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インテル Core Ultra 9 285K 「Arrow Lake」 デスクトップCPUのクロックは5.5GHz程度と噂される

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インテルのArrow Lake CPU、例えばフラッグシップのCore Ultra 9 285Kのクロックは最大5.5GHzで、最大6.20GHzの既存のRaptor Lake CPUを大きく下回ると噂されている。

インテルArrow Lake-S CPUはRaptor Lake-S CPUに比べクロックが大幅に低下、フラッグシップCore Ultra 9 285Kは最大5.5GHzとの噂

WeiboのMebiuWによる一連の投稿では、インテルの次世代CPU「Arrow Lake-S 「Core Ultra 200」」へのアップグレードを計画しているデスクトップ・ユーザーは、クロックの大幅な後退が予想されるようだ。

現在、Raptor Lake-SのフラッグシップデスクトップチップであるIntel Core i9-14900KSのクロックは最大6.20GHzで、リリースされた量産チップの中では圧倒的に速い。

インテルArrow Lake-SデスクトップCPUのフラッグシップモデル「Core Ultra 9 285K」は、24コア24スレッドで、8コアはLion Cove P-Coreアーキテクチャ、16コアはSkymont E-Coreアーキテクチャを採用すると予想されている。

このチップは8+16の 「H0 」ダイ構成を利用し、6+8ダイはインテル20Aプロセスノードを使用すると言われているが、「Unlocked 」Kシリーズチップも20Aを利用するのか、TSMCの3nmプロセスノードを使用するのかは不明だ。

しかし、ノードの選択にかかわらず、インテルのArrow Lake-S「Core Ultra 200」デスクトップCPUは、大きなクロック速度格差に直面することになりそうだ。

フラッグシップの最大クロックは、5.5GHz前後で14900KSより12%ほど遅くなると噂されている。

これは-700MHzの差で、控えめに言っても相当なものだ。

しかし、インテルはクロックの差を帳消しにするほどコアあたりの性能を高めることができる。

  • Core Ultra 9 285K – 5.50 GHz(最大?)
  • Core i9-14900KS – 6.20 GHz(最大)
  • Core i9-14900K – 6.00 GHz(最大)
  • Core i9-13900KS – 6.00 GHz(最大)
  • Core i9-13900K – 5.80GHz(最大)
  • Core i9-12900KS – 5.50GHz(最大)
  • Core i9-12900K – 5.20GHz(最大)

さらに、インテルArrow Lake-S 「Core Ultra 200 」デスクトップCPUのコアあたりの性能向上は12%未満だろうと説明されている。

つまり、第1世代のArrow Lake CPUはAlder Lake CPUよりも高速になるが、第14世代チップに対する全体的な性能向上はそれほど高くないかもしれないということだ。

以前リークされたインテルの 「内部 」性能予測(Igor’s Labが掲載)では、Arrow Lake-S 8+16 CPUは、同じ消費電力で平均して第14世代より10%程度速くなるはずだとされていた。

ソース:wccftech – Intel Core Ultra 9 285K “Arrow Lake” Desktop CPU Rumored To Clock Around 5.5 GHz

 

 

 

解説:

Core Ultraは速くない

Core Ultraはそんなに高速にはならないようです。

クロックは最大5.5GHz程度となるようです。

Core i9 14900KSの最大クロックが6.2GHzであることを考えると明らかに遅そうです。

14900Kは6.0GHzです。

IPCは12%アップしているという話ですので、こちらをクロックに換算すると5.5GHzのCore Ultraは第14世代の6.12GHz相当となります。

14900Kよりはわずかに高速ですが、14900KSよりは遅いです。

 

HTTも外され、パフォーマンス志向の時代は終わり。

HTTも外されましたので、この分だとマルチスレッド性能は明確に第14世代より遅いかもしれません。

これは、わたくしが前から言っている通り、CPUで性能を稼ぐ時代の終わりを意味するのではないでしょうか。

ARMが出現して今後は明確にCPUには効率が求められるようになると思います。

ハイエンドマザーボードの電力無制限で運用するとK付モデルが壊れるという話題は記憶に新しいですが、そういったことも含めて、もはやCPUで性能競争する時代は終わっていると思います。

今後、性能はGPUで稼ぐことになり、CPUは最低限度のボトルネックにならないような製品にシフトしていくものと思います。

正直、デスクトップ向けのCPUは単体GPUを使うことが前提ですのでNPUは必要ありません。

そのスペースに大容量のキャッシュを搭載して出来る限り低発熱でGPUの性能を引き出せるようにしたほうが良いのではないかとわたくしは思います。

 

 

 

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