Linux OSの世界市場シェアは4.5%近くに達しており、他のOSに対するユーザーの関心の高まりを示唆している。
Linux OSの市場シェアは、現在の傾向では2025年初頭に5.0%に達する可能性がある。
オープンソースのLinux OSは、2024年に人気が急上昇する。
Linux OSの世界市場シェアは過去最高の4.44%を記録し、全OSの中で3番目の人気OSとなった。
1位は依然としてWindowsで、2位はmacOS Xである。
様々なOSがLinux OSよりも高いシェアを占めているが、後者はその驚異的な柔軟性、セキュリティ、安定性により、個々に絶大な人気を誇っている。
Statcounterの最新統計によると、2024年7月、Linuxの世界OS市場シェアは7月だけで約0.39%上昇し、前月比4.05%から4.44%に増加した。
Linuxのシェアが4.05%から4.44%に増加した。
Linuxが4.5%の大台に乗ったのはこれが初めてで、今後数ヶ月で徐々に増加する可能性がある。
2024年は、2月と3月にLinux OSのシェアが初めて4.0%を超えたが、4月は3.88%、5月は3.77%に落ち込んだ。
6月には4.05%に回復し、7月には4.44%と、2023年7月と比較して約42%上昇した。
過去にさかのぼってみると、Windows OSの人気が著しく低下している一方で、Linux OSは継続的に上昇傾向にあることがわかる。Windows OSが依然としてデスクトップやモバイル・デバイスで最も人気があり、広く使われているOSであるのに対し、Linux OSは2024年の219億7000万ドルから2032年には996億9000万ドルに成長すると予想されている。
Linux OSはその柔軟な性質から、ユーザーが必要に応じてOSを変更したり拡張したりすることができる。
現在では、LinuxベースのSteamOSを採用したSteam Deckのような人気のゲーム用ハンドヘルド機にも採用されている。
配布が容易で、コミュニティによるサポートも非常に充実しているため、Linuxは現代のコンピューターやモバイル・プラットフォームにとって使いやすいOSとなっている。
一方、Windowsはブロートウェアやハードウェアの制限のために人気を失いつつある。
Linuxとは異なり、マイクロソフトはローカルアカウントでのWindows 11の使用に制限をかけており、ユーザーはWindows 11のTPM 2.0要件を回避できないため、古いハードウェア上のWindows 10からWindows 11への切り替えが難しくなっている。
MacOSは他のすべてのOSよりもかなり高価なプラットフォームであるため、ユーザーには費用対効果が高く、Windows OSと同じくらいパフォーマンスが向上しているLinuxが残されている。
我々は、NVIDIAのLinuxドライバがプロプライエタリ・ドライバと真っ向から対立し、NVIDIAをLinux用のオープンソースGPUカーネル・モジュールに移行させていることを見てきた。
同様に、AMDも2カ月前、次期GPUのためにLinuxカーネルでRDNA 4のサポートを追加した。
ソース:wccftech – Linux OS Now Has A Market Share of 4.44%, Highest Ever In Years
解説:
Linuxのシェアが4.4%に
Windowsは少しずつ下がり続けLinuxは少しずつ上がり続けています。
現状のLinuxを見ていると爆発的にシェアが増えるようには見えませんが、今後も徐々に増えていくのかもしれません。
その一つのきっかけになるのはWindows10のサポート終了でいよいよ来年に迫りました。
Windows10のサポート終了は2025年10月14日になります。
ここでLinuxに以降してPCを使い続ける方も一定数出るのではないかと思います。
1割を超えると無視ができない勢力になっていくと思います。
しかし、そこまではなかなか難しいのではないかと思います。
有料で積極的にサポートをかけていくディストリビューションが出てきてもおかしくはない状況だとは思います。
マイクロソフトもARM版Windowsを出しており、OSの世界も大きく変わっていく予兆が見えています。
macの世界シェアは16.5%なので、LinuxがWindows10のサポート終了で大きくシェアを伸ばすことがあれば、一つの勢力として存在感を発揮してくるかもしれません。
10%を超えるとかなり存在感がありますが、そこまでは難しいでしょう。