTX 5070 Tiが影響を受けるGPUの1つであることを確認したため、今となっては明らかなはずだが、NVIDIAが示したがっているほど小さいわけではないようだ。
さて、この特定のRTX 5070 Tiエディションの他のスペックをざっと見てみると、ROP数の減少がROP数に直接関係するPixel Fillrateに影響を与えていることがよくわかる。
96個のROPを搭載したRTX 5070 Tiの287.7 GPixel/sと比較すると、不具合のあるRTX 5070 Tiのピクセルフィルレートは223.7 GPixel/sしかない。
ただし、後者のブーストクロックはかなり低いことに留意してほしい。
影響を受けたGPUのブーストクロックを2.99 GHzに維持しても、ピクセルフィルレートは263.12 GPixel/sとなり、これはおよそ9%低い。
NVIDIAとそのボードパートナーは、これらのカードが店頭に並ぶ前にQAテストに合格しているにもかかわらず、不具合を顧客に通知しないことで、顧客を欺いている。
これらのカードは全製造枚数の0.5%に過ぎないと主張しているにもかかわらず、その数はじきに数千枚に達する可能性がある。
解説:
RTX5070TiでもROP数の少ない個体が確認される
ROP数が少ない不具合が発生している件に関する続報です。
RTX5070Tiでも発生しており、本来の仕様では96のところ、不具合個体では88しか有効になってないようです。
性能に与える影響は約9%程ですので、数字通りの性能差になっているようです。
メーカーのQAテストに合格して製品として販売されているのは問題と元記事ではされています。
発生率は全体の0.5%程といわれてきましたし、本記事でもそう書かれていますが、
これらのカードは全製造枚数の0.5%に過ぎないと主張しているにもかかわらず、その数はじきに数千枚に達する可能性がある。
このような一文で締めくくられています。
これは、「不具合には誠実に対応しないと不信感がどんどん募っていって、最後は信用されなくなる」ということなのだと思います。
残念ながら、過去の発生事例があるにも関わらず、誠実に対応しようとしないメーカーといのはPCの世界でもありますが、トータルで見るとやはり損をするのではないかと思います。
訴訟大国アメリカにあっては、一定の発生数を超えたら集団訴訟に発展するのかいつものパターンですから、今回の不具合の状況を見ると訴えられてもおかしくないのかなと思います。
すでに発売されたRTX5000シリーズは転売屋の毒牙にかかっているものも多数ありますが、転売品は未開封でも中古扱いとなり、サポートされないので転売品を買うのはやめておきましょう。
高い値段で販売して、わざわざついている代理店の保証を切ってしまうのですからPCパーツの世界において転売屋は害悪にしかなりません。