AMD Strix Point 「Ryzen AI 300 」を搭載したONEXFLY F1 Proは、同チップを搭載した初のゲーミングハンドヘルド機で、1099ドルで販売される。
ONEXFLY F1 ProはAMDのStrix Point 「Ryzen AI 300 」APUを統合した最初のデバイスとなるが、高額な価格タグが付けられている。
OneXPlayerの子会社であるOne-Netbookは、AMDの 「Strix Point 」APUを搭載した初のハンドヘルド機をリリースする予定だ。
AMDのPhoenixラインアップが比較的早く採用されたことから、我々はStrix Point APUがハンドヘルド市場でスポットライトを浴びることを期待していたが、それは今まで実現しなかった。
前回のレポートでは、ONEXFLY F1 Proを詳しく取り上げ、そのゲーミング性能で業界に革命を起こすことをお伝えした。
そして今回、初期価格に関する情報を入手した。見たところ、ONEXFLY Proは実に高価なデバイスだ。
このハンドヘルド機は、Ryzen AI 9 365からRyzen AI 9 HX 370まで、いくつかの構成が用意されている。
これには32GBのLPDDR5x-7200メモリと1TBのストレージ容量が含まれる。より大容量のストレージをお探しなら、メーカーは2 TBモデルも提供しており、価格は365が1199ドルから、370が1439ドルからとなる見込みだ。
Ryzen AI 9 HX 370には4 TBモデルも用意されており、価格は1699ドルからとなる。
全体として、すべての構成の価格帯は1000ドルを超えており、ハンドヘルド・デバイスに支払う金額としては相当なものであることは間違いないが、搭載されているスペックを考えれば、悪い買い物ではないかもしれない。
ONEXFLY F1 Proについて簡単に説明すると、7インチ1080P 144Hz OLEDディスプレイを搭載し、48.5Whのバッテリーを搭載しているため、安定したバッテリー駆動が可能です。
さらに、2x USB 4.0接続、1x USB-A 3.0接続、microSDカードスロットも搭載している。
このハンドヘルド機はプレミアムなデザインで、RGBに光るジョイスティックと側面にあるメーカーのブランドロゴが見た目を引き立てている。
先日、ONEXFLY F1 Proのパフォーマンスに関するベンチマークが公開された。このデバイスは、1080pの低設定で「Black Myth: Wukong」を50~60FPSで実行できたことが明らかになった。
全体として、ONEXFLY F1 Proはハンドヘルド市場のハイエンド・セグメントをターゲットにしており、おそらく世の中にあるものの中で最速であろうが、ASUSやMSIと比較して、同様に小売店の店頭で見られるかどうかが大きな問題である。
解説:
世界初のStrix Point搭載携帯ゲーミングPC「ONEXFLY F1 PRO」が登場するようです。
カスタマイズ可能で1099ドルから1899ドルまでの価格で本日の為替レートで日本円に直すと、168,147~290,547円となります。
うーん高いですねえ。
4-5年前は1ドル100円くらいだったので、それと比べるとかなり割高に映ります。
しかし、1024SPのStrix Pointの性能は格別で当面は地上最強の携帯機の名をほしいままにできるでしょう。
1080pの低設定で「Black Myth: Wukong」を50~60FPSでプレイできるとのことで、非常に重たいと評判のゲームを低設定とは言え携帯機でプレイ可能とのことですから、かなりすごい性能だと思います。
非常に高価で特別感のある機種ですが、ASUSやlenovoに頑張っていただけることを期待したいところです。
Phoenixは大人気すぎてインディーズハードメーカーの需要にこたえることができませんでしたが、今回は需要がある程度読めるでしょうから、各社からAMD製APUを搭載した強力な携帯ゲーミングPCの登場が期待できそうです。