YoutubeチャンネルのMLID(Moore’s Law Is Dead)から驚くべきニュースが飛び込んできたのでお知らせします。
AMD Sound Wave APUリーク(2024年5月)
- CPUはARMアーキテクチャを採用
- NPUは “非常にパワフル”
- クアルコムからMS Surfaceを勝ち取るために作られた
- 2026年発売予定
上級管理職がこのプロジェクトに注目している
リーダーシップは、「Strixのような結末」(デザイン変更のために遅延を要した)にならないよう、有能かつ迅速に進行するよう主張しているようだ。
私は、AMDがSound Waveにとってタイミングが特に重要になると考えており、スケジュールに遅れたり、予定より遅れたりするようなことがあれば、プロジェクトを中止することも辞さないのではないかと見ている。
MLIDソースからSoundWaveへの反応:
AMDのパートナー:正直なところ、私はARMのWindows PCが巨大になると思っている。AMDとIntelが長い間ARMを無視していた主な理由は、単にWindowsとうまく動作しなかったからだと思う。
インテルのソース:私の最初の反応は、SoundWaveは馬鹿げて聞こえるということでした!
少なくともインテル内部では、9-15W以下で動作しない限り、ARMが本当に効率的な利点をもたらすとは考えていない。
とはいえ、もしAMDが本当にこのようなことをやっているのなら、私は彼らのイノベーション精神に敬意を表します。
これは裏目に出る可能性のあるリスキーな行動だが……今後10年間でモバイル市場を完全に手中に収めようと準備しているのかもしれない。
また乗り遅れないことを祈るよ.
小売ソース:ARMのAPUについて尋ねるのはおかしな話だ。最近AMDは、たとえそれがARMシステムのものであっても、できる限り多くのバグレポートを提出するよう求めている!
我々はARM+ Radeonのテストシステムを持っていて、トラブルシューティングを手伝っている、
彼らはいつも、CPU関連で何が原因でクラッシュしたのか、本当に興味を持っています。
解説:
とりあえずXではご紹介しましたが、AMDの次期APU SoundWaveはARMになるというニュースです。
2026年に発売する予定とのこと。
どうもQualcommのSnapdragon XからSurfaceに採用されているCPUの座を奪うために作っているらしいです。
Intel内部ではばかげているという見解のようですが、非常にリスキーな行動で、そのイノベーション精神には敬意を表するとされています。
ARMは9-15Wなどの低消費電力で動作しない限り脅威にはなりえないというのがIntelの見解のようです。
AMDがここまでやるならばモバイル市場の覇者を目指しているのかもしれないと書かれています。
AMDがWindows市場に参入してきたQualcommを追い落としてその座を奪うという野心を持っているのにはわたくしはちょっと驚きました。
正直、ARM Windowsの結果というのはまだ出ていないので、現時点でのARM Windows PCというのは未知数な部分があるのかなと思います。
わたくしはx86パラダイムに生きている人間ですのでIntelの関係者と同じく、今の段階でAMDがQualcommの立ち位置を目指すのはリスクが大きいのかなと思います。
実際Macを購入するような層は熱烈なApple信者かハードのことは何もわからない一般人がAppleのブランドのみを妄信して購入するケースがほとんどだと思います。
そこでARMとx86の違いを理解している人はほとんどいないでしょう。
Appleが躍進しているのはAppleシリコン故なのか?それともブランドの力なのか?
今後半年間で答えは出ると思います。
AMDはARMの勝利にBETしたということになります。
Intelの評価ではx86はARMには負けてないというものですが、OEMやマイクロソフトはARMが必要と考えているようです。
少なくともAMDのパートナー企業はARMのボリュームが巨大なものになると予想しているようです。
効率が悪いといわれながらも卓越したFab技術で数々のライバルを打倒してきたIntelとx86ですが、逆に攻められることはほとんどありませんでした。
ARMという黒船に勝利することができるのかどうかは重要な分かれ道だと思います。
まだどちらが勝利するとは断言できませんが、今までのSnapdragon Xの情報を見ているとARM優勢ではないかとわたくしは感じます。
NVIDIAシリコンはどうなる?
ゲーミングPCの視点からx86とARMの戦いを見るとARMにすることに今のところメリットは全くありません。
しかし、唯一の例外がNVIDIAがARMに参入してコンシュマー製品を出す場合ですね。
NVIDIAは囲い込みが大好きです自社のプラットフォーム向けに独占的な技術を供給する可能性もあってそこが大きな分かれ目になる可能性もあるのかなと思います。
今のところ音沙汰はありませんが、Grace-HopperのGraceはARM CPUのことですから、出すだけならさほど苦労することもないでしょう
多数のゲームがARM寄りの姿勢を見せるかどうかというのはNVIDIAの動向も関係してくるのかなと思います。