AMDの次世代CPU Ryzen “Zen 5 “は早ければ8月に発売され、最初のMini PCはその数ヶ月後に登場する可能性がある。
AMD Ryzen “Zen 5 “CPUは8月に発売、最初のミニPCは数カ月後に登場予定
ミニPCメーカーのAOOSTARは最近、Radeon RX 7650 XTモバイルリフレッシュGPUなど、いくつかの近日発売予定の製品について明らかにしたほか、Zen 5コアアーキテクチャに基づく次世代Ryzen CPUが8月に登場する見込みであることを明らかにした。
さて、興奮する前に言っておくが、ミニPCメーカーはデスクトップSKUではなくモバイルチップをベースにミニPCを製造しているため、おそらくAMD Strix「Zen 5」APUを指しているのだろう。
とはいえ、Zen 5コア・アーキテクチャを採用した次世代RyzenデスクトップCPUは、同時期にAM5ソケット・プラットフォームに登場すると予想される。
AOOSTARによると、次世代AMD Ryzen「Zen 5」CPUは8月に発売される見込みで、Strixラインナップを搭載した最初のミニPCは10月までに出荷される見込みだ。
さて、AMDのStrix APUが何をもたらすかというと、前述のZen 5コアを搭載したまったく新しいCPUコア、まったく新しいRDNA 3+ iGPUアーキテクチャ、そしてHawk Pointの3倍のTOPS(~45 TOPS)を提供する最新のXDNA 2 AI NPUなど、あらゆる面で大幅なアップグレードが期待されている。
AMDのStrix APUには、12個のCPUコアと16個のRDNA 3+ iGPUコアを搭載する標準的なモノリシック設計と、最大16個のコアと最大40個のRDNA 3+ iGPUコアを搭載するハイエンドのStrix Haloチップの2種類がある。
後者は2024年後半から2025年前半まで広く利用される予定はないため、最初のAMD Zen 5 Mini PCはモノリシックStrixチップを搭載すると予想される。
デスクトップ向けAMD Ryzen CPUについては、実際に登場しつつあり、最新のAGESA BIOSをサポートするAM5マザーボード・セグメントで準備が整いつつある。
一部のマザーボード・メーカーは、これらのチップ用にRyzen 9000シリーズのブランド名まで公表しているが、AMDのStrixのように内部ブランド名が変更されたため、デスクトップ向けにも土壇場での変更が予想される。
AMDのComputex 2024の基調講演は、間違いなくZen 5製品の発表でいっぱいになるだろう。
ソース:wccftech – AMD’s Next-Gen Ryzen “Zen 5” CPUs Might Be Launching As Early As August
解説:
Zen5は8月に発売か?
ちょっと驚くべきことにZen5が8月発売になるといううわさが出ています。
8月にAPUが発売(発表)されて10月にはミニPCが発売されるとのことです。
ノートPCは出ないのですかねえ。
6-8月にはIntelもLunarLakeを搭載した製品を発売する予定になっています。
実際に具体的な製品名が上がっているのはSnapdragon X シリーズ搭載製品のみですが、IntelゃAMDも少し遅れて製品を発売するようです。
AMDの場合、年末にデスクトップ製品を発売し、1月のCESでAPU製品を発表し、4月頃から順次ノートPCやミニPCで搭載製品を発売というのが今までのスケジュールでした。
5月にマイクロソフトがCopilot+PCの規格を発表し、QualcommのSnapdragon Xシリーズが最初の対応製品とされましたが、おそらく、Copilot+PCの40TOPS以上のNPUという基準をクリアするために何らかの変更を行ったのではないかと思います。
そのため、今の時期にずれ込んだという見方もできます。
AMDのはSoundWaveというARMのAPUを準備しているといわれていますが、明らかに優遇されているQualcommに対して優位性を確保するために設計しているのもかしれません。