ロイター – エヌビディア、8─10月見通しさえず株価下落 5─7月決算は予想超え
NVIDIAの株価が下落しています。
理由は2024Q2の業績が期待に届かず、2024Q3の見通しがあまりさえなかったからだそうです。
しかし、決算は前期比売り上げ122%と好調でこれで株価が下がる意味がわかりません。
この株価の下落を受けて市場ではAIという虚業が終わりを迎えたと発言している人もいます。
AIは人の仕事を奪う典型的な技術ですから嫌う人は多いでしょう。
日本でもアメリカでも損害保険の査定部門などはすでにAIでリストラされており、今後も職を失う人は多数出ると思います。
それを考えるとやはりよくないイメージを持つ人たちが少ながらず出るのは仕方ないかなと思います。
日本の野村證券のアナリストの見解では、利益確定売りではないかとされています。
業績は見通しを上回っているのに、株価が下落するのは本当に解せません。
私の見解
私がどう考えているかですが、NVIDIAの株価はバブルでオプション取引などで実態以上に釣り上げられていますから、今後も市場からの期待を裏切る材料が出たら見通しをクリアしていても株価が下がる可能性は大きいと思います。
というより、ほんの少しの材料だけで乱高下するといった方が正しいと思います。
今は猫も杓子もAIで中でもNVIDIAはAIをけん引する存在です。
それだけに実態上に株価が釣り上げられると乱高下する原因になると私は思います。
絶好調のAI忍び寄る影
絶好調の生成AIですが、潜在的に不安材料は大きいです。
カリフォルニア州ではAIに対する規制法案を可決しました。
世界中のイラストレーターやアーティストなどが生成AIの無断学習に対して懸念を表明しています。
私はどちらかといえばAI推進派に属すると思いますので、学習に法律的な問題があるとは思いません。
しかし、日本人は比較的行動しない国民性なのでどうなるのか不明ですが、そのうち外国で無断学習に対する適法性を問う裁判が行われると思います。
AIが学習するアルゴリズムを精査して、複製に当たるのかどうかというのを問われることになるのではないでしょうか。
個人的にはコンプライアンスを謡っておきながら、説明責任を果たさず、クリエイターから反発を受ける行為を繰り返すのはいかがなものかと思います。
どうせ使うならば気持ちよく使いたいですからね。
生成AIは素晴らしいものですが、その学習の是非については今後も議論が進んでいくと思います。