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AMD Radeon RX 8000 「RDNA 4 」モバイルGPUに16GB、12GB、8GBのバリエーション、最大175WのTGPが登場

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AMDの次期Radeon RX 8000 「RDNA 4」 Mobile GPUラインアップの最初の仕様がGolden Pig Upgrade Packによって明らかにされた。

AMDは少なくとも4つのRadeon RX 8000 「RDNA 4 」モバイルGPUを発表する見込み、最大16GBと175W TGPを搭載

BilibiliのGolden Pig Upgrade Packは、最新のAMD Ryzen APUとRadeon GPUに関する報道の続きとして、RDNA 4 GPUアーキテクチャに基づくAMD Radeon RX 8000モバイルファミリーに期待されるSKUの最初の詳細を共有した。

今回の発表によると、AMD Radeon RX 8000 「RDNA 4」 GPUのラインナップには、少なくとも以下の4つのSKUが含まれる:

  • R25M-E6 (Navi 48?) – 16 GB / 256bit
  • R25M-E4 (Navi 48?) – 12 GB / 192bit
  • R25M-P6 (Navi 44?) – 8 GB / 128bit
  • R25M-P4 (Navi 44?) – 8 GB / 128bit

Benchlifeは以前、4つのバリエーションを報告していたが、それらはデスクトップ・ファミリーの一部だった。

主な違いは接尾辞の 「D 」と 「M 」に見られ、前者はデスクトップ、後者はモバイルを指す。デスクトップのバリエーションは以下の通り:

  • Navi 48 SKU #1 – R24D-E8
  • Navi 48 SKU #2 – R24D-E6
  • Navi 44 SKU #1 – R25D-P8
  • Navi 44 SKU #2 – R25D-P4

最初の2つのSKUは、Radeon RX 7900M(Navi 31)とRX 7800M(Navi 32)GPUを置き換える予定だ。

R25M-E6のSKUは、16GBと256ビットのメモリ構成で、TDPは80-175Wとなる。

2番目のSKUであるR25M-E4は、12GB&192ビットメモリ構成で、TDPは80-175Wとなる。

メモリ構成の通り、これら2つのSKUはNavi 48 GPUをベースにしており、前者はXT、後者はXLバリアントが採用されているようだ。

次に登場するのは、RDNA 3(Navi 33)グラフィックス・アーキテクチャに基づくエントリーレベルのRX 7600M XTおよびRX 7600M GPUを置き換える2つのNavi 44 SKUと思われる。

これらのSKU、R25M-P6とR25M-P4は、8GBと128ビットのメモリ構成を採用し、TDPの範囲は上位の「XT」SKUが75~150W、「XL」SKUが50~130Wとなる。

モバイル向けRDNA 4 GPUがデスクトップ向けと同じメモリ速度を維持するかどうかは不明だが、後者は18、19、20 Gbps GDDR6メモリ構成で提供される見込みだ。

AMD Radeon RX 8000「RDNA 4」GPUファミリーに加え、モバイル・セグメントでは、同じRDNA 3グラフィックス・アーキテクチャを維持するエントリーレベルのノートPC向けのNavi 33リフレッシュも発表されるが、いくつかの最適化が見られる。

これらはRDNA 3.5グラフィックスアップデートを搭載する可能性は低い。

全体として、これら4つのSKUは、2025年のCESで発表され、2025年の第1四半期に発売されると予想されているデスクトップ向け製品に見られる構成と非常によく似ている。

AMD RDNA世代GPUラインナップ

Radeon
ラインナップ
Radeon
RX 5000
Radeon
RX 6000
Radeon
RX 7000
Radeon
RX 8000
GPU
アーキテクチャー
RDNA 1 RDNA 2 RDNA 3 / RDNA 2 RDNA 4
製造プロセス 7nm 7nm 5nm/6nm 4nm?
GPU
ファミリー
Navi 1X Navi 2X Navi 3X Navi 4X
フラッグシップ
GPU
N/A Navi 21
(5120 SP)
Navi 31
(6144 SP)
Navi 41
(キャンセル済?)
ハイエンド
GPU
Navi 10
(2560 SP)
Navi 22
(2560 SP)
Navi 32
(4096 SP)
Navi 48
(4 SE?)
ミドルレンジ
GPU
Navi 12
(2560 SP)
Navi 23
(2048 SP)
Navi 33
(2048 SP)
N/A?
エントリー
GPU
Navi 14
(1536 SP)
Navi 24
(1024 SP)
Navi 34
(1024 SP)?
Navi 44
(2 SE?)

ソース:wccftech – AMD Radeon RX 8000 “RDNA 4” Mobile GPUs Include 16, 12 & 8 GB Variants, Up To 175W TGPs

 

 

 

 

解説:

Navi4xはこのようになる

モバイル

  • R25M-E6 (Navi 48?) – 16 GB / 256bit
  • R25M-E4 (Navi 48?) – 12 GB / 192bit
  • R25M-P6 (Navi 44?) – 8 GB / 128bit
  • R25M-P4 (Navi 44?) – 8 GB / 128bit

デスクトップ

  • Navi 48 SKU #1 – R24D-E8
  • Navi 48 SKU #2 – R24D-E6
  • Navi 44 SKU #1 – R25D-P8
  • Navi 44 SKU #2 – R25D-P4

です、これに加えてモバイルではNavi33(RX7600M/XT)がリフレッシュされるとのこと。

R24/R25の後の英字がDがデスクトップ、Mがモバイルということのようです。

デスクトップではどうなるのかわかりませんが、上のモデルに加えてRX7600無印が継続で生産される可能性は低いのかなと思います。

理由はデスクトップ製品は最初からぎりぎりの価格で発売されることが多いこと、現代の最新GPUがこれ以上安価に販売するのが難しいことです。

一説によるとNavi48が3584SP程度といわれていますので、Navi44は1792-2048SP前後です。

ここにTSMC6nmとは言えNavi33搭載のRX7600無印をこれ以上安価な価格で販売するのは難しいと思います。

販売を継続するならば、Navi34の方だと思います。

ただし、Navi44はもともとNavi34の後継という位置づけだと思いますが、Navi44がNavi34と同じくらいの価格で出せるならばその線も薄いかなと思います。

Navi48/44は噂によるとSamsung4nmとのことですから、価格の方も大いに期待できるのではないでしょうか。

私が推測するRX8000シリーズのモデルナンバー

  • RX8600XT・・・Navi48 16GB
  • RX8600・・・Navi48 12GB
  • RX8500XT・・・Navi44 8GB
  • RX8400・・・Navi44 8GB

今までのモデルから予想すると上のような形になるのではないかと思います。

Navi48は3584SP程度ということなので、RX8700系列のナンバーをつけるのには抵抗があります。

どうするのかはAMD次第ですがあまり名前で盛って名前負けはしてほしくないかなあと思います。

WSL2上の話ではありますが、Radeonもようやく公式にWindowsでAIプログラムが動かせるようになりましたので、RDNA3はRadeonのAI元年モデルにあたると思います。

当サイトでも非公式に対応していたZLUDAのセットアップスクリプトを配布しておりましたが、ライセンス違反の疑いがあるということでメンテナンスは中止しています。

AIは世代が新しくなると半導体の進歩以上に性能が進化するのか普通なので、AI2世代目にあたるRDNA4ではぜひともRDNA3の数倍の性能を発揮してほしいところです。

この辺り、GeforceとRadeonの格差が小さくなってほしいところです。

IntelはWindowsでのWebUIの対応をAI Playgroundという形で解決していますが、それに相当する対応も期待したいところです。

 

 

 

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