NVIDIAは、BlackwellラインナップのGeForce RTX 5070 Ti & RTX 5070カードの完全なスペックを正式に発表し、すべての詳細を明らかにしました。
NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti & RTX 5070スペック公開： それぞれGB203とGB205 GPUを搭載
NVIDIAがCESで70クラスのカードを含むRTX 5000 GPUを公開したにもかかわらず、我々はまだそれらの仕様に関する完全な情報を持っていなかった。
私たちは、GeForce RTX 5070 TiとRTX 5070の両方のコア仕様を知っていますが、仕様には若干の変更があり、さらにNVIDIAから多くの追加情報が公開されています。
ご存知の通り、NVIDIA GeForce RTX 5070 Tiグラフィックスカードは、現在Blackwellのラインナップで3番目に高速なGPUであり、RTX 4070 Tiの後継です。
RTX 5070 Tiは、RTX 5080にも搭載されているGB203 GPUダイをベースにしています。
そのため、16GB GDDR7のVRAMを含め、いくつかのスペックは技術的には両カードで同等か近い。
しかし、RTX 5070 Tiは、RTX 5080の30Gbpsに対し、通常の28Gbpsの速度をもたらす。
一方、NVIDIA GeForce RTX 5070はGB205ダイを採用し、今回発表されたGPUの中で最も遅く、RTX 4070の後継となる。
後者とは異なり、AmpereとAdaラインナップの70クラスのカードは104ダイを使用していたため、GPUダイのダウングレードがあるようだ。
とはいえ、GPUはCudaコア、Tensorコア、RTコア、およびその他の分野でアップグレードをもたらすことがわかります。
しかし、VRAM容量は、より高速なGDDR7メモリを除き、192ビットバスで12GBのままです。
RTX 5070のGPUブーストクロックは2512MHzで、RTX 4070の2475MHzよりわずかに高い。一方、RTX 5070 Tiのブーストクロックは、RTX 4070 Tiの2610 Mhzに対して2452 MHzと、明らかにダウングレードしている。
それでも、メモリ構成が12GB GDDR6Xから16GB GDDR7メモリに変更され、メモリバス幅が256ビットに拡大されるなど、他の部分も向上している。
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定格出力は300Wだが、非TiのFEモデルは250Wで動作する。AIBエディションは、冷却ソリューションと箱出しのブーストクロックによって、より多くの電力を消費する可能性がある。
RTX 5070 Tiは2月20日に、RTX 5070はその数週間後の3月に発売される予定だ。
どちらのカードも前モデルと比較して50ドル値下げされているが、カスタム・エディションはかなり高額になる可能性がある。
NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti 16GBグラフィックスカード
NVIDIA GeForce RTX 5070 Tiは、8960のCUDAコアを持つGB203 GPUをカットダウンして搭載する。
メモリ側は、RTX 4070 Ti SUPERと同じ16 GB VRAMを搭載するが、全く新しいGDDR7メモリチップでアップグレードされ、4070 Tiより78%アップの896 GB/秒の帯域幅を提供する。
スペックページによると、GeForce RTX 5070 Tiは2.45 GHzのブーストクロックで動作する。
性能面では、NVIDIA GeForce RTX 5070 Tiは、RTX 4070 Tiの2倍のアップリフトを提供する一方で、価格は749米ドルであり、4070 Tiおよび4070 Ti SUPERの改良とDLSS 4機能のサポートを考えると、4070 Tiおよび4070 Ti SUPERよりも優れている。
NVIDIA GeForce RTX 5070 12GBグラフィックスカード
NVIDIA GeForce RTX 5070に話を移すと、このグラフィックスカードは、PG147リファレンスPCBにGB205 GPUを搭載する。
GPU側には最大6144個のCUDAコアが搭載され、メモリ側には既存の12GB RTX 4070（192ビット）と同様に、12GBのメモリを搭載した192ビットバスインターフェースが採用される。
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このカードは28Gbpsのメモリ速度を特徴とし、総帯域幅は最大672GB/秒となる。
これは、RTX 4070およびRTX 4070 SUPER GPUに対して33%の帯域幅の増加となる。
この特定のバージョンは250WのTBPを特徴とし、RTX 4070 SUPER（220W）より+14%増加します。
NVIDIA GeForce RTX 5070は、RTX 4090よりも高速で、価格はわずか549ドルだという。
そのため、このカードは、500ドルの大台に近いハイエンドセグメントで強力な製品になるはずであり、AMDが最近発表したRX 9070シリーズのグラフィックスカードにとって大きな脅威となる。
