Intel Arc Celestial「Xe3」とBattlemage「G31」GPUが登場、ブルーチームがディスクリート・セグメントにオールイン

IntelがディスクリートGPUセグメントを放棄するという報道は、次世代チップArc Celestial 「Xe3 」と上位チップBattlemage 「G31 」のより確かな証拠がオンラインに登場するにつれて、徐々に消えつつある。

IntelがArc Celestial「Xe3」とBattlemage「G31」ディスクリートGPUを初公開し、Xe3とXe4 GPUの開発を再確認した。

Intelはこのほど、Arc B580およびArc B570グラフィックスカードを搭載した次世代Battlemage Bシリーズラインナップを発表した。

これらのグラフィックスカードは、米国で250ドル以下の価格帯のメインストリームセグメントをターゲットとしており、AMDやNVIDIAの既存および今後のソリューションと競合することになります。

IntelはArc Battlemageラインナップでまずゲーミングマスをターゲットにしており、AMDもRDNA 4 「Radeon RX 8000 」ラインナップで追随しようとしているが、Intelはちょっとしたサプライズを用意しているようだ。

Huge battlemage G31 non R&D shipment from malaysia🤔 pic.twitter.com/mjUkR4WqS1

— Tomasz Gawroński (@GawroskiT) December 3, 2024

NBD.ltdの出荷マニフェストで発見された最新の動向では、Intel BMG-G31 SoCが再び発見された。これは、今後数ヶ月のうちに、よりハイエンドのBシリーズグラフィックスカードが提供される可能性が残っていることを意味する。

Arc B580とB570 GPUはBMG-G21 SoCを搭載しており、G31 SoCはより多くのXe2コアを利用し、B770などのSKUに統合されると言われている。

IntelのTom Petersen氏は、より強力なArc Bシリーズ・グラフィックス・カードが後に登場することを示唆しており、このチップはそれらのディスクリート製品に使用される可能性がある。

Intel’s Tom ‘TAP’ Petersen hinted on The Full Nerd live show that a more powerful Arc B-series dGPU will release later (G31) <- Not his exact words

Team is already working on Xe3 architecture

Graphics driver team has completely restructured how DX9 an DX11 works on Arc

— Haze (@Haze2K1) December 3, 2024

IntelのCelestialまたはXe3ディスクリート製品に目を移すと、出荷元はCelestial SKUに使用される内部コードネームである「Panther Falls」ディスクリートGPUをいくつかリストアップしている。

リストアップされたSKUは全てArcラインナップに属し、@Haze2K1によって発見されたようにたくさんある。

IntelはすでにCelestialに関する作業が完了したことを確認しており、エンジニアは現在Druid「Xe4」製品の開発に向けてスピードを上げている。

Since Intel Arc B-Series GPU will be officially revealed tomorrow https://t.co/NMuYuvRwKE just know that C-Series discrete graphics cards are in development as well! #IntelArc

Alchemist = Niagara Falls
Battlemage = Churchill Falls
Celestial = Panther Falls
Frd or “Fred” = Arc pic.twitter.com/TMIC9v2MmA

— Haze (@Haze2K1) December 3, 2024

@GawroskiT Here you go 👑🪽 pic.twitter.com/sy5iC1X2w1

— Haze (@Haze2K1) December 3, 2024

このリストには、PCBやフルボードを含む様々なQSまたはQualification Samplesが含まれている。

もう1つのIntel Arc CelestialディスクリートGPUは、Tomasz Gawronski氏によって発見されており、128 EUまたは16 Xe3モデルと思われる。

IntelのPanther Lake CPUには、最大12 Xe3コアのArc Xe3 GPUが搭載されることがわかっているので、これはエントリーレベルのディスクリートオプションになるかもしれない。

これらの動きは、Arcがキャンセルされるという最近の噂を終わらせるのに十分だと思う。

同社は第2世代Arc製品を発表したばかりであり、次期・次世代ラインナップの開発を確認する一方、Battlemage GPUファミリーの中でよりハイエンドの製品を発表する可能性も示唆している。

B580やB570のようなGPUは、メインストリームセグメントにおける強力な競争相手としてブルーチームを確固たるものにするはずだ。

Intel ARCゲーミングGPUラインナップ

ソース：wccfteh – Intel Arc Celestial “Xe3” & Battlemage “G31” GPUs Spotted, Blue Team Going All-In For The Discrete Segment

解説：

NBD.ltdの出荷マニフェストからIntel ARCのいくつかのモデルが見つかる

Battlemage の上位モデル向けチップであるBMG-G31の型番とCelestialの内部コードネームであるPanther Fallsが見つかっているようです。

Intelのみならず、AMDもNVIDIAも次世代GPUの発売に向けた動きが活発になっています。

その中で先陣を切っているのはIntelで新規参企業にふさわしい勢いですね。

Battlemageの上位モデルチップですが、BMG-G31となっています。

AlchmistがACM-G10/ACM-G11となっていたのと違っています。

BMG-G21がB580/570向けでBMG-G31がB770/750向けということになるのでしょうか。

この命名規則で判断するとB380が用意されているとしたらBMG-G11ということになりますね。

ディスクリートはここまでですが、内臓GPUに関しては早くもCelestialの名前が踊っています。

PantherLakeはIntel18Aで製造されるとされていましたが、頓挫したようですので、TSMC3nmで製造されるのでしょうね。

元記事の末尾の表で目を引くのはCelestialの予定が2025年になっているところです。

内臓GPUではなく、単体GPUも1年更新は難しいと思いますので、内臓GPUのことなのでしようね。

もし、単体GPUを来年に更新するならば、AMDとNVIDIAとの同グレードの性能差はかなり小さくなると思います。

あまりよくない話の多いIntelですが、GPU事業は今後の柱としては放棄するつもりは一切無いようです。

Alchemistはさんざんな評価でしたが、Battlemageはおそらく「普通に使えるようになった」という評価を受ける製品になると思います。