NVIDIAは、GeForce RTX GPUとAI PCプラットフォームのバッジを静かに更新し、「Powering Advanced AI」という新しいキャッチフレーズを盛り込んだ。
NVIDIAは、より高速なコンシューマー向けおよびデータセンター向けチップでAIセグメントをリードし、GeForce RTXには新しい「Powering Advanced AI」というキャッチフレーズを導入した。
NVIDIAがGeForce RTXのバッジを更新することはあまりない。最後の大きな更新は、GeForce GTXからGeForce RTXブランドへと移行した2018年の最初のRTXシリーズ・グラフィックスカードの導入であり、その後、同社は「GeForce RTX」バッジを、RTX 2000およびRTX 3000シリーズでフィーチャーされたより攻撃的なものと比較して、よりシンプルでモダンなトーンに改訂した。
現在、同社は「GeForce RTX」バッジに「Powering Advanced AI」という新しいキャッチフレーズを追加している。
この新しいキャッチフレーズの追加は、グリーンチームのコンシューマーレベルのハードウェアで提供されるAIの能力を強調するためである。
同社は、DLSS、DLSS Frame Gen、DLSS Ray Reconstruction、ChatRTX、ACEなどのアプリケーションやテクノロジーでAIをリードしてきた。
現在、600を超えるRTXアプリがあり、さらに多くのアプリが開発中である。
NVIDIAはまた、AMD、Intel、Qualcommの主要なSOCに統合されている既存のNPUで提供されているわずか50~60TOPSに対して、数百、場合によっては数千のAI TOPSを提供し、コンシューマー向けプラットフォームがいかにプレミアムな「AI PC」体験を提供するかを強調している。
この新しいケースバッジは、DIY GPUを提供したり、NVIDIAハードウェアを搭載した組み込み済みのPCやノートPCを提供しているOEMやパートナーによってすでに使用されています。
GeForce RTXプラットフォームは、単なるゲーミング・ソリューションにとどまらず、コンテンツ制作、ハイエンド・レンダリング、ワークステーション用途など、さまざまな用途に使用されています。
\各世代で、NVIDIAはいくつかの大きな性能アップグレードをもたらしており、次世代「Blackwell」RTX 5000ラインナップは、現在の「Ada」RTX 4000シリーズで可能なものよりもさらに高速なAI性能を特徴とすることが期待できます。
ソース:wccftech – NVIDIA “Powering Advanced AI” Is The New Tagline For GeForce RTX GPUs & AI PC Platforms
解説:
さて、NVIDIAがRTXのロゴを変更するようです。
従来の押出の強いロゴではなく、黒と緑を基調にした落ち着いたロゴになるようです。
下に「Powering Advanced AI」の文言を入れ、実質的なAIにおける勝利宣言といってもよいのではないかと思います。
RTX5000シリーズで実装されるとされる、レイトレーシングに関するAI処理ですが、おそらく、Turingで始まったレイトレーシング+DLSS(AI処理)というものの意味がようやく理解できるような形で新しい技術が実装されるのではないかとわたくしは考えています。
私の純粋な予想では、ここでレイトレーシングの方が従来のラスタライズより処理が軽くなり開発もしやすくなるのではないかと考えています。
理由はNVIIDAが当初からそのように宣言していたからです。
あの約束が空手形でないのであれば、何らかの形でその意味が一般人にも理解できるレベルで降りてくるのかなと思います。
DLSSはアップスケーリングにAI処理を組み合わせていましたが、レイトレーシングはノイズリダクションにAI処理を組み合わせるとされています。
そういう意味でRTX5000シリーズ、Blackwellが見せてくれる未来がどのようなものになるのか今から楽しみにしています。