NVIDIA GeForce RTX 5070 TiとRTX 5070は、どちらも強力な1440pカードとしてリストアップされているが、5080は4Kゲーミング路線だ。
参考までに、Blackwell「RTX 5000」GPUの各最大構成が何を提供するかは分かっており、GB205の最大構成は5 GPCまたは50 SMで、合計6400 CUDAコアです。RTX 5000 SKUがどのように配置されているかは、以下のリストで見ることができる：
- GB202 (FULL) -> 192 SM / 24576 コア (100%) / RTX 5090 -> 170 SM / 21760 コア (88.5%)
- GB203 (FULL) -> 84 SM / 10752 コア (100%) / RTX 5080 -> 84 SM / 10752 コア (100%)
- GB205 (FULL) -> 50 SM / 6400 コア (100%) / RTX 5070 -> 不明 SM / 不明 (不明 %)
NVIDIA GeForce RTX 5080は1月30日に発売され、RTX 5070 TiとRTX 5070は2月に発売される。すべてのカードは、カスタムのバリエーションと好評のFounders Editionモデルで発売される。
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NVIDIA GeForce RTX 5000 GPUのスペック（暫定版）：
| グラフィック カード名 |
NVIDIA GeForce RTX 5090 |
NVIDIA GeForce RTX 5080 |
NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti |
NVIDIA GeForce RTX 5070 |
NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti |
NVIDIA GeForce RTX 5060 |
| GPU 名 | Blackwell GB202-300 |
Blackwell GB203-400 |
Blackwell GB203-300-A1 |
Blackwell GB205-300-A1 |
Blackwell GB206? |
Blackwell GB206? |
| GPU SM数 | 170 (192 Full) | 84 (84 Full) | 70 (84 Full) | 50 (50 Full) | 未定 | 未定 |
| GPU コア数 | 21760 (+33%) | 10752 (+11%) | 8960 (+16%) | 6144 | 未定 | 未定 |
| クロック | 2.41 GHz | 2.62 GHz | 2.45 GHz | 2.51 GHz | 未定 | 未定 |
| L2 キャッシュ | 未定 | 未定 | 未定 | 未定 | 未定 | 未定 |
| メモリ容量 ・種類 |
32 GB GDDR7 (+33%) |
16 GB GDDR7 (0%) |
16 GB GDDR7 |
12 GB GDDR7 |
16 GB GDDR7 |
8 GB GDDR7 |
| メモリバス幅 | 512-bit (+33%) | 256-bit (0%) | 256-bit (0%) | 192-bit (0%) | 128-bit (0%) | 128-bit (0%) |
| メモリ速度 | 28 Gbps | 30 Gbps | 28 Gbps | 28 Gbps | 28 Gbps? | 28 Gbps? |
| メモリ帯域幅 | 1792 GB/s | 960 GB/s | 896 GB/s | 672 GB/s | 448 GB/s | 448 GB/s |
| TBP | 575W (+27%) | 360W (+12.5%) | 300W (+10.5%) | 250W (+14%) | 未定 | 未定 |
| 補助電源 コネクタ |
12V-2×6 (16-Pin)*1 |
12V-2×6 (16-Pin)*1 |
12V-2×6 (16-Pin)*1 |
12VHPWR (16-Pin)*1 |
12VHPWR (16-Pin)*1 |
12VHPWR (16-Pin)*1 |
| 発売時期 | 2025/1 | 2025/1 | 2025/2 | 2025/2 | 2025/3-4 | 2025/3-4 |
| 価格 | $1999 US | $999 US | $749 US | $549 US | 未定 | 未定 |
解説：
RTX5070Tiは2月20日に発売、RTX5070は3月に発売
RTX5090/5080は世界的に品不足になっていますか゛、RTX5070/Tiはどうでしょう。
今回もRTX5070TiとRTX5070との性能差は結構大きいように思います。
この辺りから比較的買いやすい価格帯になってきますから、購入しようと考える方も多いのではないかと思います。
在庫に関してはそれほど心配する必要はないのではないかと思います。
スペック的に見て、ワークステーション用に使うのはかなり厳しいと思います。
よってゲーム用途が中心でしょうし、特にRTX5070は最初から数が出るとわかっているわけですから、ある程度の数は用意されているものと思います。
初期出荷分は完売すると思いますので、いち早くほしい方は争奪戦に参加するしかないですね。